令和6年6月議会 補正予算

更新日:2024年06月14日

令和6年度第2号補正予算は、総額7億6,198万円を予定しています。

主なものの1番目として、松江市総合体育館をB1入会基準に適合したアリーナへ改修するための費用1億3,310万円を計上しています。松江市総合体育館は島根スサノオマジックのホームアリーナですが、2026-27シーズンからB1の入会基準が新しい基準に変わることが決まっており、その入会基準に適合したアリーナに改修するための費用です。設計・改修工事費が約33億円、令和19年までの維持管理・運営経費が約9億円、合わせて全体事業費として約42億円を見込んでおり、この一部、令和6年度に実施する事業費1億3,310万円が今回の補正予算額です。財源は、ふるさと納税による「ふるさと松江だんだん基金」と市債となっています。主な改修内容等については、この後、2項目めで詳しく説明します。

2つ目は新型コロナウイルスワクチンの定期接種の費用です。3億6,646万円を計上しています。今般、「令和6年秋冬接種」として、コロナウイルスワクチンの高齢者等を対象とした定期接種が始まります。実施期間は令和6年10月から来年1月まで、対象者は65歳以上の方または60歳から64歳で特定の疾患を有する方です。自己負担額を3,000円としており、具体的な実施内容等につきましては、今後、市報松江あるいはホームページで周知します。なお、先ほど申し上げた定期接種対象者以外の方、あるいはこの期間以外で接種を希望する方は、全額自己負担となります。また、集団接種は実施しないことにしています。

次に、現在、堀川遊覧船の電動化を図っているところですが、今般は、脱炭素化による魅力的なまちづくりを推進するため、堀川の美化清掃に利用する作業船を電動化します。246万円の事業費を計上しており、財源はふるさと松江だんだん基金です。カーボンニュートラルへの貢献を果たすべく、現在、SDGsの取組を推進しているところですが、二酸化炭素を全く出さない、騒音も震動も少ないことから、快適な船上環境のもと作業も効率的にできるものと考えているところです。これもホンダさんとの共同事業です。

次も新規事業で、中海・宍道湖・大山圏域と台湾の交流のための人材の雇用です。 昨日、葉(よう)さんという方に挨拶に来ていただき、テレビでも取り上げていただきました。30代の女性で日本語も堪能な方です。もともと、台湾人が日本の電子商取引サイトで商品購入する際にサポートを行う日系企業の勤務で、そういったビジネスの経験もおありになる方です。台北市と中海・宍道湖・大山圏域は令和4年10月に交流促進覚書を締結しています。その後も、台北市長、あるいは台北市立大学の学長などと面談をさせていただき、今後のビジネス、あるいは教育分野での連携について相談させていただいています。今後、この流れをさらに加速していくべく、葉さんに来てもらい、中海・宍道湖・大山圏域市長会として、その交流を促進していきます。

次は、日韓定期貨客船の運航支援による東アジア向けのゲートウエー機能を充実させていくもので、これも中海・宍道湖・大山圏域市長会の事業です。平成21年から令和元年までDBSクルーズフェリーがこの路線を運航していましたが、一旦休止していました。今般、トゥウォン商船が運航する形で復活し、8月3日から就航開始と聞いています。境港と東海(トンヘ)港(韓国)を結ぶこの定期貨客船が8月から運航再開するのに合わせ、鳥取県と中海・宍道湖・大山圏域市長会が連携して、その運航経費の一部を支援するものです。イースタンドリーム号という船が、土曜日の9時に境港に入ってきて、日曜日の19時に出港します。この間に停泊して、出雲、松江、安来、米子、境港に観光に出かけていただくことになりますので、そこでいかに魅力的なコンテンツを提供するか、中海・宍道湖・大山圏域市長会でも検討していきたいと考えています。支援内容としては、行政が1便につき100万円を支援します。鳥取県と圏域市長会が7対3の割合で、DBSクルーズフェリーが運航していたときと同様の支援を行う予定で、市長会の負担金が、6年度は1,170万円、うち松江市の負担分が150万円となっています。

ここまでが令和6年度第2号補正の主なものでした。続いて、令和5年度第10号補正予算についてです。総額は19億6,768万円ですが、ふるさと寄附金のふるさと松江だんだん基金への積立てが約16億円を占めています。そのほか、退職手当など職員人件費の増額補正、また市道の除雪等経費の増額補正を合わせ19億6,768万円で、財源は、先ほどのふるさと寄附金等で賄うことにしています。ふるさと寄附金は個人版と企業版と分けています。個人版は令和2年度に8,000万円だったものが令和5年度には3億8,000万円と、3年間で5倍弱増えていますが、県内の他市に比べますと、まだ1桁億円ですので、これからまだ伸び代があるものと認識しているところです。企業版についても今回積立てをさせていただきます。だんだん基金として合わせて15億7,003万円を積み立て、今年度以降、寄附者の意向に沿った事業に活用していきます。来週から始まる松江市議会に提案する内容については以上です。

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