「MATSUE Park Vision」

更新日:2024年04月11日

「MATSUE Park Vision」を策定しました。みどりの基本計画という2020年から29年までの10年間の計画があります。この理念を具体化するための計画として今回策定したものです。

策定の目的ですが、松江が「夢」と「誇り」にあふれ、市民の皆さまが幸せを感じるまちとなるため、重要な都市機能を果たす公園を「魅力的な」「利用しやすい」公園にする。松江市内には400の公園がありますが、画一的な公園で、その一つ一つが住む人に即した形でのユニークなものとは必ずしも言えない状況で、利用しづらかったり、利用されていない公園も多数ありました。各公園にQRコードを設置し、2年間かけてアンケートを実施し、住民の方から聞いた意見を踏まえて、この計画を策定しています。 場所や利用者層に応じた機能分担、あるいは利用頻度に応じた機能転換、加えて、災害時には避難所となるような公園の整備を推進してまいります。

計画の期間は、令和6年度から10年間、令和15年度までとしています。

まず、松江市の公園のめざす姿として、日常の「やりたいが叶う」公園をつくっていきたいと考えています。市内の都市公園、普通公園、農山漁村公園の400の公園を、「主要な公園」と「地域の公園」に区分して、めざすべき姿というのを検討してまいりました。

「主要な公園」として、8つの公園を掲げています。市役所の周辺地域に千鳥南公園、末次公園、白潟公園、岸公園、袖師公園があり、これは松江湖畔公園という一つの公園になります。そのほか、松江総合運動公園、宍道総合公園、東出雲中央公園、美保関総合運動公園、北公園、島根総合公園、大塚山公園を主要な8公園と位置づけています。ユニークな利活用を検討して個性を引き出す、民間事業者との連携による維持運営をめざし、公園施設の有効活用による収益事業の展開により利便性の向上を図ってまいります。

目的や魅力の最大化の例として、わくわくする遊びの施設を設置、水辺の公園で水に親しめる、美しい景色を楽しめる展望台の整備、人の集まる公園は民間事業者と連携して運営などを考えています。

令和6年度に予定している主要な公園の事業として、松江総合運動公園の駐車場の拡張と防災倉庫の整備。宍道総合公園のトイレの改修等で公園ごとに取り組みを進めることによって、市民の皆さまに親しんでいただける公園にしていきたいと考えています。

また、「地域の公園」については、めざすべき姿として、周辺の施設、住民の年代など、地域の傾向に応じた利活用方法を検討します。公園同士が隣接している区域では、機能転換・分担を図ります。利活用されていない公園は、機能転換・用途変更を検討します。また、これまでも「愛護通信」といったレターを発行していますが、公園整備・公園の利活用について分かりやすい情報を発信してまいります。

「地域の公園」の基本戦略の1つ目、目的や魅力の最大化として、例えばボール遊びができる広場、ペット同伴で楽しめるような公園、自然と触れ合えるような環境がある場所、野菜の栽培や収穫体験ができる公園といったことを念頭に置いています。

2つ目、機能の転換・分担の検討として、同様の機能を持つ公園が隣接している場合には、それぞれの公園で機能が少しずつ異なるよう分担し、より魅力的な公園整備に努めてまいります。

3つ目、良好に活用できている公園については、そのままの機能を維持していきます。

4つ目、機能転換・用途変更の検討として、平成町にあるクレアヒル中央広場公園は臨時駐車場やスケートボードが練習できる場所として機能転換を図っており、こういった事例を今後増やしてまいります。

本計画の実現に向け、地域住民など関係者の皆さまと一緒に検討し、この計画の実現に取り組んでいきたいと考えています。必要に応じて、「整備検討委員会」「公園協議会」を設立し、利用者、地域住民、学識経験者などからの意見聴取を経て基本計画を策定し、設備投資が必要な場合には本市による設計施工を行ってまいります。また、公園愛護団の皆さまなどにご協力いただき、今後の維持管理、運営を進めていきたいと考えています。

日常の「やりたいが叶う」、親しみ楽しめる、行きたくなる、利用しやすい公園をつくってまいりたいと考えていますので、市民の皆さまのご理解、よろしくお願いいたします。

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