夏の暑さ対策
気候変動適応法が改正され、今年の4月より「熱中症特別警戒アラート」の運用がスタートしています。このアラートは、気温、湿度などが著しく高くなって、熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれがある場合に発表される警報です。基準となっているのは、島根県内16か所の「暑さ指数情報提供地点」の全てが、暑さ指数「35」に達すると予測される場合です。前日の午前10時における予測値で判断し、前日の午後2時頃に環境大臣が発表します。
この「熱中症特別警戒アラート」発表時に、熱中症による重大な被害の発生を防ぐため、市町村が「クーリングシェルター」という待避場所を指定することができることになっています。このたび、市内の公共施設を「クーリングシェルター」として指定します。
指定する施設には要件があり、冷房設備があること、必要かつ適切な空間を確保できること、アラートが発表された場合に開放できること、といったものです。今回、市内で44施設を指定します。このうち県の保有する公共施設が11施設です。施設によって開放時間は異なりますので、詳細は本市ホームページ等でご確認ください。「クーリングシェルター」については、環境省が作っているマーク(資料P35)がありますので、こういったマークを付すことによって市民の皆様に周知をしてまいります。
そしてまた、「クーリングシェルター」とは別に、「クールシェアスポット・しまエコスポット」というものがあります。「クールシェア」は地球温暖化防止のアプローチで、一人一人がエアコンを使うのではなく家族で一つの部屋に集まるとか、家のエアコンは止めてまちに出かけ、そこで冷房の恩恵を受けるとなどの取り組みにより、家庭の電気使用量を削減する取組です。「クールシェア」推進のために国・県が設定した施設が19あります。資料P36に掲げているとおりで、このうちの赤字部分については「クーリングシェルター」にも指定されている施設となります。
厳しい暑さが予想される中、皆様にはこれらのスポット・シェルターをうまく活用し、熱中症の予防に努めていただきたいと考えています。
この記事に関するお問い合わせ先
政策部 広報課
電話:0852-55-5125
ファックス:0852-55-5665
お問い合わせフォーム
更新日:2024年07月22日