会見議事録(全文)
新・高機能消防指令センター 稼働
消防本部の新しい高機能消防指令センターが稼働することになりました。火災、事故、事件等がある場合に119番通報をしていただきますが、指令センターは、通報を受信後、災害対応の終息まで、迅速かつ正確に管理する司令塔の役割を担っています。119番通報を受けて現場を特定し、出動指令を出し対応していくことが主な機能となります。平成24年にこの高機能消防指令センターを整備していますが、今月24日に、全面更新して機能強化した上でリニューアルします。
資料P5はイメージ図です。現場からの通報を指令センターで受け、現場を特定し、出動指令を出して、消防車、あるいは救急車が出動して現場に向かいます。現場において、指揮タブレットあるいは救急タブレットという端末を用い、必要な情報を入力します。それが、これら指揮支援、支援情報、情報共有システムに反映され、さらにそれが災害対策室にも共有されることで、的確な指示を指令センターから出し続けることができます。必要に応じて市の防災危機管理課とも連携を図ります。また、こういった情報はデータとして蓄積されますので、活動報告にも反映されることになります。
今回、機能強化を図ったポイントについて4点ご紹介します。
1つ目が指揮支援システムの導入。実際に現場でどういった行動を取るべきかという指導、指揮について、タブレットを活用して情報を一元化できるようになりました。また、現場の情報を電子指揮盤に電子データで掲載することによって現場の指揮隊が同じ情報で統制される状況になります。
2つ目として、情報共有システムの導入により、指令センターと災害対策室と現場の情報共有が円滑に行えるようになります。
3つ目として、タブレット端末(救急タブレット)を導入し、これまでは出動して戻ってからその情報のデータ入力をしていましたが、これが随時可能になり、次の出動に円滑に備えられる状況となりました。
4つ目として、インターネットサービスとの連携により、通報を受けてすぐにGoogleマップで位置を特定することができ、ストリートビューで確認ができるようになります。それに加えて、映像通報システムを今回新たに導入します。口頭で伝えるだけではなく、映像で通報して現場の状況を共有することができるものです。この映像通報システムは、まず119番通報していただきますと受信側にその電話番号が残ります。その電話番号に対してURLを送り、そこから接続していただくということになります。言葉では説明しづらい災害現場を、映像で通報していただくことで、具体的な状況の確認がしやすくなるのに加え、通報者に応急処置を依頼することもできます。例えば心臓マッサージの手順の映像を流すことによって、その場での応急処置がしやすくなるといった点が特徴です。利用方法は非常に簡単で、スマートフォンがあれば利用できます。固定電話やガラケーからは利用できません。事前にアプリのインストール等は必要ありません。GPS(位置情報)をオンにしておけば、そのまま、その現場の場所が分かります。あとは、カメラで撮影した情報が消防指令センターと共有され、消防指令センターから受信した情報を見ながら応急処置を施すこともできるようになります。
3月30日日曜日の午後1時から3時まで、この指令センターを一般公開します。消防本部の4階で見学を受け付けておりますので、ぜひお越しいただければと思います。指令センターのリニューアルによって、市民の皆さんの安心できる、安全に暮らせるという安心感が高まるものと期待しているところです。
マイナ保険証と医療費受給者証の一体化
3月26日からマイナンバーカードが医療費受給者証として利用できるようになります。全国的には令和8年度、1年後の4月からが本格運用開始ですが、島根県内では、松江市、出雲市が先行自治体ということで手を挙げ、今年度中に運用開始するものです。
これまでは、病院で受診するときに、窓口でマイナ保険証か健康保険証と、紙の医療費受給者証の2つを提示しなくてはいけませんでした。これが、3月26日からマイナンバーカード1枚だけで受診できるようになります。ただし、マイナンバーカードをマイナ保険証として利用登録することが必要ですので、まだ登録されてない方は、厚生労働省ホームページを参照の上、ご登録ください。
一体化できる医療費受給者証は、子ども医療費受給資格証等、資料P15に掲載しているものになります。3月31日時点の予定になりますが、利用できる市内医療機関は31件、薬局は12件となります。松江市立病院、日赤などを含め、利用できる医療機関は、松江市のホームページに既に掲載していますのでご参照ください。
この導入により、市民の方としては、紙の受給者証を持ち歩かなくてもよくなる、受給者証を忘れた場合にもう一度来院していただくとか一時的に医療費を負担していただくことがなくなります。医療機関にしても、受給者証資格情報の手入力作業がなくなって事務が削減される、資格過誤請求の減少などによって事務負担が軽減されるというメリットがあります。自治体としても、資格喪失などの情報が即時に反映されるので、過誤請求が防げる、複数の受給者証を持つ場合の優先順位が自動的に判断され、給付の適正化が図れるといったメリットがあります。
非常に簡単に使えますので、ぜひ病院でマイナ保険証を使っていただければと思っています。
まつえ水素活用協議会 設立
一昨年の10月27日に、まつえ水素活用勉強会を設置しました。これは、松江において水素活用の知見を広め、水素利活用の在り方を検討する勉強会として設置したもので、定期的に勉強会を開催しています。第1回の勉強会・講演会を昨年2月18日に開催しました。参加者は89名で、地球環境戦略研究機関の藤野さんと日本政策投資銀行の原田さんに来ていただき、脱炭素の形成や水素活用に向けた動向等について講演していただきました。このときに参加された方のアンケートでは、現在の水素価格では普及するにはまだ時間がかかることを理解したといった感想や、水素での日本の立ち位置が世界的に進んでいることが分かったといった感想もいただいています。また、昨年7月に開催した第2回の講演会には81名に参加いただき、川崎重工業の天野さんから川崎重工の水素事業の取組についてお話をいただきました。このときのアンケートでは、官民一体となって取り組んでいくことが必要という認識ができた、液体水素とすることで体積を大幅に小さくできることや大型船で一度に大量に運搬できることが分かったといった感想が寄せられています。第3回の講演会は、今年1月20日、73名の参加で、トヨタ自動車の山村さんから、トヨタの取組について紹介いただきました。トヨタが自治体との連携で様々な取組をしていることについて説明いただいたほか、水素グリラー(グリル)を使った料理の実演会をやったり、トヨタのMIRAIという水素自動車のカットモデル(横に切って断面が分かるもの)を松江で初めて展示をしていただいて、水素活用の一つの在り方として皆さんに勉強していただきました。
今般、この勉強会を、水素の情報共有に加えて活用に向けた検討を推進するために、協議会という形に再編することとします。水素を作り、それをためて運び、そして使うという利活用に向けた取組を検討します。松江市としてどういった形で利活用できるのか、水素社会の実現、脱炭素化の推進、また地域経済の活性化という観点から検討を進めていくのが、この活用協議会ということになります。この活用協議会の設立総会を3月24日月曜日の2時から、市町村振興センターで開催します。設立総会に続いて記念講演会も実施予定です。この講演会は、事前に申込みをいただければ一般の方も参加できます。政府中央環境審議会の会長を務めていらっしゃいました高村ゆかり先生、日本政策投資銀行でカーボンニュートラル等を担当されている原田さんに来ていただいて、お二人から記念の基調講演をいただきます。この講演会の申込みは、しまね電子申請サービスからお願いします。また、あわせて、このまつえ水素活用協議会の会員も募集しています。対象は、この趣旨に賛同していただく企業、大学、試験研究機関、産業支援機関、金融機関、行政機関などの団体です。ご興味があれば環境エネルギー課までお問合せをいただければと思います。水素社会の実現に向けて、歩みを進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
第46回まつえレディースハーフマラソン
この時期の風物詩、まつえレディースハーフマラソン開催のご案内です。
今年は、3月16日日曜日10時2分、松江城大手前スタートで行います。日本学生女子ハーフマラソン選手権大会と、FISUワールドユニバーシティゲームズの日本代表選手選考会も兼ねています。
種目が4つあり、ハーフマラソン、10キロ、ジョギング2.6キロ、ちびっこマラソン1.0キロで、登録は既に締め切っており、合計1,811名がエントリーしていただいています。
招待選手もいらっしゃいます。まず、𠮷川侑美選手は、今回参加される実業団選手の中で最も速い1時間9分32秒のタイムをお持ちです。現在は千葉陸上競技協会に所属されていますが、この1月まではユニクロ女子陸上競技部で活躍されていました。2023年に開催された大阪国際女子マラソンでは5位(日本人3位)に入っていらっしゃる方です。
次に注目選手として、京セラ女子陸上競技部の古原夏音選手がいらっしゃいます。昨年4月に京セラ陸上部に入る前は大阪芸術大学にいらっしゃいました。また、松江市は山陰パナソニック株式会社、パナソニックスポーツ株式会社と連携協定を結んでおり、パナソニック女子陸上競技部からも毎年、選手に参加していただいています。保坂晴子選手は日体大の出身で、昨年4月にパナソニック陸上部に入られました。活躍が期待されています。
そして、学生の注目選手では、昨年優勝された野田真理耶選手(大東文化大学)が参加されるほか、原田紗希選手(名城大学)や土屋舞琴選手(立命館大学)も参加予定となっています。
このまつえレディースハーフマラソンは、この大会を登竜門として世界に大きく羽ばたき活躍される選手を多数輩出しています。平成31年の第40回大会で優勝された鈴木優花選手は、パリオリンピック女子マラソンで6位入賞、令和5年の第44回大会学生選手権優勝の北川星瑠選手は、FISUワールドユニバーシティゲームズで優勝。また過去には高橋尚子選手や野口みずき選手というオリンピック金メダリストも走られた、非常に著名な登竜門としての大会になっていますので、今回も皆さん、ぜひ注目ください。
当日は交通規制を実施します。3月16日日曜日9時40分から12時40分が規制の時間帯となります。詳細については、大会ホームページをご参照ください。大変ご迷惑をおかけしますが、お出かけの際にはお気をつけください。3月16日は沿道で応援をしていただければと思います。よろしくお願いします。
市役所周辺水辺の賑わいイベント
続きまして、市役所周辺の水辺の賑わいイベントのお知らせです。
市役所前の宍道湖の護岸に、新たな「水辺ステージ」がオープンします。オープンに合わせて、3月23日10時から11時に、テープカットや演奏会などの記念イベントを開催します。これと同じ時間帯に、松江市役所だんだんテラスにおいて、ファーマーズマーケットも開催します。季節の野菜や軽食の販売などを実施しますので、ぜひお越しいただければと思います。
この水辺ステージですが、供用開始は4月1日で、3月23日はそのプレオープンということでイベントを実施するものです。フラットな部分をステージとして、階段状になっている部分を観覧席として利用することができますので、このオープンなスペースでコンサートなどイベント開催が可能となります。宍道湖側を背景にしてイベント開催ができるということになります。また、スロープを設けましたので、車椅子の方にも安心してこちらへ出入りをしていただけます。
宍道湖の北岸はこれから整備がどんどん進んでまいります。今回オープンするのが市役所の南側の水辺ステージ。今後、旧しじみ館とか松平閣がある辺りの南側には多目的テラスが今年11月に供用開始される予定で、ちょっと先になりますが、令和10年4月にはホテル一畑などの南側、千鳥南公園エリアにちゃぷちゃぷ広場という親水空間がオープンする予定です。楽しみにお待ちいただければと思います。
さて、この水辺ステージの供用開始に当たってのプレオープンイベントですが、まず10時からテープカット等を行い、次に大庭ジュニア吹奏楽団ブルースターズの皆さんと、松江プラバ少年少女合唱隊の皆さんに演奏や合唱を披露していただきます。雨天や強風の場合には場所を市役所の中に移すなどの変更があり得ますので、詳しくはホームページでご案内します。また、同時に市役所だんだんテラスで開催するまつえファーマーズマーケットでは、9時から13時まで、季節の野菜、加工品、軽食、甘酒のほか、桜の苗木も販売します。電気自動車の展示と電源供給の実演もあります。皆様のご来場をお待ちしております。
令和7年度松江市職員採用試験
令和7年度の松江市職員採用試験の募集を開始します。職員採用試験の実施計画をホームページにも公開しておりますのでご参照ください。
まず、松江市がめざす組織の姿や人材募集の内容などについてお話しします。松江市役所は、自由に意見を言える風通しのよい組織であると自負しています。職員アンケートの結果でも、自分の考えを言える組織である、あるいは上司、同僚からフィードバックを受けられる組織であると多くの職員が感じています。来年5月に新庁舎全体がグランドオープンします。これにあわせ、働きやすい職場環境について、若手職員で構成する検討チームで議論しており、それを生かすよう取り組んでいます。また、「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」が市のめざす将来像ですが、これを一緒にソウゾウする仲間を募集するものです。試験は5つの区分(先行、前期、後期、社会人経験者、その他)を設けており、10職種を募集します。
資料P48は、先行と前期の日程です。先行日程は申込みが3月7日から31日まで、第一次試験が4月7日から4月23日までです。前期日程は申込みが4月11日からで、第一次試験が6月15日となります。希望される職種に応じてご確認ください。
資料P49は後期日程で、申込みは7月11日から8月12日まで、第一次試験は9月21日です。
資料P50は社会人経験者日程で、27歳から40歳の方を対象とし、第1回、第2回があります。第一次試験では自己PR動画審査やエントリーシート審査を行います。
資料P51はその他日程で、全職種についてカムバック採用枠を設けます。松江市職員として勤めた後、退職した方を対象としているもので、申込みは7月11日から9月8日まで受け付けます。
詳細については松江市のホームページに掲載していますのでご参照ください。皆様のご応募をお待ちしています。
令和7年度 消防吏員採用試験
消防本部においても、令和7年度の消防吏員採用試験を行います。
松江市消防本部が求めている職員像は、「『松江を守る!』まちの“英雄(ヒーロー・ヒロイン)”」です。いつでも、どこでも、何があっても助けに現れる職員を育て、また活躍していただきたいと思っています。
採用試験区分について、これまでは、一般枠、社会人経験者枠、U・Iターン枠(消防職経験者)の3枠を設けていましたが、この3枠を一般枠と社会人経験者枠の2つに再編します。一般枠については、これまでは高卒、大卒の方が同じ試験を受けていただいていましたが、18歳から21歳(A区分)と、22歳から26歳(B区分)の2つの区分を設けることとしました。また、昨年までは救急救命士の枠を別途設けていましたが、応募が非常に少なかったということを踏まえ廃止します。社会人経験者枠については、受験資格を社会人経験が3年以上で30歳までとしています。一般枠、社会人経験者枠それぞれの試験の概要は資料P56のとおりです。
社会的な使命を負っていただく責任重大な仕事となりますが、皆様、ぜひとも応募いただいて、松江市民の安心・安全を守っていただければと思っています。
質疑応答
(読売新聞)消防本部の消防吏員採用について、これまで高卒と大卒が同じ採用枠になっていたのを来年度から見直すということですが、今回見直すに至った理由をもう少し、分かる範囲で教えてください。
(上定市長)一般的な職業試験を受けるに当たって、大卒、高卒、あるいは大学院卒等の区分が分かれているケースは非常に多いと思います。たくさんの方に受験をしていただけるように、また、年齢が違えば当然経験も違いますので、それが公平に判断できるようにということで、今回区分を改めたものです。今まで不公平感が高かったという話があったわけではなくて、むしろ、より公平さを増すために年齢の区分を設けた、公平感を高めたという認識を持っています。
(読売新聞)一般職員の採用試験について、カムバック採用枠を設けるということですが、昨今ニュース等で「アルムナイ」という言葉を聞く機会があります。いわゆる一度退職された方で、ほかで経験を積み、その経験を生かして改めて元の職場に戻るという形ですが、そういった考え方の採用枠ということでよいでしょうか。もう一つ、もしこういう形での事例があって、帰ってきてくれた職員のほうが仕事へのやる気があるとか、何か所感があれば教えてください。
(上定市長)先ほどおっしゃられた「アルムナイ」というのは同窓会のことですね。こういった採用試験・枠を設けている会社はどんどん増えています。一回職場の経験がありますので、当然その職場の経験を生かしやすいというのが一つ。もう一つは、辞めるに至った事情として結婚とか子育てとかあると思いますが、そういった中で、一時退職せざるを得なくても、その後戻ってこれるということは本人にとってもメリットがあり、市役所としても、これまで何年間か勤めてもらって人材育成できていた方に即戦力としてもう一度カムバックして活躍していただけるというのは大変メリットが多いと思っています。
(山陰中央新報)本日朝、松江城の公園内で松の木が倒木したという話を伺っています。市長の受け止めと、撤去の予定、対策など、今後の動きが決まっていれば教えてください。
(上定市長)本日の早朝、松江城の二の丸下の段の北東部になりますが、クロマツが根本から倒れる形でお堀の川に落ちました。早朝だったことと、お堀の石垣の横ですので人が通るようなところではないこと、堀川遊覧船の航路にも当たっていないことから、けがをされた方とか、倒木によって何らかの影響を受けた方はいらっしゃいません。ただ、その木が倒れたことによって石垣が一部崩れており、復旧が必要になる状況です。
昨年来、皆様にも共有していましたが、松江城において、木が腐って中が空洞化するなどの危険木が存在していました。たくさんの人が通る場所など速やかに伐採が必要なものは伐採していますが、本日倒れたこの木については令和7年度に伐採対象としていたものでした。この場所は、今はまだ倒木を撤去できていないため立入禁止にしていますが、そのほかのエリアで倒木の危険があるというところはありません。堀川遊覧船の運航にも支障がない場所ですので、遊覧船も休止等はしていません。今後、撤去をした上で、石垣の修復については文化庁の許可なども必要になってきますので、協議の上で速やかに進めたいと思っています。
松江城は市民の皆さんの誇りで、愛着を感じていただける場所ですし、散歩等で日常的に訪れている方もあります。そういった方が安心して、安全に回っていただけるよう環境整備は重要と認識しており、今回の倒木についても、人命等には関わりはなかったものの、やはり再点検をすることによって、危険がある箇所についてはしっかり押さえた上で対応していく必要があると感じているところです。また今後、さらに安心・安全が徹底されるように努めていきたいと考えています。
(山陰中央新報)石垣の補修に関しては文化庁などと協議の上で速やかに進めるということですが、倒木の撤去は、例えば3月末以内など、時期の目途は立っているんでしょうか。
(上定市長)今のところ3月末の着手を目途に撤去作業を進める予定です。
(山陰中央新報)今回倒れた木は令和7年度に伐採の対象にしていたという話ですが、この令和7年度に伐採を予定していた理由はどういうことですか。
(上定市長)伐採作業員の手配等も必要になってきますので優先順位をつけてやっています。場所としての危険度や倒木の可能性が高いものから優先的に取り組んでいますので、その中で、今回の倒木は令和7年度に伐採すると位置づけていたものです。
(山陰中央新報)ほかに、令和7年度に伐採予定のものはありますか。
(上定市長)あります。今後、もう一度チェックをした上で、仮に早めに取り組んだほうがいいものがあれば、できるだけ早めに取り組みたいと思っています。
(読売新聞)松江城の敷地内で、人命等に関わるようなところの木に関しては伐採しているということでいいですか。
(上定市長)立入禁止にしているところ以外の、皆さんが日常的に通行していただく場所の危険木は既に対応しています。現在通行できる範囲についての危険性はないと認識しています。
(時事通信)島根原発の関係でお聞きします。島根県と中国電力が4日に職員人件費に関しての財源協力協定を結びました。中国電力から島根県を通じて松江市も職員人件費の交付金を受け取ることになりますけれども、受け止めを改めてお願いします。
(上定市長)島根原発が存在していることによって、本市の場合は防災部に原子力安全担当を置いています。そのほかにも、モニター等も継続的にしていたり、また原子力防災訓練等も実施しています。そういった中で、それに見合う人件費を負担いただいて、それを拝受することは、極めてすんなり受け入れられるものと感じています。これまでも島根県と協議の上、対応してきたところですので、それが実行に移されたものと受け止めています。
(毎日新聞)松江城の倒木の話に戻りますが、石垣はどれぐらい壊れている状況ですか。
(上定市長)石垣と木が接触した部分が崩れている状態で、石垣の下の方まで崩れているとか、大規模に崩落している状態ではありません。あくまで一部が倒木によって傷つけられて破損している状態です。
(毎日新聞)補修は文化庁と協議が必要ということですが、補修には国からの予算が出るということですか。
(松江城・史料調査課長)松江城は国指定史跡になっており、石垣修理とか環境整備に関しては、国の補助金を受けて事業を実施することになっています。ただ、ケース・バイ・ケースのところもあり、今回の場合、石垣が部分的に崩落しています。修理方針や財源のことなど、今後文化庁と協議しながらということになります。
(毎日新聞)ということは、3月末までに倒木したものを撤去して補修できるタイミングというのはまだ分かっていないということなんですか。
(上定市長)そうですね、まだ日程が立ってはいません。
(山陰中央新報)松江城の倒木に関して、昨年の調査段階では、危険な木があるエリアは立入禁止区域としているという話がありましたが、この木は立入禁止区域にあったものでしょうか。
(上定市長)この木はお堀側の一番端っこのところにあります。ですので容易に近寄れるところではないことから、あえて立入禁止区域として仕切ってはいませんでした。
(山陰中央新報)立入禁止区域ではないけれども、人が立ち入れる場所ではなかった。
(上定市長)そうですね。
(山陰中央新報)倒木の長さ、高さや大きさは分かりますか。
(上定市長)高さ21メートル、幹の直径が1メートルのクロマツです。
(日本経済新聞)まつえ水素活用協議会について、資料P24によると、水素の情報共有に加えて活用に向けた検討を推進ということですが、その活用に向けた検討というのは具体的にどういうもので、どういう成果というか具体的に何かをやっていくイメージなのか、あるいは松江市モデルという形で何か計画的なものをつくるとか、どういう着地点を想定されているのかを教えてください。
(上定市長)今の段階でまだ具体的に協議会を開いて協議を進めている状況にないものですから、あくまで想定の話になりますが、脱炭素先行地域に共同提案をさせていただいた企業を中心として、今後、水素をどのように活用できるのかといった協議に入りたいと思っています。社会を大きく変えていく一つの大きな要素になりますので、たくさんの事業者の皆さんに賛同いただいて検討を進めていきたいと思っています。協議会に入っていただけそうな見込みとしては、産官学、金も含めて、勉強会に参加していただいた皆さんを基本に声をかけていきますので、何か特定の分野に収まるものではなく、むしろ皆さんにとってどういった使い方、どういった運び方がメリットがあるのかというところから検討を進め、松江市独自のモデルとして機能するかどうかといったことを専門家の意見も聞きながら検証していくというプロセスを今のところは想定しています。
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更新日:2025年03月26日