会見議事録(全文)

更新日:2026年06月26日

弥生時代の景色をデジタルで再現!~田和山遺跡 AR・VR公開~

弥生時代の景色をデジタルで再現。田和山遺跡のAR、VRの画像が公開されます。そのお知らせです。

松江市は、文化財デジタル活用のトップランナーです。

同志社大学と、令和3年の3月に協定を結ばせていただいております。今日は、同志社大学の津村先生、また大原さんにもお越しいただいております。津村先生とは、私も市長に就任した当初から、松江の文化財を中心とするVR、ARの画像の開発についてご一緒させていただきまして、令和4年の8月には、国宝松江城天守の登閣のVRを公開していただきました。

こちらの2次元コードから松江市のホームページに飛びまして、現在も、日曜日に松江歴史館で松江城にバーチャルで登閣できるというVR画像を提供しています。予約していただくあるいは、当日日曜日に足を運びいただければ体験できるというふうなVRを公開しています。

その後、令和4年の12月に、松江市が誇ります田和山遺跡にかかるAR、VRの共同研究をスタートしました。AR(Augmented Reality)とVR(Virtual Reality)のそれぞれについての研究をスタートしまして、その結果、田和山遺跡と近隣の乃木地区にある弥生時代の遺跡の当時の風景を再現していただいています。地域住民の方や田和山サポートクラブなどとも協力をしながら研究を進め、復元をすることができました。

まずAR拡張現実で弥生時代の松江を体験していただけます。5月30日から、今回ご紹介するものは、いずれも5月の末からということになります。まず、このARで弥生時代の松江を体験していただくためには、田和山史跡公園の山頂まで、まずは登っていただきます。2次元コードがありまして、これをスマホで読み込んでいただくと。そうしまして、スマートフォンを、近隣の神後田遺跡や友田遺跡の方向に向けていただくと、スマートフォンが弥生時代の当時の風景と思われる、そうした復元される画像というのを表示することができます。ほかの遺跡の映像についても現在開発をしているところでして、この一帯の弥生時代の風景が復元されたものが見れるということになります。

もう一つが、VRで弥生時代の松江を体験するものです。これは2通りやり方がございます。一つは、専用のVRゴーグルを使って操作をしながら体験するもの。もう一つはこの紙でできましたVRレンズ、ここにスマホを装着しまして、それを顔の前にかざしてVRで弥生時代の松江を体験できるというものです。田和山遺跡から弥生時代の風景が立体的に現れて楽しめると。これ(画像は)乃木地区のイメージです。それをどこで見られるかといいますと、本市のホームページでも画像を5月30日から見ることができます。また、松江市が出前講座をしております。出前講座を申し込みいただき、このVRゴーグルで体験をいただきたいと思っております。

実際には、田和山遺跡のAR、VRオープニングイベントというのを開催しまして、そちらに足を運んでいただければ、皆さんに体験していただくことができます。5月30日、土曜日の10時から12時、田和山史跡公園で。先着30名とさせていただきます。5月1日から受付をスタートしますので、まずは申し込みをいただき、5月30日に足をお運びいただければと思います。

(VRゴーグル試着)

それでは、このVRゴーグルをまずつけまして、どういうふうな映像が私が見えるかというのことをこちらの画面に表示させていただきます。

今、私田和山遺跡の山頂におります。木柱が立っているところです。ちょっと前の方に進んでみます。そうすると弥生時代の眼前に見えるのが宍道湖で、宍道湖の裾野の部分には、たくさんの水田が見えます。このような大地の広がりをしているということを歴史的文献から紐解いていただいて、再現をしていただいています。後ろの方を振り返りまして、ジャンプをすることができます。次に、宍道湖と反対側の方に飛んでみます。ぴょんと飛んでみました。そうすると、大地が非常に大きく広がっているところを見ることができます。移動する時にも、これが普通に歩いている感じで、横を向けばそちらの方向に歩みを進められると。そして、ちょっと下の方に飛べるというように、自分でコントロールをしながら実際に歩いて回ることができるというような映像でございます。

(VRゴーグル試着終了)

同志社大学と共同研究をして、こういった実際に歩いて回ることができるという状況にまでできています。今回は田和山遺跡でしたが、田和山遺跡の中の竪穴住居であるとか、出土したものについても、ARで見られるように、今後復元していくということを予定しています。さらに皆さんに見ていただきやすくなると思っております。ぜひとも関心を持っていただき、まずは5月30日のイベントに、田和山史跡公園までお出かけいただければと思っております。

令和8年度松江歴史館企画展「意東焼-松江藩が作った幻の磁器-」

松江歴史館の企画展を4月24日から6月14日まで開催します。松江市東出雲町の意東地区で、天保年間に7年から8年の非常に短い間ですが営まれていました磁器、意東焼についての企画展を開催します。

まず一つが横41.9センチメートル、縦27.5センチメートルの非常に大きい意東焼の鉢です。染付菊霊亀図朝顔形大鉢という鉢でございます。先ほど申し上げたとおり、天保年間1830年から1844年の間に作られているもの。だいたい1832年から7、8年の間に、この意東焼というのは限られて作られていました。この中の銘ある作品を紹介するというもので、この最大級の意東焼は、中に亀がおりましたり、外に菊の模様が付いておりましたり、非常にきれいな焼き物となっています。

またこちらは、お茶碗なんですが、色絵暦図茶碗と言います。ここに天保4年、1833年(とあります)。だいたい1832年頃から意東焼は作られ始めていますので、初期の作品。しかも非常に彩りが鮮やかでして、十二支が描かれているような、そういったお茶碗です。

また(次の)この意東焼は生活にも実際に用いられていました。民芸のはしりというようなものかと思います。実際に窯には、壊れているものも含めてですが、このような陶片がありまして、(今回)200点の陶片を集めております。お茶碗や皿やお猪口や花入などについても集めまして、今回展示をさせていただいています。また、古代出雲歴史博物館からたくさんお借りすることができています。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

この展示の関連イベントとしまして、3本用意しています。1つが記念の講演会「意東焼開窯の歴史的背景」ということで、講演を島根大学の小林先生からいただきます。5月16日の14時からとなっています。場所は松江歴史館。60名先着順。留意点として、企画展の観覧券かまたは歴史館の年間パスポートが必要になります。こちらは申し込みが必要ですので、よろしくお願いいたします。

そして2つ目として、この意東があります東出雲町の特産品販売を4月25日、5月9日にいたします。

3つ目としてギャラリートークを、4月25日、5月10日と27日、6月6日の4日間、それぞれ14時から松江歴史館で行います。申し込みは不要ですが、観覧券か年間パスポートが必要になりますのでご留意ください。

今回、4月24日から6月14日まで意東焼についての企画展を開催させていただきますので皆様ぜひとも足をお運びください。

国宝松江城天守「令和の大修理」修理方針と寄付のお願い

松江城天守令和の大修理について、修理方針と寄付のお願いです。

まず、この令和の大修理については、昨年11月25日の記者会見で触れさせていただき、必要な予算等を昨年の12月議会に諮らせていただいております。その際には、基本計画を作って実施計画をつくり、修理の工事を、当時は令和9年度から11年度まで3カ年で行い、12年度に竣工するという予定でした。昨年度、基本計画を立案するにあたって、修理の方針を立てる、そのためにドローンを飛ばして、実際松江城が今どういった状況にあるかということの調査をしました。その結果として、例えば4階部分に雨漏りがあったり、外壁を中心にいくつか朽ちているところがあったり、あるいは剥がれ落ちているところがあるということが分かってきました。例えば、これは妻面といって、屋根があるところの間の面ですが、ここに懸魚といわれる飾りがあります。また、六葉という釘を隠すような、そういった飾りがありますが、そういったものが今欠失している状態であったり、屋根も瓦が浮いてしまって、こういったことが原因になって雨漏りなどもしているという状況が分かってきました。修理の方針を今回新たに立てています。屋根の葺き替えと部分修理、瓦は全てを下ろして、まず点検をすると。その中で使用できる瓦はもう一度直すと。そして壁面については補修をしたり、建具についても修理をするということを予定しています。こういった修理方針の見直しによって、現下の物価高騰等もありまして工事費も上がっています。それと、修理工事の期間というのが、もともとは令和9年から11年度までの3カ年であったものが、令和9年の6月から令和12年の12月まで、3年7カ月にわたって修理工事をしていくということで計画を立てております。ただ、当時も申し上げましたが、できるだけ観覧ができないという時期は短くしたいと思っています。松江城を目当てに来ていただいた観光客の皆さん、また松江城に慣れ親しんで誇りを持っていただいております市民の皆様にもできるだけたくさん来ていただいて、またその修理の模様も見ていただけるような、そういった取り組みを考えています。具体的にはですね、素屋根というのをお城の周りに設置をさせていただきます。この設置準備のため、どうしても最初の4か月間、令和9年の6月からの4か月間というのは登閣ができません。その後、この設置ができましたら、天守の解体、組み立ての間というのは登閣することが可能になります。これから検討いたしますが、ここの中でいろいろ工事を行います。この時しか見えない、見られない風景、景色というのも見ていただくことを売りにして、修理についても取り組んでいきたいと思っています。解体を1年かけてし、その後組み立てをまた1年8か月、この間登閣が可能です。その後、この素屋根を撤去する4か月間というのは登閣ができない状況になります。その後、3か月間は外構工事等を行い、修繕が整い、令和13年を迎えるといった段取りを考えています。

費用については、総事業費が、昨年の11月に記者会見させていただいた時にお答えしたのは14億5000万円でした。今回、詳細調査を踏まえて修理方針を立てたところ、7.5億円、工事費がプラスになりました。さらに、物価高騰や工事期間の延長に伴い、維持管理費用も7億円増加し、14.5億円がちょうど倍の29億円ということで想定をしています。ただ、前回発表させていただいた時には、どこまで天守の公開、登閣できる期間があるのかというのが不明でしたので、登閣料収入というのは織り込んでいませんでした。今回精査をして、先ほどのように、この(登閣不可の)8か月間以外はですね、入場料を取らせていただいて、登閣が可能になったということで、収入が7億8000万円と見込まれます。この分を差し引きますと、21億2000万円というのが工事費ということになります。保存修理現場についても非常に貴重な機会になるので、見学会を開催したいと思っていまして、この令和の大修理の時にしか見ることのできない修理現場を皆さんに見ていただこうと思っています。ちなみに、熊本城も、宇土櫓というのが修理期間の時に公開されて非常に好評を得ていたというところもあります。そして、この21億円を賄うに当たり、基金を設けさせていただいて、寄付をお願いしたいと思っております。前から6億円という数字で目標設定をさせていただいています。変えていません。

とりわけ企業の皆様に寄付をお願いしたいと思っています。個人の皆様からの寄付も受け付けていまして、また松江城でも募金箱等を設けさせていただきます。目標6億円とさせていただき、今年の4月1日から既に寄付についてはスタートさせていただいています。令和13年の3月末までということですが、既にいくらかご寄付のご協力をいただいている方にはお礼を申し上げます。ありがとうございます。寄付の方法としては、市外の方は企業版ふるさと納税を、市内の方はふるさとづくり寄附法人版というのがございます。そして、寄附をしていただけましたら、いわゆるCSR活動に取り組む企業としてのイメージの向上なども期待できるかなと想定をさせていただいています。また、金額に応じて、松江市等からお礼状や感謝状なども贈呈をさせていただきます。

令和12年の12月までかかるという非常に長い修繕工事、令和の大修理となります。前回が昭和25年から30年の昭和の大修理。ここから70年を経てだいぶ老朽化している面がありますが、やはりこの我々の誇る、松江城という宝を後世に、次世代に継承していくためには多額の費用と期間はかかりますが、ここでぜひ手当てをしておきたいと思っています。皆様方のご協力を何卒よろしくお願いいたします。

『保育所等の入所手続き』がさらに便利に!

今回は、とりわけ、乃白町、松江市立病院に隣接している保健福祉総合センターの利用についてのお知らせです。

松江市は子育てしやすい町というの標榜していまして、ここに生まれてよかった、ここで育ててよかったというふうに市民の皆さんに実感していただけるまちづくりを進めています。その甲斐もありまして、毎年12月に日経新聞社、日経BP社が発表している共働き子育てしやすい街ランキングというので、一昨年は47位、去年は33位と、1700の自治体の内で、だいぶ上位にランキングしていただいています。これまで保育所の入所の申し込みについては、できるだけ簡便に効率的に皆さんに利便性高く行っていただくように、いろんな工夫をしてきました。令和4年の1月には、入所選考をAIで早くできるというシステムを導入しました。令和5年の11月には、入所の申し込みをオンラインでできるというシステムを導入しました。昨年の3月には、入所の決定をした後に、その結果通知をオンラインでできるというシステムを導入しています。これらによって、まずオンラインでスマホやパソコンから入所の申し込み申請をしていただきます。市役所に行くことなくまず申請ができます。そして、市役所の中、担当課において受付と選考と決定というのをAIによって行って、できるだけ早く、速やかに決定をさせていただきます。その結果についても、メールでオンライン通知をさせていただくと。市役所に足を運んでいただかずに、入所決定まで通知を受け取れるというシステムを構築してきました。その結果、今年の4月の入所申し込み申請は846件あり、通知の相手方が733件ということでしたが、この(申請件数の)うちの7割近くの590件、あるいは(通知件数の)5割強の403件が、このオンラインによって入所の申込申請と通知を受け取っていただいているということで、たくさんの方に利用していただいています。ぜひ、利便性高く皆さんに使っていただき、意見もお寄せいただいて、改善を今後も繰り返し行っていきたいと思っています。

今回はこの保育所等の入所手続きについて。その手続きできる窓口というのがいくつかあります。その中で、保健福祉総合センターの機能を高めていきたいということで工夫をしていきます。本庁と各支所、そして市立病院の隣の保健福祉総合センターで入所の手続きというのはできます。本庁ではその総合窓口をしています。また、保健福祉総合センターと各支所では、全体の窓口は本庁ですが、これまでも相談をお受けして書類の受付はしていました。必要に応じて本庁にこの保健福祉総合センターから電話をし、間接的に確認をしていたというのがこれまでです。

これまでの保健福祉総合センターにおいては、子育て支援センター(あいあい)というのがありまして、たくさんの親子連れの方に利用し、ここで遊んでいただいています。あるいは、乳幼児健診を保健福祉総合センターでやっていますので、たくさんの方に実際にいらしていただき、そこで入所の申し込みをしていただいたり、あるいは子育て相談をしていただいていました。保育所の入所の手続きの相談窓口も利用していただいていましたが、総合窓口はあくまで本庁で、少し立て込んだ質問があった場合には、本庁に確認をした上でまたお伝えするというように時間が非常にかかっていたという難点がひとつありました。また、(相談)内容によっては、本庁の相談窓口の再確認が必要だということで、何回かやりとりをしなくてはいけないということもありまして、それが課題になっていました。

これを今回解決するために、リモート窓口を保健福祉総合センターに設置、開設させていただきます。玄関を入り、ちょっと左のところになります。ここに、タブレット端末を置いており、本庁の職員とオンラインで相談ができるようになります。

利用の流れですが、まずは保健福祉総合センターの窓口に来ていただき、そこで手続きが終わる場合もあります。本庁への確認事項がある時には、職員がこのリモート窓口までご案内をさせていただきます。一般的でないケースであったり書類の記載内容を詳しく確認したい等のニーズがありましたら、本庁への確認ということになります。タブレットパソコンがありますので、これを使って本庁の職員にアクセスしますと、すぐに本庁の担当職員が応答して、端末越しに相談ができ、また入所の申し込みができるというような流れです。

合わせて、これまでも採用している書かなくて済む窓口サービスというものをここでも適用していますので、本庁職員との口頭でのやりとりによって、書くことなく、必要な書類を完成することができます。また、外国人の方にもご利用いただけます。英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)に対応しており、この端末によって外国語での対話も可能となります。

本庁まで来るのにちょっと時間がかかる、面倒だという場合だとか、保健福祉総合センターで乳幼児健診を受けたり、あいあいを利用される時に合わせて保育所等への入所申し込みの手続きをしたいというニーズにお応えして、今回リモートの窓口を設置させていただくものです。ぜひ皆様, 利便性高くご利用いただければと思っております。

新庁舎グランドオープン オープニングイベント開催~ようこそ!みんなの市役所へ~

いよいよ、松江市役所新庁舎がグランドオープンを迎えます。

庁舎については、2023年(令和5年)の5月8日に半分がオープンしています。その後も、第2期工事というのを進めてまいりまして、今年5月16日にいよいよグランドオープンを迎えることとなりました。5月16日(土曜日)、17日(日曜日)の2日間にわたって市役所の新庁舎、だんだんdテラスと館内でオープニングイベントを開催します。主に16日はオープニングのセレモニー(式典)そして内覧会、その他のイベントにつきましては、17日に開催をさせていただきます。

まず1日目、5月16日の朝9時に、庁舎2階の多目的スペースに「Japanese TEA cafe & dine 千茶荘」という喫茶店がオープンします。千茶荘さんに出店をしていただく和風の喫茶店となっていまして、日本茶をメインとするドリンク、スイーツ、軽食などメニューが充実していますし、2階のテラスから宍道湖も一望できるというロケーションです。また、午後1時からオープニングセレモニー。これは関係者と招待させていただいたお客様限定になりますが、1階の正面玄関前で行います。そして、2時半からは庁舎の内覧会を行います。これは一般の方にも参加していただけます。事前の申し込みは不要です。

2日目、5月17日(日曜日)は庁舎全体でイベントを開催します。10時から15時までの予定でして、1階ではマルシェと鼕行列、2階では茶の湯体験やこどもの遊びブース、ミライソウゾウタウンも開催します。3階は魅力発信ブースと銘打っています。4階から6階は、市役所クエストというものを開催したり休憩スペースも設けさせていただきます。市役所クエストというのは、庁内を冒険していただいて、クイズに挑戦して、そこでクリアしていけば最後プレゼントが当たるチャンスがあるというようなゲームです。

まず、だんだんテラスのマルシェですが、これは1階のテラスの周辺で30店舗くらいのブースが出店され、おいしい、楽しい飲食、物販が提供されます。そしてまた、1階のロータリー、外ですが、松江の秋の風物詩鼕行列の鼕がこの庁舎に出展します。演奏が披露されますし鼕体験もできますのでぜひ楽しみにしておいてください。これが10時から15時です。

庁舎の2階では、松江の茶の湯体験というのをテラスで行います。1回500円で茶の湯を楽しんでいただく機会です。なくなり次第終了ですので、できるだけ早くお越しいただければと思います。また、ミライソウゾウタウンと題し、これまで松江市総合計画の策定をきっかけにミライソウゾウ会議というのを何度も開催しており、そこで出たアイデアやそこに参画された方が中心となって、松江の未来を描くイベントというのを開催します。そしてあわせて、ミライソウゾウタウン内の新庁舎ウォーキングというのを行います。新庁舎内を探検していただいて内覧していただく。それを、松江市立鹿島東小学校の6年生の児童の皆さんが案内役となって、わかりやすくご案内をしていただくというイベントです。30分間時間をかけていただいて、大人も気づいていないような市役所の中をご案内していただくことになりますので皆様ぜひともご参加ください。

庁舎の3階では同じく17日の10時から15時に魅力発信ブースと題して、特産品や文化、観光資源など松江の魅力を発信するブースを出展させていただきます。例えば、紙すき体験であったり来待石であったり、サザエご飯の販売など、こうした松江の魅力が味わえるイベントとなっています。

そして、みんなの市役所クエスト。これも5月17日の10時から15時で庁舎の全館を使ってクイズの企画をします。まず1階のテラスで受付をしていただき、そこから各階に行って合言葉を集めていただいて、最後ミッションをクリアした方には、(ガチャガチャを回していただき)カラコロ工房で使える商品券であったり、堀川遊覧船のチケットであったり、喫茶きはるの上生菓子セットであったり、ノベルティだったり、おまっちぇのシールだったりといったものが当たります。ガチャガチャですが午後3時までとなっていますので、早めに来ていただいてクエストを制覇していただき、合言葉をゲットした上でぜひ商品を持って帰っていただければと思っています。

5月17日には、庁舎1階多目的スペースに「小泉八雲とセツのドラマ館」がオープンします。副題を「ウラメシ、スバラシ、天国長屋の世界」としています。まさに天国長屋、松野家のセット、それからこちらは井戸のセット、こちらは厠セットです。そして(松江大橋の)北側が望めるという場所(があります)。ここはですねスキップ体験ができる場所というのを想定しています。こちらには長屋のセット、ここのブースには、小道具や衣装などを展示させていただくと。(ドラマ館は)市役所をまっすぐ入っていただき左側(にあります)。(ドラマ館を)入っていただいて奥の方までばけばけのセットを再現するというものです。このドラマ館のオープニングは5月17日(日曜日)の10時からを予定していますが、関係者限定でやらせていただきます。ドラマ館は10時半に開場する予定としています。そして、5月17日を皮切りに、とりあえず来年の3月末までの予定です。その後延長することもあるかもしれません。入館時間は平日のみとなりますが、朝9時から夕方4時半まで。入場料は無料です。展示の入れ替えというのも想定しながら今後対応していきますので、ぜひ何回か訪れていただければと思っています。

5月16日、17日に市役所新庁舎のグランドオープンイベント、セレモニーも開催します。松江市役所が行政手続の拠点のみならず、皆さんのにぎわいや憩いや集いの拠点となるように我々も取り組みます。ぜひ一度足をお運びいただいて、実感をしていただいて、皆さんにも楽しんでいただければと思っています。よろしくお願いします。

質疑応答

(中国新聞)松江城の修理のところで、去年の記者会見の発表だと、修理が外観の保守を中心に、その解体をせずに維持修理をするというお話だったと思いますが、資料のスケジュールを見ると、天守解体とあります。これは、計画(を立てる中)で変わってきたところになるんでしょうか。

(上定市長)まず、元からどこまで修理をしていくかというところについては、修理方針を立てて、つまり詳細な調査をしてみて、その上で判断するということにしていました。今回、実際ドローン等を活用して、めくって中を見るまではできていないんですが、どこまでの修理が必要かということを精査したところ、やはり内部のところまで雨が吹き込むような形になっていたり、外壁ももちろんなんですが、一部内部も修理が必要であったり、あるいは念のため瓦については全部はいでもう一回やり変えた方がいいという専門家のご判断があり、それに従う形で、今回、工事期間も工事費も少しかさんでまいりますが、70年に一度の大修理ということで、時間とお金をかけてやる必要があると判断しているところです。

(中国新聞)田和山遺跡の件で、松江市の中にもいろいろな遺跡があると思いますが、その中でなぜこの田和山遺跡にスポットが当たったのかっていうところをお聞かせください。

(上定市長)まず、(田和山遺跡は)規模が非常に大きいものです。それと当然、実際の歴史的文化的な価値の部分、そしてまた場所がちょうど宍道湖が見渡せるような、市立病院のすぐ隣でして、そこから眼下に、弥生時代の風景を再現するということをするときに、ちょうど適した場所であったということも言えます。また、すぐ近くに発見されています神後田遺跡というのも見渡せる距離ですので、そういった歴史的な資産がその場所にもありますし、そこが眺望できるといった点で、こういったAR、VRを使って再現して画像にしていくというのに適した場所だと判断しました。

(山陰中央新報社)松江城の改修の件で、登閣料の収入についてですが、この7.8億円というのは、どういったものを根拠に(算出)されたのかということを詳しくお伺いできればと思います。例えば、観光客、登閣者が何人いるのかとか、料金が変わるのかとか、その辺がもし決まっているのであれば教えていただけますか。

(国宝松江城課長)この度の修理は、市長がお話ししましたように、修理をしながら天守の中に登閣できる期間を設けるというものです。平成の頃に、姫路城が大修理を行っておりますが、その頃、やはり登閣者、来場者が半分ぐらいとなっていますので、この度(の松江城の修理で)も、修理中のところは通常の半分ぐらい(の登閣者、来場者)を見込んで算出しています。国宝に指定された頃は50万人を超えたこともありましたが、コロナ禍では44万人ぐらいになっています。ですので、その半分ぐらいと見込んでいます。

料金については、今年の7月に料金を1,200円に改定することにしていまして、引き続きそのままの値段で考えています。

(山陰中央新報社)(連続テレビ小説)ばけばけのドラマセットについてお伺いします。平日のみの開館になるのかなというところで、観光客さんは平日ももちろん最近多いとは思うんですが、休日の観光客さんがたくさんおられて、どうせ(ドラマ館が)あるなら見たいなというところもあるかと思うのですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。

(上定市長)実際、平日のみならずたくさんの方に来ていただきたいとは思っておりますが、今、新しい庁舎についての、特に休日あるいは就業時間後の運用について検討しています。セキュリティの観点から、どのように庁舎内に入れるようにするのか、あるいは執務スペースと共有スペースをどのように仕切るのかといったことについての精査をしています。

今回も、まず5月17日にオープンした時には、平日のみ午後4時半までということにさせていただいて、その後、セキュリティが確保できるかといったことも含めて、あとは実際にいらっしゃる方のニーズなどを踏まえて、開館時間が延長できるかどうかということについては検討していきたいと思っています。

(山陰中央新報社)平日に(開館時間を)少し延ばすことを検討するということでいいですか。

(上定市長)今は平日のこの時間帯(朝9時から夕方4時半)だけを想定しているんですが、今後、休日にも開けることができるかという観点での検討をしています

(山陰中央新報社)改めてですが、市役所にドラマ館を設けられるところの意味合い、他の施設とか他の広場とか(への設置)でもよかったんじゃないかというところも一部の声としてあると思いますが、市役所でやる意味というところをお伺いできますか。

(上定市長)令和5年の5月8日に松江市役所が新しくなって、第1期棟がオープンした時から、松江市役所自体を行政手続の拠点のみならず、にぎわいや集いや憩いの場として活用していこうということで、みんなのトライアルという事業をやってきました。そこでたくさんの方に、実際、これは行政が主催しているもののみならず、民間企業のお知恵だったり、個人の方にも参画していただいて、いろんなイベントをする中で、松江市役所の中、あるいはだんだんテラスの部分について、かなり利用価値があるなということが分かってきて、にぎわいの拠点性を持つことで松江の魅力をさらに高めていく、その拠点施設になるなと。普通の一般的な自治体だと、当然月曜日から金曜日の9時から5時が庁舎のオープンしているタイミング、使われるタイミングということなんですが、松江市の場合には、むしろ土日の方が賑わっている市役所というのは面白いんじゃないかということで取り組んできました。その結果、皆様からも非常に好評をいただいて、たくさんご利用いただいたということもあります。そこにタイミングとしてばけばけの放映が重なりましたので、今回、ドラマのセット展示をどこにするかということを検討するにあたって、にぎわいの拠点性が高まっている松江市役所の1階部分。多目的スペースというのはもともと設ける予定でしたので、今後ばけばけのみならずですね、いろんなものに使っていけるスペースということで、まずは、この八雲・セツのドラマ館というのを持ってくるのが最適であろう、ふさわしい場所であろうということで判断をさせていただいたものです。

(山陰中央新報社)(小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進)協議会が16日にあったかと思うんですが、その中で、観光客を増やすために圏域で取り組んでいこうという話をされたかなと思います。改めて、松江市にお金を落としてもらうためにというところでの取り組みも必要かなと思いますが、その辺についてのお考えを伺います。

(上定市長)端的に言うと、滞在時間が伸びればお金が落ちていくということになると思います。この間、小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進協議会というのを開催して、基本的に松江市の話だったんですが、私は、中海・宍道湖・大山圏域市長会の会長も務めています。よく言われるゴールデンルートというのがこの圏域にはあって、それが出雲大社、松江城、足立美術館だとよく言われます。特に海外のインバウンドのお客様が、そういった比較的訴求力のある、また海外に向けても発信しているような観光資源をつなぐルートで周遊されます。ただ、松江の場合、大きな、特にワールドネームのホテルがないということもあって、観光客の方が通り過ぎてしまう。そういった3つの観光地を行かれたとしても、宿泊が伴わない、つまりはお土産も食事も含めてですが、お金が落ちにくいという構造になっていると思います。これは松江市のみで勝負する必要は全くないと思っていまして、観光資源がたくさんありますし、それをうまくストーリーに仕立てたり、そういった周遊のルートを作って売り込むということができると思います。例えば1例としていいますと、さっきの3つをつなげるというのもそうですが、境港には水木しげるロード、妖怪があります。松江には怪談、小泉八雲で、出雲には神話がある。いずれも目に見えないものというか、スピリチュアルなもの。去年、中央公論新社でその3つを取り上げて書籍を発刊していただいたりもしています。例えば、そういうつながりの中で周遊をしてもらう。それには例えばですけど、2泊3日はどうしても時間がかかるよねと、そうすると、お金も落としていただきやすくなるという、広域連携による、特にインバウンド向けの商品設計というのは大いにあり得るものと思っています。今、 島根県はインバウンド観光客は都道府県で47位ですので、そういった取り組みによって、観光の伸びしろしかないというふうにも見ておりますので、ぜひ中海・宍道湖・大山圏域を含めた全体の魅力を高めていきたいと思っています。

(山陰中央新報社)松江に泊まってもらうというところも一つ重要なのかなと思いますが、宿泊しないとできないようなこと、例えば夜のイベントだったり、朝のイベントだったりなども必要かと思うので、その辺についてはいかがですか。

(上定市長)おっしゃる通りでして、よく言われるのは、ナイトタイムエコノミー。夜、例えばライトアップのイベントですとか、去年は松江城がちょうど国宝から10周年を迎えたので、雲海というのを山陰中央新報さんにやっていただきました。今年も、ライトアップや、プロジェクションマッピングのイベントをする予定です。これは当然ライトアップするわけですから、夜のイベントになりますので、宿泊需要を大いに取り込む余地があるということが一つ。もう一つは、松江の中心市街地で職人商店街というのをやっています。これは職人の方が実際手仕事をされているのを見ていただいて、それとともに自分でもそういった手仕事をやっていただくという体験型の機会でもあります。例えば、山本漆器店さんというところで、八雲塗りの絵付けができます。お金を払っていただくんですが、その絵付けをしようと思うと15分、30分じゃ終わらないんです。やろうと思ったら、本当に凝る人は2時間、3時間ずっとやっていらっしゃいますので、そうすると日も暮れてくるし、お腹も減ってくるし、もう1泊したくなるし、面白い体験ができれば面白かったよとSNSで発信したくなるし、口コミでも伝えたくなるし、と一回じゃなかなか時間が足りなかったので、もう一回リピートしようかなということになるし、という連鎖的に、松江にもう一回来る、あるいは宿泊する、ご飯も食べるというような理屈づけ、大義名分ができると思います。そのような宿泊をしたくなるような場所にしていくというのが重要だと思います。今、中心市街地、まさに職人商店街のあたりで、湯屋天神というのが5月にオープンする予定であったり、他にもいくつか宿泊施設がオープンする予定もあるので、そういったところが一つ核になって、宿泊客にも魅力を訴えることができれば、滞在時間が長くなり、観光客数も増えていくという流れができるのではないかと思っています。

(山陰中央新報社)今回、ばけばけというところで多くの観光客が来てくださったのかなと思いますが、改めて先手をとって施策を打っていかないといけないのかなと思います。そこで、例えば観光客にニーズを聞いたりとか、アンケート等を取ったりとか、市なのか観光協会なのかという部分はあるかと思いますが、その辺についてはどのようにお考えですか。

(上定市長)ちょっと一歩先の話で申し上げますと、去年の12月から松江市は宿泊税の徴収を始めています。それまでの宿泊者の掛け算をすると、5000円以上の宿泊の場合に200円という宿泊税の料金ですが、そうすると大体年間3億円ぐらいの収入となります。それをうまく活用して、たくさんの方に宿泊していただける、さらに満足度の向上だったり、リピートしたくなるようなまちづくりを進めていかないといけないと思っていまして、その中核となるのが松江観光協会。ここも今、体制強化を図ろうとしていまして、宿泊税もうまく使いながら、人も増やして、その機能も高めていくということをやっています。その中で、例えば前泊地がどうだったのか、次どこに行かれるのかといったことについて、これまであまりデータを、特にビッグデータを踏まえた上での観光戦略というのを立ててきていませんでしたので、これは観光協会だけではなくて、当然、旅館、ホテル組合であったり、各地の観光関連事業者の皆さんとともにということですが、そういったデータの定量把握をした上でのエビデンスに基づいた戦略の立案というのが必ず必要だと思っていまして、そのためには、宿泊客の方のアンケートであったり、実際に観光施設、宿泊施設にお立ち寄りになった時の評判なり、実際に興味を持っていらっしゃる観光施設なりといったことについてのリサーチも必要だと思っています。そういった取り組みを、観光協会を中核として今後進めていく予定としています。

(TSK)松江城の天守の大修理の関係で伺います。今の物価高であったり、より精緻な修繕が必要ということで、事業費の増加ということですけれども、やはり当初の14.5億円から2倍にあたる金額の増加というのはかなり大きな額だと思うのですが、市長としてこの金額をどのように捉えているのでしょうか。

(上定市長)まず、去年の11月の時点で、あらかたの見積もりをさせていただいていましたが、実際に精緻に調査をしてみたところ、傷み具合が予想していたよりも強かったということが大きな理由として挙げられます。一方で、せっかく修理をするのであれば、中途半端に延命をするようなことではなくて、やはり向こう70年、100年、しっかり国宝松江城を守っていけるような修理にしていかなければいけないという思いを持っています。当然、今後予算が必要になりますので、議会にも諮らせていただいた上でということになりますが、市民の誇りであり、一大観光資源でもありますので、その松江城が朽ち果てるようなことがあってはなりません。これはお金も期間もかけた上で必要な修理を行い、後世、次世代に引き継いでいく。そのために、今回は大変恐縮ながら、寄付金、募金等も含めて、市民の皆様、また市内外の皆様にご協力いただきたいという思いです。

(TSK)やはり詳細な調査で事業費の増額というのはあると思うんですが、やはりここまでの増額というのは、市長としても当初から想定していたものなんでしょうか。

(上定市長)当初から想定していたということではありません。ですから、14億5000万円も非常に大きな費用だと思いますし、松江市の財政にとっても決して小さい数字ではありません。その上でこの修理を、今後70年、100年、松江城がしっかり存続していく、守られるために必要な費用として使っていく必要があると判断をしているところです。もちろん議員の皆さんとまた議論をした上で、どこまでの工事が必要かといったところは、当然専門家のご意見も既にいただいていますので、さらに精査していく必要があると思いますし、実際今、物価上昇局面であったり、特にエネルギー価格が高騰していますので、必ずしもこの21億なり29億で収まるという保証もありませんから、それはもっと精査をしていく必要も出てくるでしょうし、その場その場に応じて、実際に財政負担ができるか、どういった工夫をしてその費用を捻出できるかといったことも考えていかなければならないと思っています。

(TSK)これは今の中東情勢によっては、さらにこの29億円がさらに膨らむ可能性もあるという考えでしょうか。

(上定市長)中東情勢ということにダイレクトにつながっているとは思っていませんが、物価高等の影響を受けるというふうに思っています。

(TSK)先ほど市長もおっしゃった議会に諮るということなんですが、実際これは予算案として追加分、どの金額を予算にかけるといった具体的なところまで今お考えがあるんでしょうか。

(上定市長)これから精査をしていくことになります。今は見積額が出てきまして、それをどのように年度で支出していくかということを、これから実際に具体的な設計に入っていきますので、その上で必要な予算を議会に必要なタイミングで諮らせていただくということになろうかと思います。

(TSK)必要なタイミングというのは、直近の議会ではない、次という可能性もあるのか、次の議会を予定されているようなところなんでしょうか。

(上定市長)これから今年度実施設計に入ります。実際、費用の支出がいつになるのか、年度をまたぐ時には債務負担行為というのが必要になってきますので、実際の支出するタイミングとその支払いのスケジュールによってどの議会に諮るかということについては決めていくことになります。

(TSK)今回新たに負担をして、この大改修というところに至るにあたって、市民の理解がどう得られるのかというところもあると思いますが、市長としてはどのように説明していくお考えでしょうか。

(上定市長)非常に重要だと思います。多額の金額をかけて、松江城を、70年に一回の改修をしていくという非常に大きな取り組みになります。当然、市民の皆さんのご理解もいただいた上で、議員の皆様と検討を進めさせていただきたいと思っています。基本的な松江市としての考えとしては、国宝にも指定していただいている松江城については、我々の宝として後世まで受け継いでいかなければならないと思っています。できるだけ効率的に、コストをかけずにやっていきたいというのは趣旨としてはありますが、中途半端な修理になってしまったら本末転倒ですので、やはり一定のコストや期間はかけた上で改修をしっかりやっていく、やり遂げていくということが必要だと思います。その具体的な内容についても市民の皆さんとタイムリーに共有させていただいて、ご理解いただけるように進めていきたいと思っています。

(TSK)今回の改修の増額というのは、試算のタイミング的に中東情勢の影響は加味されていないものになるんでしょうか。

(上定市長)去年の11月の段階で一回試算をしています。その時にはさっき申し上げたような、例えばドローンを飛ばしたり、実際にどのように朽ちているのか中身まで見ていない状態での試算をしていますので、その後の物価高と、あとは実際の状況について精査をした結果として、今回14.5億円が29億円になったということです。

(TSK)基本的には、やはり物価高とその精査を(したことが増額の理由でしょうか)。

(上定市長)はい おっしゃる通り、両方です。

(TSK)三菱マヒンドラ農機をめぐる対応について、上定市長は今月の8日でしょうか、親会社の三菱重工業の幹部の方と面会されていると思いますが、どういった経緯でこの面会が実現したのかと、どういうお話をされた、要望をしたのか、内容を教えてください。

(上定市長)ご存じのとおり、三菱マヒンドラ農機の親会社が三菱重工業になります。揖屋工場、意東工場とありますが、これを所有しているのも三菱重工業ということになります。今回、三菱マヒンドラ農機経由で、三菱重工業がまさにそうした親会社であり、土地等の所有者であり、ある種判断権限を持っているところですので、三菱重工業と早い段階で面会をしたいということは申し入れをしていました。結果的に、先般、東京で代表取締役常務執行役員の方との面談が叶ったところです。こちらからは、具体的に、今、松江市として、あるいは島根県、その他関係機関とともに取り組んでいること、一つが、現従業員の方の雇用の確保、もう一つは、協力会社の経営に対する影響を最小化していくという取り組みについての話をさせていただきました。話がずれますが、実際、概数ですが、全体で三菱マヒンドラには900人の従業員がいらっしゃって、松江に大体300人程度の方がいらっしゃいます。各種機関、ハローワークが窓口となって、雇用の機会、求人の取りまとめ等をしていまして、4月10日時点で、その300の概数に対して、求人数だけでいいますと、松江市内で686の求人があります。全体で見ても、1300を超える求人はいただいていまして、数勘定だけでいけば、一応まかないきれているということではありますが、これから4月の25日、26日を皮切りにマッチングの機会を設けていきますので、それによって従業員の皆さんのご希望が叶うような先があるかどうか、実態が見えてくる部分もあろうかと思います。これは、直近の状況ですので、ここまでの話は(三菱重工業に対して)していませんが、松江市として、島根県として、関係機関としてこうした取り組みをしている中で、三菱重工業についても雇用の面であったり、あるいは跡地の利用の面であったり、そういったところについての協力をお願いしたということです。何か先方から具体的にこうしますという話が結論づいてあったわけではないんですが、今後前向きに検討するというようなお声はいただきました。今も連絡は取り合っていまして、その中でどういった形で、先ほど申し上げたような現従業員の方の再就職支援であったり、跡地の利用等について、協力を得られていくかということを、我々もしっかり三菱重工をグリップしながら、こちらの思いも引き続き伝えていきたいと思っています。

(NHK)マヒンドラ農機のグループ会社を含めて、13万平方メートルぐらい跡地があるということですが、具体的にその三菱重工とはどういうような跡地の話などはされたんでしょうか。

(上定市長)揖屋工場が9ヘクタール、意東工場が4ヘクタール、合わせて13ヘクタールというのはおっしゃった通りです。その具体的な利用の方法について、何か議論が及んでいるわけではなくて、今回は最初のミーティングであったということもありますので、跡地についての今後具体的なニーズが上がってきた時に、三菱重工側でフレキシブルに対応していただきたいという思いを伝えています。具体的に、例えば三菱重工から何か土地を利用したいとか、そういった話があったわけではありませんが、もちろん今所有しているのは三菱重工業ですので、具体的にこういうふうに利用したいという、もしもそういった提案があれば、またそれについて検討もさせていただきたいと思っています。ただ、あくまで所有者としては三菱重工業なので、それをいろんなことに、例えばどこかに勝手にといいますか、急に転売されるとか、そういったことはないようにと思って今回行きました。そこは話す中でも、松江市なり、島根県と足並みをそろえて、今後のまちづくりを考えていくという方向性は示していただいたというふうに思っていまして、そこに何か大きな懸念を持っているということは全くありません。

(NHK)具体的にいつ売却とか、どういうふうに活用するとかまだわからないという話ですが、期限というものは、特に三菱の方は話してはいなかったということでしょうか。

(上定市長)そうです。今、時間軸でいつまでにということには、とりあえず何らかの設定はありません。我々も喫緊のところで取り組んでいくのは、現在の従業員の方の雇用の確保と、協力会社に対する支援ということは明確にしておりますので、次のステップについても当然見据えながら対応していかなければいけないと思っています。

(山陰中央新報社)先々週、市内の小中高校で入学式がありまして、いわゆる日程かぶりのことで、弊社としても保護者の声を含めて報じさせていただきました。その記事を見てですね、意見が寄せられております。その方、旦那さんがなかなか休めない仕事をされているという状況にある中で、仕事上を休めないとか、また一人親家庭の方からすると日程かぶりというのは解消してほしいというような声が届いていました。県教委と日程を協議することはないというようなコメントもいただいているんですが、市として県と協議する考えというのはあるかどうか、お考え伺えますでしょうか。

(上定市長)両方の声があると承知しています。同じ日であることによって、両方全く同じ時間に重なってしまって、そのご兄弟、お2方の入学式等に参列することができなかったということと、同じ日であるので、2日休む必要がなく、1日の中でうまく時間が調整できて、両方出ることができたというお声もいただいています。これは一長一短のところはもちろんあると思っています。それと、松江市の特徴として、各学校の校長の意図、意見というのを尊重するといったことも、これは全体の取り組みとしてあります。その地域ごとの特性等もありますので、その中で、現在、そういったご意見があることを踏まえて、今度は来年になりますけれども、具体的な対応が必要かどうかということについては検討してみようと思っています。何か結論として、同じ日に開催しないようにするとか、あるいは同じ日に全部をぶつけるということがあるわけではなく、今は校長判断に委ねた上で同じ日に開催しているという実情がありますので、それを踏まえて、今回、山陰中央新報さんにも取り上げていただいたことも一つのきっかけとして、今のままでいいのか、あるいは変える必要があるのかということについては、来年に向けて検討していきたいと思っています。

(山陰中央新報社)先日、皆美が丘女子校で入学式があって、今年の春から普通科1本になって最初の入学式でした。競争率が0.87倍ということで、定員は満たせなかったところですが、女子校の現状をどう見ておられるか、所見を伺えますでしょうか。

(上定市長)まず、皆美が丘女子高校に再編し、また国際コミュニケーション学科を作り、これまでも全体の高校生の人数が減ってきている中で、特徴を生かした教育、市立の女子高校、公立としては中国四国で唯一ですので、その特徴をいかに生かすかということで検討を進めてきています。今回、国際コミュニケーション科を普通科に統合する形で再編をしたというのも、その特徴を引き出していこうと。今まで国際コミュニケーション科では、台湾や中国などとの、国際的な学習機会というのを設けていましたが、 そういったことを普通科にも、機会として提供することができるのではないかというようなこともあり、今回再編をさせていただいたものです。実際生徒が減っていく中ではありますけども、そういった特徴を生かして、こぢんまりとやっていくようなことがまずは松江市としての目標の念頭にあります。中でもまつえ学という地域課題の解決を自らが手がけて、それによって地域のことを知り、地域の皆さんと触れ合い、そして解決力を身につけていくという特徴的な授業がありますので、これをうまく生かす形で、学力も含めてですが、皆美が丘女子高校の生徒の力を蓄え、またそれが発揮できるような、そういった成長を遂げられるプログラムにしていきたいと思っています。実際、生徒が今後も減っていくことが想定されてはいますが、やはりこれまで培ってきた女子校、市立の女子校という特徴については、それをうまく生かすのが松江市立女子高校としてのあるべき道と思っていますので、そうした中で、今後のカリキュラム等についても検討を進めていきたいと思っています。

(山陰中央新報社)(以前)この学科再編の時の会見で、共学化についてのお考えはないということだったんですが、改めて、共学化の考えるは今のところないということでよろしいですか。

(上定市長)今のところ共学化するということは考えていません。

(山陰中央新報社)学校もいろいろな取り組みをされていますが、学校任せではなくて、中学生ですとかその保護者さん、先生、地域の企業ですとか(を対象に)、女子校に対するニーズというのを、学校だけじゃなくて、市としても聞き取ったり、調べることも必要でなないかと思うんですが、そういうことをされるお考えはありますでしょうか。

(上定市長)これまでも就職先となっている企業さんとは、学校を中心にコンタクトを取らせていただいています。あるいは専門学校等については、それこそ専門学校の入学式に多々納校長先生が出席されたり、というようなことも含めて、将来の進学先、あるいは就職先となる企業については連携を深める必要があると思っています。特徴なのは、やはり松江市立の高校であるということがありますので、これまでも、先ほど申し上げたまつえ学については、松江が今どういう課題を抱えているかのインプットと、具体的に解決策を作っていく際のメンターというのは、役割も含めて松江市も各課で大きく関わっていますので、そういった特徴的なカリキュラムを作るのと、その実際に卒業した後の進路についても、能動的に高校生の皆さんが選択をしていけるような、そういうふうな選択肢を皆さんに提供できるような、そういった工夫というのは必要かなと思っています。

(山陰中央新報社)中海スカイポートについて、松江市が3億円以上かけて整備されたんですが、遊覧飛行が終了して5年以上経っています。25年11月に地元ですとか学識経験者でつくる検討会議を立ち上げて、利活用策を協議していると聞いていますが、現状の検討状況はどうなっていますでしょうか。

(上定市長)中海スカイポート自体は今利用されてはいません。一方で、中海スポーツパークが去年の11月にオープンしましたので、こちらに拠点性を持たせて、一部マリンスポーツなども手掛けられないかということで検討しているところです。今はサッカー場、あるいはラグビー場として使っているところですが、今、使っていただいている方にアンケートも取っています。そこに例えば遊具を、今まだ置いてないんですが、どういうものがあった方がいいかとか、もともと中海スカイポートがあった場所ですので、マリンレジャーの可能性等についても検討を進めていくということにしています。ただ、今の段階で何年何月までに何を作るというような時間軸先ありきということにはしていませんので、まずは使っていただいている皆さんの声を聞きながら、具体的な検討を進めていきたいと思っています。

(山陰中央新報社)現状で、国内に水陸両用機を商業運航する会社がないということで、いわゆる引き続きその遊覧飛行場としての道を探るのか、また全く別のものの道を探るのか、その辺の考えがありますでしょうか。

(上定市長)具体的に何か決め付けているところはありませんので、あらゆる可能性を検討していきたいと思っています。実際に私の任期中にスカイポートを運行していたわけではないので、必ずしも詳細までわかっていないところがあるんですが、採算性として非常に厳しい事業だと思います。その運航コストも、現行エネルギー価格を含めて非常に上がっている中で、どこまで独自性を出して、高い商品として売り出して、それによって商業ベースに乗せていくかというのを考えた時に、一般論としてですが、水陸両用機で遊覧飛行をしてというのはなかなか稼ぐのが難しい、ペイするのが難しい、それを行政でやろうとしてもさらに難しいという気がしています。民間事業者の皆様との公民連携が、これは中海スカイポートあるいは中海スポーツパーク以外も含めてですけど、官民連携のもとで進めていく中で、サウンディング等で何か意見が寄せられればですね、それについての具体的な検討を進めていくということかと思います。何か可能性を排除しているということは全くありません。

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