NHK2025年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」制作決定
6月12日に大変うれしいニュースが飛び込んできました。松江に暮らした文豪、小泉八雲の妻、セツをモデルとする朝ドラが来年の春からクランクインし、秋から放送されることが決定しました。
小泉セツは、小泉八雲を支え、「怪談」など小泉八雲が発信したたくさんの小説等の陰の立て役者と言われており、また明治時代に国際結婚をするなど多様性を象徴する存在として、その人生が現代に対する示唆に富むものではないかという認識を持っておりました。
ドラマに対する期待ということで少し申し上げますと、小泉八雲はオープンマインドという精神について唱えていました。これは多様性の受入れや包括性といった現代のSDGsにつながる考え方、現代社会を生きるヒントとなるものを、世界に向けて松江から発信していたという点。そして、小泉八雲自身も左目を失明していたり、またセツも含めて一度結婚に失敗した経験があったりと、波乱万丈の人生といったドラマ性があふれている点。また、今回のドラマは松江がメインのロケ地とNHKさんから聞いているところです。今年が小泉八雲没後120年、「怪談」が出版されてから120年に当たり、そして再来年はラフカディオ・ハーンが(帰化して)小泉八雲になってから130年になります。ドラマが来年秋から始まり再来年の130年を迎えた春までとなりますので、その節目の年の中で小泉八雲・セツの魅力とともに、松江についてもその魅力を発信する絶好の機会になるのではないかと考えているところです。
今後、松江市としまして、この「ばけばけ」の制作・放送を応援していきたいと思っているところで、この機会に松江のことを全国の方、また世界の方に知っていただく機会にしていきたいと思っています。まだ構想段階ではありますけれども、官民一体となって、市民の皆さんとも一緒に、このドラマを一つの大きなきっかけにして、松江の魅力を全国、世界に広げていきたいというふうに思っていますので、イベント開催等が決まりましたら皆さんにも共有をさせていただいて、御参加いただければと思っています。
そして、とてもタイミングよく、6月27日から小泉八雲記念館で小泉セツの企画展が開催されています。来年の6月8日までとなっており、小泉八雲記念館にまだ足を運んだことがない市民の皆さんも、ぜひ運んでいただき、小泉セツの生い立ち、またハーンとの出会い、小泉八雲夫人としての生きざま等についても触れていただければと思っています。市民みんなで「ばけばけ」の放送に向けて盛り上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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更新日:2024年07月22日