松江城伐採木の有効活用

更新日:2025年03月05日

松江城伐採木の活用については令和4年度から取り組んできた事業です。樹木が根を張ってきたことにより石垣が崩れかけていたり、また、幹や枝が張り出していることによって、仮に火災があった場合に建物本体に延焼するような可能性を排除しておくべきということで、49本を伐採しました。その49本の木材資源を有効に活用していこうということで、令和5年1月からアイデア募集をしました。13件のアイデアを応募いただき、そのうちから実現可能性、コスト等を踏まえ9品目を選定し、昨年度から製作しています。プラバホールの座席札や市役所庁舎に置いているベンチ、神楽面は現在制作中ですが、こうした取組を進めています。

今回紹介するのは、書架(本棚)と積み木です。本棚は、杉材を加工し60台製作しました。「松江城の木でつくりました」というスタンプが押してあります。これを市内47校の小・中・義務教育学校の図書館に設置します。また、松江市立図書館(中央図書館、島根図書館、東出雲図書館)にも設置します。もう一つの積み木も杉材を加工し、100ピース入りを120セット製作しました。こういった積み木を利用して楽しんで、また学ぶことができるということで、今月末から市内保育所、幼稚園など118施設に寄贈する予定です。3月12日には城西幼保園で贈呈式を行う予定としています。松江城を守り伝えていくことが重要ですし、また、松江城伐採木についてもこうした形で再利用して、松江城に対する愛着を皆さんに育んでいただきたいと思っています。

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