晋州市友好都市提携25周年記念事業・出張報告

更新日:2024年11月01日

先般、松江市の友好都市、韓国の晋州市(ちんじゅし)に行ってまいりました。その報告をさせていただきます。資料P3の写真は、南江(なんがん)という大きな川で「流灯祭り」という、松江の水燈路のような光のお祭りがあり、そちらを視察させていただいた時のものです。

10月6日から9日までの4日間で行ってまいりましたが、今回の訪問団のメンバーは、私、市議会の柳原副議長ほか5名です。内容は、晋州市長、晋州市議会との意見交換、そして観光イベントなどの市内視察も行いました。

まず、10月7日に曹圭逸(チョ・ギュイル)晋州市長と直接お会いして面談、会談することができました。また、白承興(ペク・スンフン)市議会議長と10月8日に会談をしています。この際には議長のほか、副議長、委員長の皆様にも立ち会っていただき、また、在釜山日本国総領事館から高嶋領事にもお越しいただきました。

今回の訪問の成果ですが、7年ぶりに晋州市に公式訪問し、両市の市長、市議会議長、副議長が対面することができ、コロナ禍で少し途絶えていた交流の再開、そして継続、深化について双方で合意しました。この訪問に先立ち、8月に晋州市の中学生が松江に来て、松江の中学生のお宅にホームステイをし、また、逆に松江の中学生が晋州に出向いて、松江に泊まってもらった中学生のお宅にホームステイする、両市中学生の相互派遣を6年ぶりに再開でき、この相互派遣、青少年交流を今後も継続することを確認しました。そのほか、産業分野、文化・観光分野でも、それぞれの強み、あるいは弱みを解決するような策を考えていくための連携・交流を今後も推進していく合意形成ができました。

晋州市内の視察では、障がい者と健常者が共用する「晋州市障がい者文化体育センター」を訪問し非常に参考になりました。また晋州市に、サムスンやLGといった韓国を代表する企業の創業者を多数輩出している村(場所)があり、そこにいわゆるアントレプレナーシップ、起業家精神を学び啓発する施設「K-企業家精神センター」があり、ここも訪ねました。そして最初に申し上げた「南江流灯祭り」は、毎年10月に開催され、韓国でも代表的なイベントで人気が高く、過去には韓国の祭りの賞を取っているということで、こういった観光振興の在り方についても学ばせていただきました。ちなみに、晋州の観光キャラクター「ハモちゃん」は、この地に生息しているカワウソをモチーフに作られ、韓国のゆるキャラ大賞のようなものを取っており、非常に参考になる取組でした。

今回の周年行事の訪問を一過性のものとせず、継続的に交流を図り、両市の発展につなげていきたいと考えています。

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