市長定例記者会見【質疑応答】
(中国新聞)松江歴史館について、収支が昨年度、9,000万円の赤字があったり、観覧者数もピーク時から3分の1ぐらいになっていたり、ちょっと厳しい状況にあるのかと認識しています。もちろん文化財の維持管理等の役割があると思いますので一概には言えないとは思いますが、現状についての市長の受け止めと、1年間の運営方針についてお考えがあれば教えてください。
(上定市長)松江歴史館では、常設展示と、季節によって企画展を開催しています。入館いただいた方にはアンケートなども取っており、満足度や、内容について改善の余地があるかどうかといったコメントもいただいています。その上で、当然入館者数を増やすことでできるだけ収益性を向上させる努力は必要だと思っていますが、一方で、市民が松江の歴史について学ぶ大きな機会になっている、そういった場所を提供しているという教育的観点も非常に大きな意義があると捉えています。松江市内の小学6年生は「松江城授業プロジェクト」という、松江城と松江歴史館を回る授業があり、それによって松江がいかにこれまで歴史を重ねてきたかを学ぶ機会になります。また、それがいわゆる「ふるさと教育」であったり、地域への誇り・愛着を育むものになろうかと思います。
また、今回「ばけばけ」の放送も決定していますので、松江歴史館に来ていただいて、松江のことをよく知っていただいた上で、また松江のまちの歴史を訪ねていただくというような仕掛けもつくっていきたいと思っており、特に観光客、旅行者の方にたくさん足を運んでいただくことで収益性の向上を図っていくことも今後検討していきたいと考えています。
(山陰中央新報)企業団地整備室とドラマ応援室のことで、職員の配置数をお示しいただいていますが、これは、課長級の方が室長として来られるというイメージでいいですか。
(上定市長)具体的には、課長が室長を兼務する形、定住企業立地推進課長が企業団地整備室長を兼ねる形でスタートすることを予定しています。小泉八雲・セツのドラマ応援室も同じで、観光振興課長が応援室長を兼ねるということで考えています。
(山陰中央新報)企業団地整備室のもう一人は、役職がある方ではなくて……。
(上定市長)この4月の人事異動で定住企業立地推進課を1名増員しており、その職員が企業団地整備に関わる事務を取り扱っているんですが、今回、室を設置して、そちらの所属になる形です。
(山陰中央新報)兼務をされる課長さんを除いて1人とか2人ということですか。
(上定市長) そうです。
(山陰中央新報)分かりました。それと、企業団地整備室は具体的に何をされるのか教えてください。
(上定市長)現在、地権者の方との調整を既に始めています。その上で、企業が立地されることになりますので、企業向けのPR、いわゆる誘致活動をすることになります。そして、造成のプランニングをして造成事業者との交渉等をしていく。これが川津エリア中尾地区についての取組です。それにあわせて次の候補地について、中尾地区を選定する際にたくさんの候補地について当たりをつけているところですが、それも参考にしながら、新しい候補地の最適地についての選考を進めていくといった業務を考えています。
(山陰中央新報)原発のプルサーマル発電のことで伺います。少し前にも伺いましたが、松江市は立地自治体ということで、22年に再稼働に同意されています。その際、プルサーマルの実施を前提として同意されたと思いますが、松江市以外の周辺自治体では、その前提で同意しているか、していないかの認識が違う自治体があると聞いています。圏域全体の話ではありますが、ちょっと認識をいただければと思います。
(上定市長)先ほどご指摘いただいたとおり、2022年にプルサーマルも含めた形での同意をしていますが、他の自治体においては、それぞれで判断を行っていらっしゃることなので、私から何か申し上げる立場にないところです。松江市としての前提はおっしゃるとおりです。
(山陰中央新報)全体として、ちょっと認識が違っている状況にありますが、こういった状況は、立地自治体の市長として、是正が必要だと思われますか。あと、中電に説明を求めている自治体もありますが、その辺りの対応についての見解をお願いします。
(上定市長)一般論になってしまいますが、中国電力は、各自治体の考えを尊重する形で、必要な説明等をしていただきたいと思っています。今後、12月の再稼働を控え、我々も含めて、いろいろな説明の要望等を出すこともあり得ますので、そういった点には真摯に向き合って、速やかに対応していただくことを望むところです。
(山陰中央新報)松江市として求められていく中に、周辺市へのプルサーマルに関しての説明を入れる考えはありますか。
(上定市長)松江市は立地自治体の立場で申し上げる、それが中国電力の判断として周辺市にも、というようなことは流れとしてはあると思いますが、我々から「周辺市に」と最初から前提をつけて何かお願いすることは考えていません。
(NHK松江放送局)小泉八雲・セツのドラマ応援室、これを設置することによって、具体的に観光客をこのぐらい獲得したいとか、例えばいつまでにこういったことをやるとか、何か決まっているものがあったら教えてください。
(上定市長)スケジュールや今後目指していく方向性についても議論を主体的に行う室となることを想定しています。松江市において、今回の「ばけばけ」の窓口というのが分かりにくかったというのが、まず一つ、発想の原点です。官民連携も含めてオール松江市として、今回の「ばけばけ」を好機として、松江の魅力を全国、世界に発信していきたいと思っていますし、また、市外からもいろいろな問合せを受けるときに、どこに連絡をすればいいのかが非常に分かりにくかった、観光振興課なのか、文化振興課なのか、小泉八雲記念館なのか。まずは窓口を明確にして室をつくりました。そこでまたいろいろな情報もリクエストも入ってくるでしょうから、庁内を取りまとめるとともに、民間の皆さん、官民連携の窓口にもなることで、今後、指摘いただいたような具体的な方向感だとかスケジュールだとか立てやすくなると思います。そういった役割を期待して、今回設置するものとなります。
(NHK松江放送局)産後ケアの話ですが、これはほかの自治体でもこういう形で産後ケアをやっているのか、把握されていたら教えてください。また対象施設が増えていく可能性はありますか。
(上定市長)産後ケアについては、松江市としてかなり力を入れており、育児不安等のトラブルを解決するための産後ケアではなくて、癒やし・リラックス効果をもたらすような産後ケアは非常に珍しいケースだと思います。松江市としての特徴的な取組と言って過言でないと思います。
今回、募集し賛同いただいたのがこの5つの施設で、12月27日までの取組はこの5つの旅館・ホテルでやらせていただきます。その後、利用者アンケートや旅館・ホテルへの聞き取りの中で今後続けていくかどうかということも含めて判断します。継続の際、対象施設が増えることもあり得ると思います。
(NHK松江放送局)宿泊税のことですが、9月下旬頃に市としての基本方針をまとめられるという話でしたが、その進捗は。
(上定市長)宿泊税に関する基本方針を立てるべく準備を進めており、9月中にその基本方針を策定したいと考えています。今週木曜日に、松江市議会全員協議会で私から説明をさせていただく予定で、それを経て、最終的に基本方針という形で策定したいと思っています。全員協議会ですので、記者の皆さんにも入っていただけますので、またその際に確認をしていただければと思います。
(NHK松江放送局)先日の決算特別委員会で、松江市のふるさと納税の年度別の額が増えているという数字を見させていただきましたが、担当課に聞くと、上定市長が就任してから急激に伸び始めたという話があり、市長自身はふるさと納税に力を入れていきたいところですか。
(上定市長)そうですね。就任前の令和2年度が8,400万円で、それが今年度、5億円の目標が立てられるところまで来ていますが、島根県内の他市町村を見ると松江市を上回っているところはたくさんあります。
ふるさと納税は、返礼品を目的とする納税者の方も多いと思いますが、それによって、その地域を知っていただく入り口・きっかけになっています。実際に来訪につながる効果も大いに期待でき、今後も力を入れていきたいと思っていますし、松江の特産品や松江でしか体験できないようなメニューをつくって、さらにふるさと納税額も増やしていきたいと。財源確保の観点でも有効ですので、取組は進めていきたいと思っています。
(日本経済新聞)9月上旬だと思いますが、斉藤国交大臣が全国の自治体に、年内に日本版ライドシェアを導入するよう働きかけるという発言をされたかと思います。運転士不足は松江市でも深刻かと思いますが、運転士不足対策という観点から見て、日本版ライドシェアを松江市としてはどう考えているかお聞きします。あわせて、ライドシェア、日本版を含めてですが、それに対する市長のお考えを併せてお聞かせください。
(上定市長)まず公共交通については、今年3月に松江市地域公共交通計画をつくりました。今年に入ってから、地域公共交通が非常に厳しい状況にあるという認識のもと、特に運転士不足で実際にバス路線が減便になるといった状況も見受けられる中で、この計画について実行に移していかねばならぬという認識を強く持っています。
その中で、公共交通についてのプロジェクトチームを立ち上げて、5月から議論を始めています。また、そのプロジェクトチームの下にワーキンググループを3つつくり、具体的な、例えばタクシーをどのように運行していくかであるとか、あるいはAIデマンドバスの在り方等についても検討を進めています。AIデマンドバスについては、昨年の4月に八束-境港を結ぶ路線で運行を始め、今年の4月からは大野・秋鹿地区でも運行をスタートし、10月からは八雲、宍道、忌部でもスタートする予定です。これもある種、定義づけによりますが、ライドシェアの一種と言えると思います。
先般、斉藤国交大臣から非常に力強くライドシェアを導入していくと話がありました。私の受け止めとしても、今後、公共交通を語る上でライドシェアは非常に有効な手段になり得ると考えています。また、私がアメリカにいたときには、UberとかLyftとか、ライドシェアがイエローキャブのようなタクシー業界よりもどんどん増えていっており、結果的に消費者も利便性が享受できていたという状況にありました。
一方で、今、日本においてライドシェアを運行するための法律的な担保をしっかり整えていく必要があるという認識もありますし、特にアメリカで言われておりましたのは安全性の面で、いろいろな方が運転するようになって運行上の安全性が確保されるのかという指摘は以前からあったところです。そういった問題をクリアしながら、ライドシェアについては松江市としても前向きに捉えていきたいと考えており、検討を進めていきたいと考えています。
(朝日新聞)19日の特別委員会で明らかにされていることかと思いますが、殿町のマンション計画をめぐり、上定市長が不動産業者を訪問されるということですが、その目的と、また、訪問されることに至った理由、背景をお願いいたします。
(上定市長)殿町にマンションの計画があり、19階建てで松江城よりも高さの高いマンションが計画され、着工されているところです。松江市として、松江城よりも高い建築物が松江城の至近にできることは、まちづくりを考える上で、あるいは松江らしい景観づくりを考える上で望ましいとは思っておりません。その旨を、今年3月に施工主である京阪電鉄不動産を訪問し、計画の変更・見直しについて要望しています。その後も断続的に京阪電鉄不動産の役員とは面会をしており、継続して計画変更のお願いをするとともに、工事の進捗についても確認をしている状況にありました。
直近で面談したのが8月です。ただ、3月に正式な申入れを行って以降、面談をその後も3回していますが、特段、こちらからの申入れに対する、いわゆる進展というのは見られない状況で、計画変更は受け入れられないという立場が続いています。
今回、京阪電鉄不動産の親会社であります京阪ホールディングスを訪ねたいと考えています。これまでも、どこかの機会に親会社を訪ねられないかと考えていました。9月議会終了後、私が大阪の京阪ホールディングスに出向いて話をしてきたいと思っています。その狙いは、さきに京阪電鉄不動産に対して要望したものと同じです。3月に要望して以降、特段の進展が見られない状況ですので、親会社に対して、内容としては同じにはなりますが、申入れを行うことで何らか打開策が見いだせないかということで行ってきたいと考えています。
(朝日新聞)このタイミングというのは、近隣の町内会からの建設に対する要望があったことを受けてのことですか。
(上定市長)これまでも要望という意味では、市民の皆様から声が届いていましたし、こちらからも事業者側に要望は断続的に伝えてきたところです。今回いただいた、議会には陳情書という形で、市には要望書という形で頂いているものも当然その中の一つで、市民の皆さんの声を重く受け止める必要があるという認識は持っています。
どこかのタイミングで親会社にも要望をしっかり届けておきたいと、かねて思っていたところで、それが今のタイミングになったということです。
(読売新聞)先ほどの質問との関連ですが、今回市長が行かれるという、事業変更の要望の内容については、今までと同じで、高さを下げることがメインで、あくまでも買取りはその中には含まれていないという認識でよろしいですか。
(上定市長) はい、結構です。
(山陰中央新報)今回、高さの引下げという話で、過去に面談されたときも、引下げなどを中心に面談されていたということでしょうか。
(上定市長)3月に大阪に行き、その後の3回は松江で面談しています。最初の面談のときには、高さの引下げについての話をしています。その後の3回は、高さの引下げの話と進捗状況、工事の状況についての確認をさせていただいています。
(山陰中央新報)過去に面談をした中で、例えば引き下げるならこれぐらいの金額を補填する必要があるなど、金額の話は出ましたでしょうか。
(上定市長)補填する必要があるといった話は出ていません。ただ、これはまつえ/風景会議のほうから、買取りについての要望が出ていたという経緯がありましたので、完全に仮定の話ですが、仮に京阪電鉄不動産がこの土地を売りに出す場合に、どういった価格設定になるかという話は、3月にこちらから訪問したときにしています。その際に先方からは、土地の値段だけではなく、それまでに立っていた建築物を取り壊す解体費用や、今のビルを建設するに当たっての設計費用、あるいは人件費、利益等を乗せた価格が、提示する価格になるという話がありました。
(山陰中央新報)今まで高さの引下げの交渉をしたときにも、例えば設計のやり直しなどで費用がかかると思いますが、そういう金額の話は出てこなかったんですか。
(上定市長)しておりません。(今回も)いわゆる金銭的な補償をもって何か交渉に応じるというつもりはありません。
(読売新聞)先ほどの質問の関連ですが、例えば市長が行かれて、仮定の話ですけど、下げますとなっても、それを向こうは何の補償もなく下げますっていうことは、普通はちょっと考えられないと思います。その辺りの手当てとか、打開策・どういうふうなプランを持って市長は行かれるのかをお伺いできますか。
(上定市長)具体的な金銭的補償を考えていないというのは事実としてあり、その中で、松江市としての思いを伝えて、3月に伝えたつもりではあるんですけれどもそれが全く響いていないといいますか、一切、先方から計画変更について何ら対応がない状況です。率直な意見として、松江市がどういったスタンスなのかをもう一度伝える必要があるという認識の下で行くもので、何か具体的に、交渉のテーブルにのるような、こちらが妥協をして、あるいは先方にも妥協をお願いしてということではありません。ただ、今の段階で着工されていて、これから進捗が想定されますので、もう行くとすれば今しかないという認識を持っておりまして、議会が終了した後に、速やかに行ってきたいと考えています。
(読売新聞)これがもう、市長から見てラストチャンスというぐらいのお気持ちでしょうか。
(上定市長)工事の進捗等も伺っており、着工が既になされ、これから建築がどんどん始まっていく、進捗していくことが見込まれていますので、遅くなることは決していいことではないと思い、今回のタイミングを考えているというところです。
(毎日新聞)今の質問に関連してですが、大阪の親会社に訪問されるのは市長お一人ですか。議会からも行かれるとか、そういうことはありますか。
(上定市長)今のところは私以下、松江市役所の職員でと考えています。
(毎日新聞)これまでも同様に、市長と担当の方だったんですか。
(上定市長)そうですね、3月に行ったときは、当時の爲國前理事と一緒に行ってきました。
(山陰中央新報)今回会われるのは、親会社の役員の方でしょうか。
(上定市長)はい。こちらからは、京阪ホールディングスの石丸社長に会いたいと申入れを行っています。日付だとか、あるいは先方が会っていただけるかどうかということについては確定していません。
(山陰中央新報)最初に伺った質問のことで恐縮ですが、プルサーマルについて、松江市と他自治体で認識が違っていることについて先ほど伺いましたが、そもそもこういう状況の是正は必要かどうかということについて市長のお考えはどうですか。
(上定市長)若干話がずれるかもしれませんが、中国電力との協定内容は、立地自治体と周辺自治体で取扱いが異なりますが、それは中国電力の判断になりますので、我々が立地自治体として「周辺自治体はこうあるべき」と主張することは違うのかなという認識を持っています。あくまで松江市として松江市のことについて主張、提案、説明を求める等をしていく必要があるという認識です。
(山陰中央新報)是正が必要かどうかということについては、立場的にちょっと今は難しいと。
(上定市長) そうですね、私は松江市の話について、中国電力とは今後も話していきたいと考えています。
(山陰中央新報)9月議会の質問戦が終わったところですが、市長の答弁の中で、市長選についてのご自身の進退についての言及等はありませんでしたが、今どう考えておられますか。
(上定市長)課題や取組が山積している状況で、目下のところの私が取り組まねばならない課題や解決に導いていかなければいけない問題について全力を尽くしていくという考えで、今の段階で来年のことについては、まだ何か語れる準備ができていない状況です。
(山陰中央新報)公表の時期とか、ご自身の中で決めておられるかどうかというのは。
(上定市長)今、特に頭にはありません。
(日本海テレビ)ほこみち制度について伺います。柔軟な道路の占用が可能ということで、占用者の公募の物件のところに1から5までありますが、にぎわい創出が目的だと、デジタルサイネージとか案内標識ということだけだと、ちょっとにぎわい創出につながらないんじゃないかなと思いますが、市長がイメージする占用者はどのようなところを想定しているのか。
(上定市長)具体的な事業者ということでイメージしているわけではありませんが、要は歩行者空間を広く取り、歩いてにぎわいが創出されるような場所をつくっていきたいという思いがまずあります。松江駅前のこの道路は、例えば鼕行列のときに、鳥取のしゃんしゃん祭の方に来ていただいてそこで盛り上げていただいたり、露店を立てイベントを開催したりと、これまでも使われている事例があります。基本的に念頭に置いているのは、そういった屋台やキッチンカーのようなものがある程度常設に近い形でにぎわっているのをイメージしていますので、食・物販といったものが中心となると思います。今までそういった経験がおありで、まちが活性化するイベントを企画いただける方を念頭に、今回募集をさせていただきたいと思っています。
(日本海テレビ)常設に近い形ということですが、これは、どこまでみたいなイメージですか。
(上定市長)結論として言うと、今の段階で決まっていません。当然、道路空間としての利用ができることが前提ではありますが、かなりの柔軟性を持って、例えばカフェとか、キッチンカー的なものの設置ができるような形を想定しています。具体的なアイデアを示していただきながら、それが歩行上の問題にならないかどうかといった観点でも調整が必要と思っています。いかんせん、松江でも、また山陰でも初めての取組になるものですから、その辺りは手を挙げていただいた方の意向も踏まえながら、今後検討を進めていきたいと思っています。
(日本海テレビ)この道路は、実際どういう方がどれぐらい使われている道路なのでしょうか。
(上定市長)この場所は、松江駅から伊勢宮・繁華街につながる動線になりますので、通勤、通学の方、自転車の駐輪場がありますのでその利用者も非常に多いと思います。
この道路をまっすぐ西に行くと白潟天満宮の辺りに出ます。そちらも今、土曜夜市の復活等で白潟天神エリアのにぎわい創出をやっていきたいと思っていますので、松江駅前の再開発も含めて、にぎわいの拠点として、ここにたくさん人が通るような形にしたいと考えています。今は、特に通勤や通学の利用者、あるいは夜に食事をされた方が駅に向かう動線という形での利用が中心となっていると思います。
(日本海テレビ)高知でいうと日曜日の朝市的なものとか、理想はどんなイメージでしょうか。
(上定市長)これもいろいろアイデアを寄せていただく中で、朝から夜までにぎわっているような拠点になれば大変ありがたいと思います。ただ、電車に乗ってわざわざそれを買いに来るというふうなものになるのか、それともたまたま通りかかった人がそのにぎわいにたむろして、さらににぎわいが広がるというものになるのかということも、イベントの性格にもよると思います。ひょっとすると、祝日・休日はこうで、平日はこうで、というような場合分けをしながら検討していく必要もあるのではないかと思います。
(日本海テレビ)駅前デザイン会議でも駅周辺のまちづくりを構想されていますが、それと関連するという意味では、どのような期待がありますか。
(上定市長)駅前デザインの中でも「ほこみち」については触れさせていただいており、回遊性を高めるための手段として、目的地となるような場所が駅前にあるというのは非常に理想的なことだと思います。駅前から西のほうに向かっていく理由が、ここの「ほこみち」に生まれる可能性もありますので、非常に期待しているところです。
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更新日:2024年10月06日