一般国道9号乃木福富町自転車歩行者道整備

更新日:2024年04月26日

国道9号線の乃木福富町の800メートルの区間は、松江市内の国道9号線で唯一、自転車道・歩道が整備されていない区間です。自転車あるいは歩いて通行するうえで非常に危険であったことから、整備を要望していたところ、今年度から調査設計に着手していただくこととなりました。

具体的な区間ですが、松江玉造インターと松江の中心市街地の間、「宍道湖ボウル」と「ふじな亭」の間の800メートルの区間です。

この自転車歩行者道の整備主体は、国土交通省中国地方整備局松江国道事務所です。事業内容としては自転車歩行者道の新設整備、6年度の事業費は調査設計費1,000万円ということです。

整備の必要性と効果について、当該箇所の課題としては先ほど申し上げたとおり松江市内の国道9号で唯一の自転車歩行者道が未整備の区間でした。資料に写真もつけておりますが、自転車などで通行する場合には車のすぐ横を通りますので、接触事故の危険性・懸念があります。そのため、通学通勤する自転車利用者の多くは、南側の県道に迂回せざるを得ない状況です。

今回、自転車歩行者道を整備することにより、歩行者・自転車利用者の安全性の確保・向上ができます。また、今後サイクリングコースあるいはジョギングコースとして活用できることになれば、本市のスポーツ振興あるいは市民の健康増進の効果も期待される。市民生活の質の向上にも寄与すると考えております。

さらには宍道湖の夕日が見られるスポットや水郷祭のような花火が鑑賞できるスポットなど、こうした新たな観光資源を創出する可能性も、国土交通省と一緒に探りたいと考えているところです。

若干順序が逆になりますが、これまでの経過をまとめています。昨年度、松江市と地元の交通安全対策協議会などが中心となり要望活動、視察などを行っています。国土交通省や地元選出の国会議員への要望、また10月には松江市から呼びかけ、地元の自治会、交通安全対策協議会、警察、県教育委員会、国土交通省松江国道事務所等の皆さんに集まっていただき、現地を確認し整備の必要性について問題認識を共有しました。こういった活動が実り、今回1,000万円の事業費をつけていただいたというところです。

事業主体は国土交通省になりますが、我々もそれに協力し本事業の早期完成に向けて取り組んでまいりたいと考えているところです。

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