月照寺開基360周年記念特別展「月照寺と松平家の宝」

更新日:2024年10月06日

月照寺が開かれてから360周年となるのを記念し、松江歴史館で10月4日から、特別展「月照寺と松平家の宝」を開催します。松江藩、松平家の菩提寺としての歴史や、松平家ゆかりの宝物を展示する企画です。

江戸時代の古図や古文書を通じて月照寺の歴史を紹介し、歴代藩主のお墓についても絵図や写真パネルを使って紹介します。また、このお寺には江戸時代の仏教美術がたくさん伝わっています。狩野永雲の描いた「涅槃図」は3メートル以上と非常に大きなもので、実物大のバナーを展示します。また、「十六羅漢図」は、ふだんは高いところにかかっていて、近くでなかなか見ることができませんが、今回の展覧会では、ケースの中ではありますけども、目の前でじっくり見ていただくことが可能となっています。さらに、松平不昧公が所蔵した道具の帳簿があり、この蔵帳を今回公開します。特に国宝になっている「破れ虚堂」と、重要文化財の「遠浦帰帆図」も、今回、期間限定となりますが特別公開しますので、どうぞお見逃しなく御覧いただければと思います。

今回の展示作品数の総数が36件、そのうち国宝と重要文化財が1件ずつあります。見どころとして、月照寺の歴史を分かりやすくお伝えするということと、ふだんは見られない宝物も今回展示します。特に国宝、重要文化財について、大変貴重な不昧公ゆかりの宝物になります。こういった展示も見ていただければと思います。

また、会期中に記念講演会を開催します。10月14日に島根県立美術館の館長である藤間さんに来ていただき、「松平不昧の茶道具収集」をテーマに講演いただきます。また、月照寺ツアーを11月16日に行う予定で、英語、中国語、韓国語、フランス語の同時通訳もついておりますので、外国人の方も含めて、ぜひ参加いただければと思います。

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