台湾との交流促進に向けた訪台
台湾との交流促進に向けた台湾出張の報告です。
台湾の台北市と松江市は、これまでも交流を重ねてきました。2006年2月の春節前建国花市に大根島の牡丹を初出展し、その後も牡丹を通じて友好関係を深め、2014年に松江市と台北市との間で交流促進覚書を締結しています。その覚書をリニューアルする形で、一昨年の10月に、松江市を含む圏域市長会と台北市との間で交流促進覚書を締結。昨年の1月には、圏域市長会として春節前建国花市に初めて参加し、台北市長に就任したばかりの蒋萬安市長と面会することもできました。昨年は6月にFOOD TAIPEIという、食料品の展示会にも圏域市長会として初参加、また、松江市が誇るプログラミング言語Rubyの台北でのコミュニティーが主体となったカンファレンス、Ruby Conf. Taiwanにも台北市政府にお声がけをして、両市で初めて参加しました。そして今回、春節前建国花市に松江市、圏域として台北を訪ね、蒋萬安台北市長とも面会をしてきたところです。
今回の出張は、2月1日から4日まで春節前建国花市への参加と、台湾との産業連携に向けた各機関との協議のために、14名で行ってまいりました。
まず、圏域市長会として春節前建国花市に参加し、牡丹のPRをするとともに、圏域の観光・物産について、私がプレゼンを行いました。多くの台北市民の方に関心を持っていただき、松江のことを知っていただくよい機会になったものと捉えています。また、安来節のパフォーマンス、観光・物産のPRブースも設け試食なども楽しんでいただきました。台北市の蒋市長とご一緒し、今後のさらなる関係の深化についても確認をしております。
また、台北市政府も訪ね、台北市の産業発展局長のほか、観光や教育部門のチームヘッドなどと協議しました。交流促進覚書に基づき、さらなる交流・連携の深化・拡大を図ることを確認しているところです。
また、台北市立大学の学長とも協議しました。台北市立大学は、公立の教育大学と公立の体育学院が合併して開学した大学で、オリンピック選手や音楽家を多数輩出されている大学です。島根大学とも交流協定を締結されており、今後、多方面にわたる連携の可能性があるということで、今回も意見交換を行いました。来年度、台北において松江の伝統工芸作家の展覧会が企画されており、こういったつながりの中で、イベントについても増やしていきたいと考えています。
そして、日本のジェトロと同様の組織のTAITRAという、貿易交流を促進する政府系の組織とも面談をしました。2022年10月に、圏域として台北市と協定を交わした際にも訪問をしており、そのフォローアップも行いました。同じくTJPOという台日の連携を推進する機関も訪問し、こちらもフォローアップを行っています。
また、大使館に当たる日本台湾交流協会の外務省出身の代表の方とも面談を行いました。
そして、昨年の12月にRuby Conf. Taiwanというのが台北市で開催されたときの事務局を務められたIT企業5xRubyのCEOとも面談し、今後のRubyを活用した両組織の発展についての意見交換も行っています。
こういった交流を松江市と圏域で併せて進めることによって、両地域の発展をウィン・ウィンの関係で深化させていきたいと考えており、積極的に台湾、台北市との交流に励んでまいります。
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更新日:2024年03月06日