市長定例記者会見【質疑応答】

更新日:2024年09月10日

(山陰中央新報)マリンプラザ線について、4月18日にダイヤ案を発表ということですが、一畑のほうから発表されるということですか。

(上定市長)一畑バスさんが4月18日に発表されるかどうかは分かりませんが、松江市から一畑バスと島根コミュニティバスのダイヤ案について公表する予定です。

(山陰中央新報)御津線について、使用するバス停は、既存の御津線と同じということですか。

(上定市長)同じバス停を使うということで考えています。

(山陰中央新報)利用者の利便性を考慮してのご判断ということでよろしいですか。

(上定市長)今までと大きく変わらないことを前提に、一畑バスの代替ということで手当てをしていますので、混乱が生じたり利便性が低くなることは極力避けたいと思っており、できるだけ今回の変更によって支障が出ないような形をとったつもりです。

(山陰中央新報)大東線について、雲南市から先日、平日1日6便と発表されましたが、松江市としても、それで運行していくということでよろしいですか。

(上定市長)雲南市さんと一緒に検討しているところで、まだ具体的なスケジュール・便数・運行区間は固まってはおりません。雲南市さんが住民の方の意見を踏まえて調整を図っていらっしゃり、その動向にもよる部分もありますが、足並みをそろえて、4月18日に発表できるように進めているところです。

(山陰中央新報)まつえ市民講座について、市民大学がなくなり、市民の学びの場ということで設けられたと思いますが、この講座の選定理由、どういうお考えで設けられたのかをお願いします。

(上定市長)市民大学を受講された方も含めて、アンケート調査などを実施し、ニーズの多かった内容について取りまとめ、それと教えていただく講師の先生のマッチングを図らせていただいたということになります。今回は初年度ですので、皆さんが関心を持っていただけるコース設定にしているつもりですが、当然回数を重ねるごとにブラッシュアップを図っていきたいと考えています。3つのコース設定にしていますが、何か新しい学びを求める声があれば、それを反映する形で今後もさらに進化していきたいと思っています。

(山陰中央新報)この講座は、現在の市民大学のように民間委託ではなく、市が直営するということですか。

(上定市長)市が直営という形になります。

(読売新聞)市民講座について、それぞれのコースの講師の先生は、どれくらいの人数を予定しておられますか。

(上定市長)コースごとに10講座設けておりますので、基本的には講座ごとに講師の先生がいらっしゃる形です。

(読売新聞)AIプランナーですが、このプランニングは、どれくらいのエリアでのプランニングが可能ですか。

(上定市長)レイクラインバスの運行エリアと、中心市街地の徒歩で回れる範囲でお勧めしてもらうような機能になります。

(読売新聞)景観規制について、新たに想定対象エリアとなるのはどこのエリアになりますか。

(上定市長)これからになりますが、 松江城の周辺の穴が空いているような形で制限がないエリアを中心と考えています。どれぐらいの高さにしていくなどの制限の在り方については、景観審議会等を通じて専門家の皆さんと議論をしていく必要があると考えています。

(読売新聞)最終的にはそのエリアも、具体的な高さ制限を設ける予定ですか。

(上定市長)今の私の考えとしては、山の稜線基準という眺望基準がありますが、松江城から見たときに、その稜線を妨げないとなっており、向こうの稜線部分が木も生えたり枯れたりして揺らぎますので、何メートルという高さがない以上は具体性がなかなか見いだしにくく、妨げているのか妨げていないかで主観が入る可能性があると思います。そういった眺望の基準を設けるのも一つの案だと思いますが、加えて、高さを何メートルというところまで基準化しないと共通認識となりにくい部分があると思います。曖昧になることによって混乱が生ずるということがあると思いますので、より具体的な数値で規制していくという見直しを図っていきたいと考えています。

(山陰中央新報)本日、景観審議会で審議された、大橋川沿いに建設予定のマンションについて、審議会では、大橋川沿いに並ぶ建物の中で、該当のマンションの高さが際立つという意見が出ており、隣接する旅館の高さを目安に引下げを検討するように依頼するという意向が示されましたが、受け止めをお願いします。

(上定市長)景観審議会の委員の皆さまとは、先般、殿町マンションの関係でお話をさせていただき、今後の景観規制の見直し等についても議論をさせていただいています。その後初めて実際の景観審議会ということで、委員の皆さま方から、景観規制の見直しを踏まえた形でご意見をいただいたものと思います。大橋川の周辺地域は高さ規制が明確にかかっている場所ではありませんが、答申の形でいただくもの、またそれを受けての判断が単純に法律の規制は満たしているので問題ありませんということではなく、市民の皆さま、あるいは観光の目線等も含めて捉えたときに、現状の計画が適切なのかどうかという観点でのご意見だと思います。今後、その答申を受け、事業者に対して我々からどういった依頼をしていくのかは、景観審議会も含めて検討させていただきます。景観審議会からの答申を尊重する形で、あの地域の調和を重んずるべきであるというご意見をいただいたものと認識していますので、それを踏まえた上、事業者と対応したいと考えています。

(中国新聞)宿泊税について、4月1日からパブリックコメントを実施されるということで、基本方針はまだ公開されていませんが、市民の方に向けて、どういう観点、どういうところに注視したコメントを求められていますか。

(上定市長)宿泊税を導入する目的は、国際文化観光都市・松江の魅力を高めるための財源の確保であり、これまでも検討委員会で議論をしていただきました。その中で具体的な宿泊税のつくりつけについて、報告をいただいているところです。今後、松江の魅力を高めていく上で、宿泊税をお支払いいただく観光客の皆さまにとって、払ったことがメリットとして返ってくるような、そういった具体的な取り組みに使っていく必要があると思いますし、何に使っていくかということも含めて、観光振興を進めていく主体というのが非常に重要だという認識を持ち、松江観光協会の機能強化というのもうたっております。観光協会をブラッシュアップしていくことで、観光振興の機能を高めていく必要があり、今後DMO化なども検討していく必要があると考えています。

実際にいらした旅行者の方に、宿泊税を払ったことの恩恵が返ってくるような、それがまた循環して、旅行者の方がまた来たいと思える魅力化を図っていくことで、さらなる宿泊需要につなげていく、そんな循環がつくり出せるような形にしていく必要があると考えています。

(TSK)一畑百貨店の跡地利用など駅前のデザイン会議が先日行われ、南側にバスターミナルやタクシー乗り場などを集約し、北側は再開発すべきという案が出されましたが、市長の受け止めをお願いします。

(上定市長)松江駅前デザイン会議については、12月に続いて、先般2回目が開催され、活発な議論が取り交わされたと報告を受けています。まだあくまで議論の途中ですが、駅の北側、南側にどういった機能を持たせるのがいいのかといったところについては、今後、審議がなされ、秋頃を目途に、そのデザインが取りまとめられる予定で、それを受けて松江市としての対応を考えてまいります。北側にタクシー乗り場とバスのターミナルがあり、南側にもタクシーが発着できる場所もあり、分散しているといったところはあると思います。回遊性を高めていく、あるいは松江駅を降り立ったときに、松江ならではのユニークな雰囲気が感じられるといったところも今回重要なテーマになっているかと思いますので、交通の機能を南側に一括して集約するというのは、一つのアイデアとしてはあり得るだろうなと考えているところです。今後、まだ3回程度は議論の機会があると思いますので、またその審議の内容を確認して、松江市としての対応も考えていきたいと思っています。

(TSK)まだ再就職できていない人が100人ぐらいいらっしゃるようですが、そういった方をどう支援していくかをお聞かせください。

(上定市長)これは労働局、ハローワークと、昨年、再就職に向けての検討会議を開き、意思疎通はしっかりできていると思っています。実際は失業保険をもらわれる方もおられ、積極的な就職活動をされていない方もいらっしゃるようですが、6割ぐらいの方が既に再就職を決められていると聞いています。今後、失業保険をもらわれている方も積極的に就職活動をされるようになるかと思いますし、今の人手不足の中で、ある程度求人は寄せられていますので、再就職される方が安心して自分の能力を発揮できる場に巡り合わせがあるように、関係機関の皆さんと協力していきたいと考えています。

(山陰中央新報)大橋川沿いの建設予定のマンションが大橋館の高さを目安ということでしたが、大橋館の高さが分かればお教えいただきたいです。

(上定市長)看板込みの高さが約26.6m、看板なしの場合が約21.6mです。

(NHK)バスの関係で、御津線について、沿線の皆さまの説明会では、どんな声が上がってきていますか。

(上定市長)具体的なダイヤの提示はまだできておりませんが、当然利用されている方がいらっしゃる地域ですので、一畑バスが運行しているときの機能を維持してほしいという声があったのは当然把握しています。今回、ダイヤも示していますが、できるだけ一畑バスが運行していたときと変わらない形態と考えていますので、そこで大きな異論が出てきているということはないと認識しています。

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