会見議事録(全文)

更新日:2025年01月31日

こどもまんなか松江プラン(松江市こども計画)パブリックコメント募集

「こどもまんなか松江プラン」は、令和5年4月に施行された「こども基本法」に基づき策定する「松江市こども計画」で、松江市ではこの計画の名称を「こどもまんなか松江プラン」としています。今回の計画は、ゼロからつくるということではなくて、既存の「松江市子ども・子育て支援事業計画」を改訂する形でパワーアップ、バージョンアップしてつくるものです。誰のためにつくるのかというと、「こども」という名前がついていますが、全てのこどもはもちろん、若者、子育て世代の大人のために策定するもので、計画期間は、令和7年度から5か年です。

計画策定にあたっては市民の皆さんから多数、意見をいただきました。ありがとうございました。昨年8月から松江市社会福祉審議会児童福祉専門分科会において審議を進めてきましたが、それに併せてウェブアンケート、小・中学生、高校生等にもアンケートをさせていただき、合わせて1,000件近くの回答をいただきました。また、対面のヒアリングも実施しました。これらの意見・ヒアリング内容等を踏まえて審議を重ね、今回、「こどもまんなか松江プラン」の案ができたところです。

「こどもまんなか松江プラン」は、本市の総合計画「MATSUE DREAMS 2030」の中にも入っている「ここに生まれてよかった ここで育ててよかった」を基本理念としています。全てのこども、若者の皆さんが将来にわたって幸せを実感して生活でき、自分の意見を自分で伝えることができる「こどもまんなか松江」をめざしてまいります。

計画の基本方針を3つ掲げています。1つ目が「みんな大切 みんな幸せ」、個人が尊重される機会の充実。基本方針2つ目が「生まれる前からおとなになるまで」の切れ目のない支援。基本方針3つ目が「誰ひとり取り残さない」きめ細かい支援です。

それぞれ基本方針の中身について、簡単に触れます。1つ目、個人が尊重され活躍できる「みんな大切 みんな幸せ」については、こどもの権利の大切さについて大人に伝えるための出前授業を設ける。あるいは楽しい遊び場やこどもたちが安全に過ごせる居場所を充実させる。全天候型の遊び場の充実などを図る。まち全体で子育てを応援する機運醸成を図る。やりたいことに挑戦する若者を応援する仕組みを作る、例としてMATSUE起業エコシステムをこれからも運用していきます。そして、いい育児の日、松江の子育ての日である11月19日周辺で「子育ての日キャンペーン」をこれからも行ってまいります。2つ目の「生まれる前からおとなになるまで」の切れ目のない支援については、ライフステージに応じて示しています。松江市が昨年度設置したこども家庭センターによる赤ちゃんやお母さんの心身のケア・相談支援。放課後子ども教室など放課後も安心して過ごせる場所の提供。また、子育てAIコンシェルジュなどを利用し、子育て期の皆さんにとって充実した子育て支援情報が届くような仕組みをつくってまいります。3つ目の「誰ひとり取り残さない」ニーズに応じたきめ細かい支援については、コーディネーターの配置などヤングケアラーの支援。「ふくしなんでも相談所」による一人一人の困り事に寄り添った対応。生活困窮世帯の学習支援などによる貧困な状況にある家庭の支援などを行ってまいります。こういった取組など計画に掲げている本市の具体的な支援策は、資料P12のQRコードからサイトにアクセスできますので、詳しくはそちらも併せてご覧ください。

こういった計画の内容について、今回、パブリックコメントの募集をします。実施期間は1月27日から2月12日まで、応募方法は郵送、ファクス、メール、あるいは持参いただいても構いません。この「こどもまんなか松江プラン」は、資料P13のQRコードからご覧いただけるほか、市役所行政資料コーナーや各支所、こども政策課でもご覧いただけます。皆さんからのご意見をお待ちしています。

Green経営スクール開校

脱炭素経営を応援する「Green経営スクール」を2月に開校します。

これまでの松江市の脱炭素に向けた取組として、松江市内の脱炭素化の機運を高めていく、とりわけ企業の皆さん、特に中小企業の皆さんに脱炭素経営について取りかかっていただくことを目的として、連携協定を2つ締結しています。1つ目は、松江市が脱炭素先行地域に選定される前の2022年6月に、松江市、山陰合同銀行、中国電力の3者間で「カーボンニュートラルに関する連携協定」を締結しました。これは太陽光発電の導入により公共施設の脱炭素化を図る目的で、PPA(パワー・パーチェス・アグリーメント)という言い方をしますが、自前で発電し、その電気で公共施設の電気を賄っていく取組をするための連携協定です。地域経済循環を高めて地域振興を図ることを目的としています。2つ目として、2023年3月に、松江市、松江商工会議所、東京海上日動との間で連携協定を締結しています。これは、脱炭素化についての認識を共有し、そして取組をまち全体で進めていくことを目的に、東京海上日動が持っているカーボンニュートラルに係る教育プログラムを提供していただくものです。この教育プログラムは、企業だけではなく小学校向けのものもあり、授業を実施していただくこともできます。そして市内事業者に対しては、カーボンニュートラルに関する普及啓発のほか、再生可能エネルギーを導入するときのリスクコンサルティングといったサービスも提供していただいています。2023年6月には企業向けに「やさしい脱炭素経営をはじめてみませんか」と題したセミナーを開催していただきました。

こういったこれまでの経緯を踏まえ、このたび2月から「Green経営スクール」を開校することとなりました。先ほどの連携協定を締結した関係者の皆様と一緒になり、とりわけ市内の中小企業の皆様の脱炭素化を進めていく取組、伴走型支援によって解決していこうという取組です。背景としましては、大企業の取組はある程度進んできましたが、大企業の下請となっている、サプライチェーンを支える中小企業にも脱炭素に向けた取組が求められる状況になっています。脱炭素の取組が進んでいる企業の商品を購入するとかサービスを買うといった時代になりつつあります。セミナーなども開催していますが、個別の企業の事情が異なりますので、なかなかかゆいところに手が届かないということもありました。今回は、経済と環境の好循環をめざす脱炭素経営の実践を地域全体で推進すること、二酸化炭素排出量を定量的に把握して課題を抽出し、経営面での効果を検証することの2点を目的としています。資料P18に「知る・測る・減らす」とありますが、これがまさに今回の目的の重要な要素となっています。

まず、この「知る」は、脱炭素経営の専門家によって、中小企業の実態に即した内容の講義を受けることができます。「測る」は、二酸化炭素の排出量について、山陰合同銀行が「ecoln(えこるん)」という算定ツールを持っており、これで測ることができます。そして排出量を確認したうえで、専門家のレビューによって、二酸化炭素の削減(「減らす」)計画をつくり、事業活動に反映させていくという流れです。この実施にあたっては、先ほど申し上げた連携協定を締結している、東京海上日動、松江市、山陰合同銀行、松江商工会議所、中国電力のサポートによって進めていきます。

今回、この成功モデルをつくって、それを横展開することで地域全体への波及を狙ってまいります。今回対象とする企業は松江市のほうで選定します。中小企業のうちの5社を選定し、Green経営スクールを受講しませんかとこちらから依頼をさせていただきます。Green経営スクールは、2月、3月に開校する予定で、今回はトライアルとして実施しますので費用負担はありません。今後、受講していただいた企業の皆さんの意見も踏まえながらブラッシュアップしていこうと思っており、Green経営スクールを拡大することで地域全体における脱炭素化を進めたいと考えています。地域の事業者の皆様の脱炭素経営を松江市が応援してまいりますので、関心のある方は環境エネルギー課までお問合せ等をいただければと思います。よろしくお願いします。

まつえSDGsフェスティバル2025 開催

まつえSDGsフェスティバル2025を、2月11日(火・祝日)午後、松江テルサを会場に開催します。入場は無料です。

SDGsをテーマにしていますが、幅広い内容となっています。13時からSDGsコンサートとして、島根スサノオマジックチアチームのアクア☆マジックが登場します。島根スサノオマジックがSDGsの取組を幾つか展開しています。こういった取組の紹介と併せてアクア☆マジックのダンスパフォーマンスを披露していただきます。お楽しみ抽せん会を挟んで、13時50分からは松江南高校、島根大学附属義務教育学校の皆さんからSDGsの取組に関連して発表・プレゼンがあります。松江南高校は「地域における減災」をテーマに、島根大学附属義務教育学校は「住みたいまち」をテーマに行っていただきます。

14時15分からは荒木まどかさんと門脇大樹さんによる「おむすびーず」のコンサート。おむすびーずは、保育所や幼稚園で歯磨き大好きコンサートを開催していただいており、こういった親子で楽しめる音楽パフォーマンスを披露していただく予定となっています。

続いて、皆美が丘女子高校、松徳学院中学高校の皆さんからSDGsの取組についてのプレゼン。皆美が丘女子高校は「エイズについての出張講座」をテーマに、松徳学院は「SDGsの取組について」をテーマに行っていただきます。さらに、松江商業高校吹奏楽部の皆さんにマーチング演奏を披露していただきます。発展途上国等に負担がかからない形、あるいは適正な収益をもたらす「フェアトレード」商品の販売や食器のリユース利用など、松商だんだんフェスタ2024での取組についての紹介もしていただくこととなっています。さらに、「ミライソウゾウ会議」から、高橋夫妻に来ていただきオペラを披露していただきます。この「ミライソウゾウ会議」というのは、松江市総合計画を策定したときに創設された、互いの夢を応援し合うコミュニティーのことで、ここに高橋夫妻も来ていただいておりました。

ブース出展については、ミライソウゾウ会議からは、不要になったこども服などの交換販売会「ふくふくこうかんかい」を実施する予定です。また、「海のアップサイクルワークショップ」と題し、海岸清掃で拾った海洋プラスチックごみなどを使ったボールペン、アクセサリー作りなども行います。また、ミライソウゾウ会議のメンバーだった島根大学生による万年筆の修理実演など予定しています。そのほか、0歳からの予防歯科啓発、歯科衛生用品等の販売、ヒノキのかんなくずを使ったディフューザーボール作り、人力車「まつ笑」のフォトブースなどもオープンする予定ですので、ぜひお楽しみください。その他飲食ブースとして、こども食堂や松江の伝統野菜「黒田セリ」を使ったスープ、また株式会社M.F.F.による漁師さんのこだわり漬け丼、タイのだしカレー、アラ汁、海鮮焼きそば、サバの塩辛なども提供される予定です。

松江市のほうからは、環境エネルギー部がシジミ殻ストラップ作りのワークショップや、消防本部が出初め式フォトコンテストの入賞作品展示や応急手当ての普及啓発パネル展示などもさせていただきます。

事前の申込みは不要で、抽せん会もあり、ブースを回ってスタンプを集めると抽せん会に参加できますので、ぜひとも2月11日に松江テルサまでお越しいただければと思います。よろしくお願いいたします。

中海・宍道湖8の字ルートロゴマーク一般投票

中海・宍道湖8の字ルートは、中海と宍道湖の周りを8の字に回ることができる高規格道路のことで、現在、国に対して整備要望をしています。この8の字ルートのことを市民の皆さんにもぜひ知っていただいて、整備要望の機運を高めていこうということで、今回、ロゴマークを募集することとしていました。昨年10月から11月まで募集をしましたところ、58作品の応募をいただきました。皆さんありがとうございました。

この58作品について整備推進会議のメンバー24人により厳正な審査をした結果、8の字ルートということもあって8作品を選定しました。圏域の皆さんに今後、投票をしていただき、一番多くの得票があった作品について、中海・宍道湖8の字ルートのロゴマークに決定したいと考えています。決定したロゴマークは、3月下旬を目途に、各市のホームページで発表する予定です。

選定した8作品は、資料P36からP39に掲載しています。この8作品について、作者の皆様が込められた思いをホームページに掲載していますので、そちらのほうも併せて確認して投票いただければと思います。投票は2月1日からで、ウェブ投票フォームからのみの投票になります。書面とかはがきとか電話とか、そういった受付はしておりません。投票は1人1回のみとしています。投票資格は中海・宍道湖・大山圏域に住んでいる方、あるいは働いている方、また学校に在籍している方が対象となります。中海・宍道湖・大山圏域というのは、この5市に加え大山周辺の町村も含まれています。

投票していただいた方の中から、抽せんで10名に中海・宍道湖・大山圏域の特産品をプレゼントしますので、ぜひ投票していただければと思います。投票の際はアンケートにもご協力いただくこととなりますのでよろしくお願いします。

投票期間は3月10日まで。詳しくはホームページをご覧ください。皆さんの投票をお待ちしています。

館蔵品展『松江藩を支えた家老大橋茂右衛門』開催

本日から松江歴史館において館蔵品展「松江藩を支えた家老 大橋茂右衛門」を開催しています。

大橋茂右衛門は、松江松平家に仕えた家老で、一代ではなく代々の大橋茂右衛門家について本展で紹介するものです。初代の大橋茂右衛門は、現在の愛知県の出身です。同郷の武将福島正則に従って全国各地を転戦し、関ヶ原の合戦で活躍し名を上げました。

資料P46は、大橋家から松江市に寄贈いただいた、福島正則からの手紙です。福島正則は幕府に無断で広島城を改修しようとしたことで、身分を取り上げられて領地や屋敷を没収されてしまいます。この手紙は、その原因となった広島城の修繕について、大橋茂右衛門に宛てて書かれたものです。

福島正則家が改易されてしまったため、大橋茂右衛門(初代)は浪人となってしまいます。次に仕えたのが福井県小浜藩主の京極家でした。この京極家の家臣となって、1634年に京極家が松江藩主となったということで、茂右衛門も付き従い松江にやってきます。茂右衛門の屋敷は、京橋の北側のところにあったという記録が残っています。

茂右衛門(初代)は、京極家を辞した後、松江藩主となった松平直政に登用されます。この時の屋敷は、今の南田町にあったと思われ、資料P48は江戸時代後期(7代目茂右衛門の頃)の松江城下絵図になりますが、これによると藩主が住んだ松江城三の丸よりも広い敷地だったことがうかがえます。

時代が変わり、明治維新に際して松江藩が大きな危機を迎えることになります。1868年、新政府が、松江藩が反旗を翻すのではないかと疑い、それに対して謝罪を求めます。家老であった8代目大橋茂右衛門は、自害することで謝罪の意を尽くそうとします。結局、その誤解が解け自害せずに済んだということですが、P49の資料は、松江藩の疑惑が晴れた後に、松江藩が朝廷に尽くすと誓った文書です。ここには大橋茂右衛門が決死の覚悟で謝罪した旨が記されています。

今回の企画展は、大橋家から譲り受けたものも含め、松江市が収集・収蔵している貴重な資料を展示するとともに、大橋茂右衛門という松江藩の家老に焦点を当てた初めての展覧会となります。また、この大橋家から養子を迎え入れた出雲市佐田町の須佐神社に伝わる大橋家の史料を初公開します。また関連イベントとして、藤岡大拙先生による記念講演会や大橋家伝来の茶室でのお茶会、甲冑着つけ体験などを予定しています。

本日から開催し、3月30日までとなっていますので、ぜひ松江歴史館にお出かけいただければと思います。よろしくお願いいたします。

職人商店街・カラコロ工房 松江市公式LINEスタンプラリー開催

職人商店街・カラコロ工房のLINEスタンプラリーを、本日スタートで開催します。

職人商店街と、昨年10月にリニューアルオープンしたカラコロ工房の店舗を利用していただいた方が、市公式LINEでスタンプをゲットすることができ、このスタンプを3つためるとデジタルギフトがもらえる抽せんに応募していただくことができます。開催期間は本日から3月末まで、対象は市公式LINEを友だち登録していただければどなたでも参加できます。既に登録をしていただいている方ももちろん、まだの方は新規に登録していただければと思います。

目的は、1つ目として松江市公式LINEの友だち登録者を増やし、より多くの皆さんに松江市の情報をお届けするということです。松江市公式LINEは、防災や子育て、ごみ収集日などの生活に役立つ情報を現在配信しています。また、配信を希望する項目を事前に登録していただければ、その欲しい項目の情報だけを得ることができます。資料P55のQRコードからLINEの友だち登録ができますのでご利用ください。目的の2つ目は、職人商店街とカラコロ工房の来訪者を増やすことです。カラコロ工房は昨年10月にリニューアルオープンしており、職人商店街はJR松江駅から松江城へのルートを中心に、ものづくりの職人技を観て・体験できる店舗、また、飲食が楽しめる店舗が軒を連ね、市民の皆様、旅行者の皆様と職人が触れ合うことのできるにぎわいの拠点となっています。

今回の対象店舗は、職人商店街の飲食、ジュエリー工房、漆器店、複合施設など9店舗とカラコロ工房の10店舗になっています。参加方法は、市公式LINEを友だち登録していただいたうえで、対象店舗を利用していただき、お店にあるQRコードを読み取っていただくと、スタンプをゲットできます。スタンプを3つためるとアンケート回答ボタンが表示され、このアンケートを入力して抽せんに応募していただくという流れになります。

応募いただいた中から、抽せんでデジタルギフトをプレゼントします。デジタルギフトは、1等1万円が3名、2等5,000円が5名、3等1,000円が10名、4等500円が50名に当たります。このデジタルギフトは、PayPayやAmazonギフトなどと交換することができるものとなっています。スタンプラリーの詳細、市公式LINEの友だち登録については、資料P61のQRコードからご確認ください。皆さんのご参加をお待ちしています。

ゆるキャラ(松江市のPRキャラクター) 制作進行中

かねて申し上げておりましたとおり、松江市のPRキャラクター、ゆるキャラの制作が進行しており、その状況の報告です。

11月5日から1月5日までデザイン案を公募していました。全国から大変多数の、714作品のご応募をいただきました。たくさんのご応募、本当にありがとうございました。応募は、フランス・中国・台湾からもあり、また年齢層も10代から80代と大変幅広く応募をいただきました。保育園児の方から大学生まで、またプロのクリエーターの方も、多数の応募をいただいたところで、松江市に非常に大きな関心を寄せていただいているものと喜んでいるところです。

今日は中間報告ということで、今後のスケジュールです。既にデザインの募集は締め切らせていただき、今後、選定委員会による一次審査を行います。一次審査を通過した作品について、市民・松江ファンの投票を行います。3月、4月にその投票結果に基づいて選定委員会による二次審査を行い、最優秀賞、これがゆるキャラになるということになりますが、そのほか優秀賞を決定します。その後、そのキャラクターに対する愛称募集を行う予定で、選定委員会を開き愛称を決定します。このあたりについてはまた改めて皆様にお知らせしますので、ぜひ応募をいただきたいと思います。そして、9月ごろにはキャラクターのお披露目、また、その作品の作者に対する表彰式などを行わせていただきたいと思っています。こういった段取りで進めていきたいと思っていますので、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

質疑応答

(山陰中央新報)「Green経営スクールの開校」について、伴走型支援により解決ということですが、具体的にどのような取組をなさるのか伺います。

(上定市長)中小企業の皆さんが脱炭素化を進めるにあたって、どういうところから進めていったらいいのかという質問をいただいていました。具体的に進めるにあたっては、中小企業の皆さんが経営をされている中で、実際にどれぐらいの二酸化炭素を排出されていて、それがどういう原因によって排出されているのかを定量的に把握する必要があるため、山陰合同銀行が開発している二酸化炭素排出量算定ツールを利用して排出量を算定するということが肝になっています。そして、二酸化炭素排出量を減らすための取組としてどういったことが考えられるかアドバイスをしていただくことになっており、通常のセミナーのような一般論のみならず、その会社の業態に沿った、実際の企業活動プロセスに沿った形でのアドバイスをしていただくというものになっています。

(山陰中央新報)連携協定を結んでからスクール開校までに結構時間がかかったと思うんですが、今のタイミングで、改めてこの経営スクールを開く意義を伺います。

(上定市長)今までは、一般的な脱炭素に対する取組の紹介や、広く情報を共有するということをやってきました。そういった中でいただいたご意見として、個別具体の企業が脱炭素化を進めるに当たってどういった取組をしたらいいか、ということがありました。そういった声にお応えするため、もう少しきめ細やかなプラットフォームをつくり、皆さんに対して個別具体のアドバイスができるような仕組みをつくっていきたいと考え、関係者の皆さんと話を進めてきたところです。それがこのたび話としてまとまったので、今回はトライアルという形でやらせていただきます。評判がよければ、また有償でも皆さんが受けていただけるようなサービスに昇華することができれば、そういったことも含めて今後検討していきたいと思いますが、取りあえず今回は、5社をターゲットとして具体的なサービスを提供し、プログラム内容のブラッシュアップを図っていきたいと思っています。

(NHK松江放送局)今の質問に関連してですが、この5社はもう決まっているんですか。これから選定されるんですか。

(上定市長)選定作業には入っているはずですが、私はまだ承知していません。ある程度バラエティーに富んだ形にしたいと思っていますし、この5社からの意見を受けてそれを横展開していくことを基本に考えていますので、業界などはある程度幅広く捉えることが、スタートとしては必要かと思っています。

(NHK松江放送局)こういった中小企業をターゲットにした官民一体の支援制度というのは、結構珍しいものになるんですか。

(上定市長)脱炭素先行地域に選ばれたところでは、官民一体となった取組はいろいろ進めています。その中で、松江市としては「知る・測る・減らす」ところまで一気通貫したものをつくって皆さんに汎用性高く使っていただけるものを提供することとしています。こうした、通常のセミナーとは違った一歩突っ込んだ取組ということでは、脱炭素先行地域の中でも恐らく先行している取組と自負しています。

(山陰中央新報)来年度当初予算の発表について、スケジュールとか決まっていることがあれば教えてください。

(上定市長)例年、当初予算は2月議会に諮らせていただくことになります。

(山陰中央新報)今、内部でいろいろ検討されているところだと思うんですが、市長のお考えとして、選挙がある年ということで、骨格予算みたいな形の編成という考えですか。

(上定市長)そのあたりを今まさに内部で検討しているところです。

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