質疑応答
(中国新聞)松江城の修理のところで、去年の記者会見の発表だと、修理が外観の保守を中心に、その解体をせずに維持修理をするというお話だったと思いますが、資料のスケジュールを見ると、天守解体とあります。これは、計画(を立てる中)で変わってきたところになるんでしょうか。
(上定市長)まず、元からどこまで修理をしていくかというところについては、修理方針を立てて、つまり詳細な調査をしてみて、その上で判断するということにしていました。今回、実際ドローン等を活用して、めくって中を見るまではできていないんですが、どこまでの修理が必要かということを精査したところ、やはり内部のところまで雨が吹き込むような形になっていたり、外壁ももちろんなんですが、一部内部も修理が必要であったり、あるいは念のため瓦については全部はいでもう一回やり変えた方がいいという専門家のご判断があり、それに従う形で、今回、工事期間も工事費も少しかさんでまいりますが、70年に一度の大修理ということで、時間とお金をかけてやる必要があると判断しているところです。
(中国新聞)田和山遺跡の件で、松江市の中にもいろいろな遺跡があると思いますが、その中でなぜこの田和山遺跡にスポットが当たったのかっていうところをお聞かせください。
(上定市長)まず、(田和山遺跡は)規模が非常に大きいものです。それと当然、実際の歴史的文化的な価値の部分、そしてまた場所がちょうど宍道湖が見渡せるような、市立病院のすぐ隣でして、そこから眼下に、弥生時代の風景を再現するということをするときに、ちょうど適した場所であったということも言えます。また、すぐ近くに発見されています神後田遺跡というのも見渡せる距離ですので、そういった歴史的な資産がその場所にもありますし、そこが眺望できるといった点で、こういったAR、VRを使って再現して画像にしていくというのに適した場所だと判断しました。
(山陰中央新報社)松江城の改修の件で、登閣料の収入についてですが、この7.8億円というのは、どういったものを根拠に(算出)されたのかということを詳しくお伺いできればと思います。例えば、観光客、登閣者が何人いるのかとか、料金が変わるのかとか、その辺がもし決まっているのであれば教えていただけますか。
(国宝松江城課長)この度の修理は、市長がお話ししましたように、修理をしながら天守の中に登閣できる期間を設けるというものです。平成の頃に、姫路城が大修理を行っておりますが、その頃、やはり登閣者、来場者が半分ぐらいとなっていますので、この度(の松江城の修理で)も、修理中のところは通常の半分ぐらい(の登閣者、来場者)を見込んで算出しています。国宝に指定された頃は50万人を超えたこともありましたが、コロナ禍では44万人ぐらいになっています。ですので、その半分ぐらいと見込んでいます。
料金については、今年の7月に料金を1,200円に改定することにしていまして、引き続きそのままの値段で考えています。
(山陰中央新報社)(連続テレビ小説)ばけばけのドラマセットについてお伺いします。平日のみの開館になるのかなというところで、観光客さんは平日ももちろん最近多いとは思うんですが、休日の観光客さんがたくさんおられて、どうせ(ドラマ館が)あるなら見たいなというところもあるかと思うのですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
(上定市長)実際、平日のみならずたくさんの方に来ていただきたいとは思っておりますが、今、新しい庁舎についての、特に休日あるいは就業時間後の運用について検討しています。セキュリティの観点から、どのように庁舎内に入れるようにするのか、あるいは執務スペースと共有スペースをどのように仕切るのかといったことについての精査をしています。
今回も、まず5月17日にオープンした時には、平日のみ午後4時半までということにさせていただいて、その後、セキュリティが確保できるかといったことも含めて、あとは実際にいらっしゃる方のニーズなどを踏まえて、開館時間が延長できるかどうかということについては検討していきたいと思っています。
(山陰中央新報社)平日に(開館時間を)少し延ばすことを検討するということでいいですか。
(上定市長)今は平日のこの時間帯(朝9時から夕方4時半)だけを想定しているんですが、今後、休日にも開けることができるかという観点での検討をしています
(山陰中央新報社)改めてですが、市役所にドラマ館を設けられるところの意味合い、他の施設とか他の広場とか(への設置)でもよかったんじゃないかというところも一部の声としてあると思いますが、市役所でやる意味というところをお伺いできますか。
(上定市長)令和5年の5月8日に松江市役所が新しくなって、第1期棟がオープンした時から、松江市役所自体を行政手続の拠点のみならず、にぎわいや集いや憩いの場として活用していこうということで、みんなのトライアルという事業をやってきました。そこでたくさんの方に、実際、これは行政が主催しているもののみならず、民間企業のお知恵だったり、個人の方にも参画していただいて、いろんなイベントをする中で、松江市役所の中、あるいはだんだんテラスの部分について、かなり利用価値があるなということが分かってきて、にぎわいの拠点性を持つことで松江の魅力をさらに高めていく、その拠点施設になるなと。普通の一般的な自治体だと、当然月曜日から金曜日の9時から5時が庁舎のオープンしているタイミング、使われるタイミングということなんですが、松江市の場合には、むしろ土日の方が賑わっている市役所というのは面白いんじゃないかということで取り組んできました。その結果、皆様からも非常に好評をいただいて、たくさんご利用いただいたということもあります。そこにタイミングとしてばけばけの放映が重なりましたので、今回、ドラマのセット展示をどこにするかということを検討するにあたって、にぎわいの拠点性が高まっている松江市役所の1階部分。多目的スペースというのはもともと設ける予定でしたので、今後ばけばけのみならずですね、いろんなものに使っていけるスペースということで、まずは、この八雲・セツのドラマ館というのを持ってくるのが最適であろう、ふさわしい場所であろうということで判断をさせていただいたものです。
(山陰中央新報社)(小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進)協議会が16日にあったかと思うんですが、その中で、観光客を増やすために圏域で取り組んでいこうという話をされたかなと思います。改めて、松江市にお金を落としてもらうためにというところでの取り組みも必要かなと思いますが、その辺についてのお考えを伺います。
(上定市長)端的に言うと、滞在時間が伸びればお金が落ちていくということになると思います。この間、小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進協議会というのを開催して、基本的に松江市の話だったんですが、私は、中海・宍道湖・大山圏域市長会の会長も務めています。よく言われるゴールデンルートというのがこの圏域にはあって、それが出雲大社、松江城、足立美術館だとよく言われます。特に海外のインバウンドのお客様が、そういった比較的訴求力のある、また海外に向けても発信しているような観光資源をつなぐルートで周遊されます。ただ、松江の場合、大きな、特にワールドネームのホテルがないということもあって、観光客の方が通り過ぎてしまう。そういった3つの観光地を行かれたとしても、宿泊が伴わない、つまりはお土産も食事も含めてですが、お金が落ちにくいという構造になっていると思います。これは松江市のみで勝負する必要は全くないと思っていまして、観光資源がたくさんありますし、それをうまくストーリーに仕立てたり、そういった周遊のルートを作って売り込むということができると思います。例えば1例としていいますと、さっきの3つをつなげるというのもそうですが、境港には水木しげるロード、妖怪があります。松江には怪談、小泉八雲で、出雲には神話がある。いずれも目に見えないものというか、スピリチュアルなもの。去年、中央公論新社でその3つを取り上げて書籍を発刊していただいたりもしています。例えば、そういうつながりの中で周遊をしてもらう。それには例えばですけど、2泊3日はどうしても時間がかかるよねと、そうすると、お金も落としていただきやすくなるという、広域連携による、特にインバウンド向けの商品設計というのは大いにあり得るものと思っています。今、 島根県はインバウンド観光客は都道府県で47位ですので、そういった取り組みによって、観光の伸びしろしかないというふうにも見ておりますので、ぜひ中海・宍道湖・大山圏域を含めた全体の魅力を高めていきたいと思っています。
(山陰中央新報社)松江に泊まってもらうというところも一つ重要なのかなと思いますが、宿泊しないとできないようなこと、例えば夜のイベントだったり、朝のイベントだったりなども必要かと思うので、その辺についてはいかがですか。
(上定市長)おっしゃる通りでして、よく言われるのは、ナイトタイムエコノミー。夜、例えばライトアップのイベントですとか、去年は松江城がちょうど国宝から10周年を迎えたので、雲海というのを山陰中央新報さんにやっていただきました。今年も、ライトアップや、プロジェクションマッピングのイベントをする予定です。これは当然ライトアップするわけですから、夜のイベントになりますので、宿泊需要を大いに取り込む余地があるということが一つ。もう一つは、松江の中心市街地で職人商店街というのをやっています。これは職人の方が実際手仕事をされているのを見ていただいて、それとともに自分でもそういった手仕事をやっていただくという体験型の機会でもあります。例えば、山本漆器店さんというところで、八雲塗りの絵付けができます。お金を払っていただくんですが、その絵付けをしようと思うと15分、30分じゃ終わらないんです。やろうと思ったら、本当に凝る人は2時間、3時間ずっとやっていらっしゃいますので、そうすると日も暮れてくるし、お腹も減ってくるし、もう1泊したくなるし、面白い体験ができれば面白かったよとSNSで発信したくなるし、口コミでも伝えたくなるし、と一回じゃなかなか時間が足りなかったので、もう一回リピートしようかなということになるし、という連鎖的に、松江にもう一回来る、あるいは宿泊する、ご飯も食べるというような理屈づけ、大義名分ができると思います。そのような宿泊をしたくなるような場所にしていくというのが重要だと思います。今、中心市街地、まさに職人商店街のあたりで、湯屋天神というのが5月にオープンする予定であったり、他にもいくつか宿泊施設がオープンする予定もあるので、そういったところが一つ核になって、宿泊客にも魅力を訴えることができれば、滞在時間が長くなり、観光客数も増えていくという流れができるのではないかと思っています。
(山陰中央新報社)今回、ばけばけというところで多くの観光客が来てくださったのかなと思いますが、改めて先手をとって施策を打っていかないといけないのかなと思います。そこで、例えば観光客にニーズを聞いたりとか、アンケート等を取ったりとか、市なのか観光協会なのかという部分はあるかと思いますが、その辺についてはどのようにお考えですか。
(上定市長)ちょっと一歩先の話で申し上げますと、去年の12月から松江市は宿泊税の徴収を始めています。それまでの宿泊者の掛け算をすると、5000円以上の宿泊の場合に200円という宿泊税の料金ですが、そうすると大体年間3億円ぐらいの収入となります。それをうまく活用して、たくさんの方に宿泊していただける、さらに満足度の向上だったり、リピートしたくなるようなまちづくりを進めていかないといけないと思っていまして、その中核となるのが松江観光協会。ここも今、体制強化を図ろうとしていまして、宿泊税もうまく使いながら、人も増やして、その機能も高めていくということをやっています。その中で、例えば前泊地がどうだったのか、次どこに行かれるのかといったことについて、これまであまりデータを、特にビッグデータを踏まえた上での観光戦略というのを立ててきていませんでしたので、これは観光協会だけではなくて、当然、旅館、ホテル組合であったり、各地の観光関連事業者の皆さんとともにということですが、そういったデータの定量把握をした上でのエビデンスに基づいた戦略の立案というのが必ず必要だと思っていまして、そのためには、宿泊客の方のアンケートであったり、実際に観光施設、宿泊施設にお立ち寄りになった時の評判なり、実際に興味を持っていらっしゃる観光施設なりといったことについてのリサーチも必要だと思っています。そういった取り組みを、観光協会を中核として今後進めていく予定としています。
(TSK)松江城の天守の大修理の関係で伺います。今の物価高であったり、より精緻な修繕が必要ということで、事業費の増加ということですけれども、やはり当初の14.5億円から2倍にあたる金額の増加というのはかなり大きな額だと思うのですが、市長としてこの金額をどのように捉えているのでしょうか。
(上定市長)まず、去年の11月の時点で、あらかたの見積もりをさせていただいていましたが、実際に精緻に調査をしてみたところ、傷み具合が予想していたよりも強かったということが大きな理由として挙げられます。一方で、せっかく修理をするのであれば、中途半端に延命をするようなことではなくて、やはり向こう70年、100年、しっかり国宝松江城を守っていけるような修理にしていかなければいけないという思いを持っています。当然、今後予算が必要になりますので、議会にも諮らせていただいた上でということになりますが、市民の誇りであり、一大観光資源でもありますので、その松江城が朽ち果てるようなことがあってはなりません。これはお金も期間もかけた上で必要な修理を行い、後世、次世代に引き継いでいく。そのために、今回は大変恐縮ながら、寄付金、募金等も含めて、市民の皆様、また市内外の皆様にご協力いただきたいという思いです。
(TSK)やはり詳細な調査で事業費の増額というのはあると思うんですが、やはりここまでの増額というのは、市長としても当初から想定していたものなんでしょうか。
(上定市長)当初から想定していたということではありません。ですから、14億5000万円も非常に大きな費用だと思いますし、松江市の財政にとっても決して小さい数字ではありません。その上でこの修理を、今後70年、100年、松江城がしっかり存続していく、守られるために必要な費用として使っていく必要があると判断をしているところです。もちろん議員の皆さんとまた議論をした上で、どこまでの工事が必要かといったところは、当然専門家のご意見も既にいただいていますので、さらに精査していく必要があると思いますし、実際今、物価上昇局面であったり、特にエネルギー価格が高騰していますので、必ずしもこの21億なり29億で収まるという保証もありませんから、それはもっと精査をしていく必要も出てくるでしょうし、その場その場に応じて、実際に財政負担ができるか、どういった工夫をしてその費用を捻出できるかといったことも考えていかなければならないと思っています。
(TSK)これは今の中東情勢によっては、さらにこの29億円がさらに膨らむ可能性もあるという考えでしょうか。
(市長)中東情勢ということにダイレクトにつながっているとは思っていませんが、物価高等の影響を受けるというふうに思っています。
(TSK)先ほど市長もおっしゃった議会に諮るということなんですが、実際これは予算案として追加分、どの金額を予算にかけるといった具体的なところまで今お考えがあるんでしょうか。
(上定市長)これから精査をしていくことになります。今は見積額が出てきまして、それをどのように年度で支出していくかということを、これから実際に具体的な設計に入っていきますので、その上で必要な予算を議会に必要なタイミングで諮らせていただくということになろうかと思います。
(TSK)必要なタイミングというのは、直近の議会ではない、次という可能性もあるのか、次の議会を予定されているようなところなんでしょうか。
(上定市長)これから今年度実施設計に入ります。実際、費用の支出がいつになるのか、年度をまたぐ時には債務負担行為というのが必要になってきますので、実際の支出するタイミングとその支払いのスケジュールによってどの議会に諮るかということについては決めていくことになります。
(TSK)今回新たに負担をして、この大改修というところに至るにあたって、市民の理解がどう得られるのかというところもあると思いますが、市長としてはどのように説明していくお考えでしょうか。
(上定市長)非常に重要だと思います。多額の金額をかけて、松江城を、70年に一回の改修をしていくという非常に大きな取り組みになります。当然、市民の皆さんのご理解もいただいた上で、議員の皆様と検討を進めさせていただきたいと思っています。基本的な松江市としての考えとしては、国宝にも指定していただいている松江城については、我々の宝として後世まで受け継いでいかなければならないと思っています。できるだけ効率的に、コストをかけずにやっていきたいというのは趣旨としてはありますが、中途半端な修理になってしまったら本末転倒ですので、やはり一定のコストや期間はかけた上で改修をしっかりやっていく、やり遂げていくということが必要だと思います。その具体的な内容についても市民の皆さんとタイムリーに共有させていただいて、ご理解いただけるように進めていきたいと思っています。
(TSK)今回の改修の増額というのは、試算のタイミング的に中東情勢の影響は加味されていないものになるんでしょうか。
(市長)去年の11月の段階で一回試算をしています。その時にはさっき申し上げたような、例えばドローンを飛ばしたり、実際にどのように朽ちているのか中身まで見ていない状態での試算をしていますので、その後の物価高と、あとは実際の状況について精査をした結果として、今回14.5億円が29億円になったということです。
(TSK)基本的には、やはり物価高とその精査を(したことが増額の理由でしょうか)。
(上定市長)はい おっしゃる通り、両方です。
(TSK)三菱マヒンドラ農機をめぐる対応について、上定市長は今月の8日でしょうか、親会社の三菱重工業の幹部の方と面会されていると思いますが、どういった経緯でこの面会が実現したのかと、どういうお話をされた、要望をしたのか、内容を教えてください。
(上定市長)ご存じのとおり、三菱マヒンドラ農機の親会社が三菱重工業になります。揖屋工場、意東工場とありますが、これを所有しているのも三菱重工業ということになります。今回、三菱マヒンドラ農機経由で、三菱重工業がまさにそうした親会社であり、土地等の所有者であり、ある種判断権限を持っているところですので、三菱重工業と早い段階で面会をしたいということは申し入れをしていました。結果的に、先般、東京で代表取締役常務執行役員の方との面談が叶ったところです。こちらからは、具体的に、今、松江市として、あるいは島根県、その他関係機関とともに取り組んでいること、一つが、現従業員の方の雇用の確保、もう一つは、協力会社の経営に対する影響を最小化していくという取り組みについての話をさせていただきました。話がずれますが、実際、概数ですが、全体で三菱マヒンドラには900人の従業員がいらっしゃって、松江に大体300人程度の方がいらっしゃいます。各種機関、ハローワークが窓口となって、雇用の機会、求人の取りまとめ等をしていまして、4月10日時点で、その300の概数に対して、求人数だけでいいますと、松江市内で686の求人があります。全体で見ても、1300を超える求人はいただいていまして、数勘定だけでいけば、一応まかないきれているということではありますが、これから4月の25日、26日を皮切りにマッチングの機会を設けていきますので、それによって従業員の皆さんのご希望が叶うような先があるかどうか、実態が見えてくる部分もあろうかと思います。これは、直近の状況ですので、ここまでの話は(三菱重工業に対して)していませんが、松江市として、島根県として、関係機関としてこうした取り組みをしている中で、三菱重工業についても雇用の面であったり、あるいは跡地の利用の面であったり、そういったところについての協力をお願いしたということです。何か先方から具体的にこうしますという話が結論づいてあったわけではないんですが、今後前向きに検討するというようなお声はいただきました。今も連絡は取り合っていまして、その中でどういった形で、先ほど申し上げたような現従業員の方の再就職支援であったり、跡地の利用等について、協力を得られていくかということを、我々もしっかり三菱重工をグリップしながら、こちらの思いも引き続き伝えていきたいと思っています。
(NHK)マヒンドラ農機のグループ会社を含めて、13万平方メートルぐらい跡地があるということですが、具体的にその三菱重工とはどういうような跡地の話などはされたんでしょうか。
(上定市長)揖屋工場が9ヘクタール、意東工場が4ヘクタール、合わせて13ヘクタールというのはおっしゃった通りです。その具体的な利用の方法について、何か議論が及んでいるわけではなくて、今回は最初のミーティングであったということもありますので、跡地についての今後具体的なニーズが上がってきた時に、三菱重工側でフレキシブルに対応していただきたいという思いを伝えています。具体的に、例えば三菱重工から何か土地を利用したいとか、そういった話があったわけではありませんが、もちろん今所有しているのは三菱重工業ですので、具体的にこういうふうに利用したいという、もしもそういった提案があれば、またそれについて検討もさせていただきたいと思っています。ただ、あくまで所有者としては三菱重工業なので、それをいろんなことに、例えばどこかに勝手にといいますか、急に転売されるとか、そういったことはないようにと思って今回行きました。そこは話す中でも、松江市なり、島根県と足並みをそろえて、今後のまちづくりを考えていくという方向性は示していただいたというふうに思っていまして、そこに何か大きな懸念を持っているということは全くありません。
(NHK)具体的にいつ売却とか、どういうふうに活用するとかまだわからないという話ですが、期限というものは、特に三菱の方は話してはいなかったということでしょうか。
(上定市長)そうです。今、時間軸でいつまでにということには、とりあえず何らかの設定はありません。我々も喫緊のところで取り組んでいくのは、現在の従業員の方の雇用の確保と、協力会社に対する支援ということは明確にしておりますので、次のステップについても当然見据えながら対応していかなければいけないと思っています。
(山陰中央新報社)先々週、市内の小中高校で入学式がありまして、いわゆる日程かぶりのことで、弊社としても保護者の声を含めて報じさせていただきました。その記事を見てですね、意見が寄せられております。その方、旦那さんがなかなか休めない仕事をされているという状況にある中で、仕事上を休めないとか、また一人親家庭の方からすると日程かぶりというのは解消してほしいというような声が届いていました。県教委と日程を協議することはないというようなコメントもいただいているんですが、市として県と協議する考えというのはあるかどうか、お考え伺えますでしょうか。
(上定市長)両方の声があると承知しています。同じ日であることによって、両方全く同じ時間に重なってしまって、そのご兄弟、お2方の入学式等に参列することができなかったということと、同じ日であるので、2日休む必要がなく、1日の中でうまく時間が調整できて、両方出ることができたというお声もいただいています。これは一長一短のところはもちろんあると思っています。それと、松江市の特徴として、各学校の校長の意図、意見というのを尊重するといったことも、これは全体の取り組みとしてあります。その地域ごとの特性等もありますので、その中で、現在、そういったご意見があることを踏まえて、今度は来年になりますけれども、具体的な対応が必要かどうかということについては検討してみようと思っています。何か結論として、同じ日に開催しないようにするとか、あるいは同じ日に全部をぶつけるということがあるわけではなく、今は校長判断に委ねた上で同じ日に開催しているという実情がありますので、それを踏まえて、今回、山陰中央新報さんにも取り上げていただいたことも一つのきっかけとして、今のままでいいのか、あるいは変える必要があるのかということについては、来年に向けて検討していきたいと思っています。
(山陰中央新報社)先日、皆美が丘女子校で入学式があって、今年の春から普通科1本になって最初の入学式でした。競争率が0.87倍ということで、定員は満たせなかったところですが、女子校の現状をどう見ておられるか、所見を伺えますでしょうか。
(上定市長)まず、皆美が丘女子高校に再編し、また国際コミュニケーション学科を作り、これまでも全体の高校生の人数が減ってきている中で、特徴を生かした教育、市立の女子高校、公立としては中国四国で唯一ですので、その特徴をいかに生かすかということで検討を進めてきています。今回、国際コミュニケーション科を普通科に統合する形で再編をしたというのも、その特徴を引き出していこうと。今まで国際コミュニケーション科では、台湾や中国などとの、国際的な学習機会というのを設けていましたが、 そういったことを普通科にも、機会として提供することができるのではないかというようなこともあり、今回再編をさせていただいたものです。実際生徒が減っていく中ではありますけども、そういった特徴を生かして、こぢんまりとやっていくようなことがまずは松江市としての目標の念頭にあります。中でもまつえ学という地域課題の解決を自らが手がけて、それによって地域のことを知り、地域の皆さんと触れ合い、そして解決力を身につけていくという特徴的な授業がありますので、これをうまく生かす形で、学力も含めてですが、皆美が丘女子高校の生徒の力を蓄え、またそれが発揮できるような、そういった成長を遂げられるプログラムにしていきたいと思っています。実際、生徒が今後も減っていくことが想定されてはいますが、やはりこれまで培ってきた女子校、市立の女子校という特徴については、それをうまく生かすのが松江市立女子高校としてのあるべき道と思っていますので、そうした中で、今後のカリキュラム等についても検討を進めていきたいと思っています。
(山陰中央新報社)(以前)この学科再編の時の会見で、共学化についてのお考えはないということだったんですが、改めて、共学化の考えるは今のところないということでよろしいですか。
(上定市長)今のところ共学化するということは考えていません。
(山陰中央新報社)学校もいろいろな取り組みをされていますが、学校任せではなくて、中学生ですとかその保護者さん、先生、地域の企業ですとか(を対象に)、女子校に対するニーズというのを、学校だけじゃなくて、市としても聞き取ったり、調べることも必要でなないかと思うんですが、そういうことをされるお考えはありますでしょうか。
(上定市長)これまでも就職先となっている企業さんとは、学校を中心にコンタクトを取らせていただいています。あるいは専門学校等については、それこそ専門学校の入学式に多々納校長先生が出席されたり、というようなことも含めて、将来の進学先、あるいは就職先となる企業については連携を深める必要があると思っています。特徴なのは、やはり松江市立の高校であるということがありますので、これまでも、先ほど申し上げたまつえ学については、松江が今どういう課題を抱えているかのインプットと、具体的に解決策を作っていく際のメンターというのは、役割も含めて松江市も各課で大きく関わっていますので、そういった特徴的なカリキュラムを作るのと、その実際に卒業した後の進路についても、能動的に高校生の皆さんが選択をしていけるような、そういうふうな選択肢を皆さんに提供できるような、そういった工夫というのは必要かなと思っています。
(山陰中央新報社)中海スカイポートについて、松江市が3億円以上かけて整備されたんですが、遊覧飛行が終了して5年以上経っています。25年11月に地元ですとか学識経験者でつくる検討会議を立ち上げて、利活用策を協議していると聞いていますが、現状の検討状況はどうなっていますでしょうか。
(上定市長)中海スカイポート自体は今利用されてはいません。一方で、中海スポーツパークが去年の11月にオープンしましたので、こちらに拠点性を持たせて、一部マリンスポーツなども手掛けられないかということで検討しているところです。今はサッカー場、あるいはラグビー場として使っているところですが、今、使っていただいている方にアンケートも取っています。そこに例えば遊具を、今まだ置いてないんですが、どういうものがあった方がいいかとか、もともと中海スカイポートがあった場所ですので、マリンレジャーの可能性等についても検討を進めていくということにしています。ただ、今の段階で何年何月までに何を作るというような時間軸先ありきということにはしていませんので、まずは使っていただいている皆さんの声を聞きながら、具体的な検討を進めていきたいと思っています。
(山陰中央新報社)現状で、国内に水陸両用機を商業運航する会社がないということで、いわゆる引き続きその遊覧飛行場としての道を探るのか、また全く別のものの道を探るのか、その辺の考えがありますでしょうか。
(上定市長)具体的に何か決め付けているところはありませんので、あらゆる可能性を検討していきたいと思っています。実際に私の任期中にスカイポートを運行していたわけではないので、必ずしも詳細までわかっていないところがあるんですが、採算性として非常に厳しい事業だと思います。その運航コストも、現行エネルギー価格を含めて非常に上がっている中で、どこまで独自性を出して、高い商品として売り出して、それによって商業ベースに乗せていくかというのを考えた時に、一般論としてですが、水陸両用機で遊覧飛行をしてというのはなかなか稼ぐのが難しい、ペイするのが難しい、それを行政でやろうとしてもさらに難しいという気がしています。民間事業者の皆様との公民連携が、これは中海スカイポートあるいは中海スポーツパーク以外も含めてですけど、官民連携のもとで進めていく中で、サウンディング等で何か意見が寄せられればですね、それについての具体的な検討を進めていくということかと思います。何か可能性を排除しているということは全くありません。
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更新日:2026年06月26日