令和8年度 松江歴史館 企画展「松江の町人 太助の日常ーつらつら、おぼえ日記ー」
松江歴史館の企画展が既に7月17日から始まっています。9月23日まで、江戸時代後期に松江に生きた町人・太助の日記について、今回は取り上げさせていただいています。松江歴史館でこういった企画展をする場合には、松江藩の藩主であったり、武士であったりに着目する機会が多かったわけですが、今回はちょっと珍しく、町人に着眼しています。
もともとこの太助さんというのは出雲の方なんですが、和多見に移り住んで、ロウソクの蝋を作る会社に勤めていたという記録が残っていますが、非常に筆まめな人で、29年に渡り、日記をつけていらっしゃいました。横19センチ、縦13センチ、4冊の本が残っていますが、非常に細かい字で、当然、筆で、墨で書いてらっしゃるんですが、細かく日常生活について記録を留めたものでして、松江市の指定文化財になっています。
例えば1852年の6月29日の日記には、天気が良くてとても暑いと。この和多見のお店の奥様が、末次のところにお出かけになる、去年結婚されてお子さんもお生まれになったようでして、旦那さんの実家に行きますと。その時にこの太助の奥様をお供にして、太助の息子が船をこぐ形で娘さんも連れて行きます、といった記録が残っています。こういったところから当時の生活が紐解ける部分がありまして、非常に臨場感を持って、人情味あふれる記述を残してくれている作品でして、ここから、時代背景を読み解くことができます。この「大保恵(おぼえ)日記」から抜粋して、江戸時代の今日太助に起こった出来事というのを毎日更新して発信をさせていただいています。SNSで皆さんにもご覧いただけますので、ぜひともチェックいただければと思います。
この太助はですね、杵築大社、出雲大社のことですが、ここで毎年行われます富くじが大好きでした。こういうくじ引きで、出雲市が所蔵されていたこの富の桶と駒ですが、これも展示をさせていただいています。
また、太助は信仰心も厚く、この浄音寺というのは大庭にある真言宗のお寺ですが、ここにも訪ねて拝んでいた。この仏像についても今回展示をさせていただいています。
こうした内容を、9月5日に市の職員から、大保恵日記と町人太助という記念講演会を開かせていただきます。先着順となっていますので、皆様是非お出かけください。
また、先ほどの富くじにあやかって、抽選会を行います。8月16日と9月19日、宍道湖のシジミとか和菓子とか、地元ゆかりのものが当たる抽選会となっていますので、ぜひお越しいただければと思います。
観覧料のご案内ですが、松江市民は340円、市民以外の方は680円ですが、今年の7月1日から中学生以下は無料としました。市内外、県内外問わず、中学生以下は無料とさせていただいています。学生の皆さんにもぜひお越しいただければと思います。観覧時間は9時から17時までとなっています。皆さんのお越しをお待ちしています。
この記事に関するお問い合わせ先
財政部 財政課
電話:0852-55-5182
ファックス:0852-55-5070
お問い合わせフォーム






更新日:2026年09月04日