第19回マニフェスト大賞 最優秀賞 受賞
マニフェスト大賞という賞があり、その最優秀賞を松江市として受賞することができました。その報告です。このマニフェスト大賞は、地方自治体の議長、首長、市民などによる地域の民主主義の向上に資する取組を表彰する日本最大の政策コンテストです。主催は実行委員会制ですが、早稲田大学マニフェスト研究所と毎日新聞社が共催されています。
今回、第19回ということになりますが、応募総数が3,000件を超える中で、ローカルマニュフェスト<首長>部門の優秀賞5件の中に選んでいただき、最終的に最優秀賞受賞となりました。今回の受賞の対象となったのは、「みんなに身近で親しみやすい総合計画「MATSUE DREAMS 2030」」という松江市総合計画です。その内容について資料P32からプレゼンテーションに使った資料を載せています。
まずこの総合計画は、市民の皆さんと一緒につくってきました。皆さんに親しみを持ってもらえるような総合計画にということで、作られた総合計画自体は、手に取ってもらえるようなサイズになるよう工夫したり、イラストをふんだんに用いて、私がちょっと「ウォーリーをさがせ!」のように中に隠れているといった、小学生、中学生の方にも見ていただきやすいものにしています。これを作るに当たって、8年後のあるべき姿、2030年のあるべき姿を、市民の皆さんに参加していただいて考察を重ねました。ゆめアンケート、ミライソウゾウ会議、タウンミーティングといった機会を設け、みんなで松江の未来を考えていこうという市民参加型のマニフェストをつくらせていただいたというものです。
その内容として、5つの柱を掲げ、また18の施策を、それぞれSDGsと関連づけて整理しました。その上で、実際、政策の実行に移るわけですが、実際事業をした上で、その内容について、KPIも含めて評価・検証をする。それをまた次のアクションにつなげていくべく、プランの練り直しに反映する。いわゆるPDCAサイクルというのを徹底して取り入れています。
ミライソウゾウ会議を毎年、今年も先般会議も行い、総合計画の進捗状況を確認しています。また、私も含めて、市内各地に出かけていき、小・中学校、高校なども含めて、出前講座もしています。私自身もここ2年ちょっとで35回ほど登壇をさせていただいています。こういった機会を通じて、市民の皆さんへの浸透を図る、そしてまた、意見をもらったものを、PDCAサイクルを回して次のプランに反映していくという形を、評価いただいたものと考えています。
この計画を実行することにより、幾つか政策が実現しています。例えば「日本が誇る「環境主都まつえ」の実現」では、HONDAさんと組みまして堀川遊覧船の電動化を図ったり、市民の皆様を巻き込んで、使い捨てコンタクトレンズの空ケース、使用済みのペン、ガンダムのプラモデルのリサイクル等を積極的に実施しています。
また、「ここに生まれてよかった ここで育ててよかった」という政策項目を実現すべく、例えばスマホで楽々、保育所の入所が申し込めたり、あるいは子育てAIコンシェルジュという、LINEで友達になるだけで24時間365日、子育ての悩みに答えられる相談アプリとか、そしてまた、「こども家庭センター」を設置して、ワンストップサービスで妊産婦の皆さんからの相談や乳幼児への支援を行う、また児童虐待をあらかじめ防止していく相談窓口を設置したりなどを背景として、共働き子育てしやすい街ランキングで中国地方1位になったり、30代が社会増に転換したといった成果についてもプレゼンをさせていただきました。
その結果、今回、マニフェスト大賞の最優秀賞を受賞することができました。松江市役所で今取り組んでいることが客観的に評価されたということで大変喜んでおりますし、松江市民の皆さんと取った賞だというふうに考えておりますので、皆さんにも、協力いただいたことにお礼を申し上げます。
ちなみに、この授賞式の模様は、このユーチューブで見ていただけますので、こちらのQRコードからアクセスしてください。
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更新日:2024年11月28日