再エネ条例の制定過程について(受付日:2025年7月18日)
寄せられたご意見
6月定例会で可決された「松江市再生エネルギー発電事業と地域との調和に関する条例」について意見をさせていただきます。
当該条例案については、当初、2月定例会に上程予定であったものが、6月定例会の上程となったものですが、この審議過程は、
〇執行部による条例概要の各会派説明が本会議の約2週間前(5月30日,6月6日)
〇条例の具体案及びパブコメ結果の提示が本会議の1週間前(6月10日)
で、これも議員側が要求し続け、やっとのことで為された対応であったと聞いています。当該条例は、松江市独自に新規に制定する条例であり、市民の安全・安心や日常の暮らしに影響するものです。
市長提案理由説明、本会議、常任委員会の審議を経て可決という形式的には議会の手続きに則ってはいますが、本会議の僅か1週間前に具体案等が提示されましたが、通常は、議会前にされるであろう執行部と議会(委員)議論は全く為されていません。これで実質的な審議がされたと言えるでしょうか。
これでは、条例案をすんなり可決させるための執行部の時間稼ぎと質問封じや議会軽視であると言われても仕方ないと思いますがいかがでしょうか。さらに言えば、令和6年12月には、条例説明会が2回も開催されましたが、この度は、パブリックコメントをされたにも拘わらず開催はされませんでした。まったくちぐはぐな対応です。これも、住民からの質問を避け、すんなりと条例を通す意図なのでしょうか。
市長は、この条例の制定過程についてご存じでしょうが、どのように認識されておられるのでしょうか。また、議長にあっても、執行部の対応に対して、どのように受け止めておられるのでしょうか。是非ともお考えをお聞きしたいと存じます。
要は、上位法令に基づく一部改正のような類ではない、特に重要な条例や規程、また、案件などは、日程ありきではなく、形式的にならず、時間を要しても、しっかりと実質的な議論をしていただきたいということです。市民が一票の想いを託して選ばれた市長であり、議会なのですから、丁寧な行政をどうかよろしくお願いいたします。
ご意見に対する回答
本条例は、本市が独自に制定する新たな条例であるとともに、市民の皆様の日常生活に関わる内容が含まれるため、その検討にあたっては、市民の皆様や市議会のご意見を丁寧に伺うなど、慎重かつ十全な対応を図ってまいりました。
市議会に関しては、令和6年11月から12月にかけて、議員の皆様に本条例の骨子を提示しご意見をいただきました。また、11月26日から12月25日に実施したパブリックコメントでは、35人の方から184件のご意見をいただきました。これらのご意見を丁寧に精査・整理したうえで、ご意見をできる限り反映した条例案を策定すべく検討を重ねたため、市議会への条例案の提案時期を当初想定していた令和7年2月定例会から6月定例会へ変更いたしました。なお、この変更につきましては、令和7年2月に議員の皆様に条例案の検討状況を説明した際に予めご了承いただきました。
その後、令和7年5月から6月にかけて、全ての議員の皆様に条例案の説明を行い、ご意見を伺ったところです。
今後も、市政の推進にあたっては、議員の皆様とともに慎重かつ丁寧な審議を行うと同時に、市民の皆様に直接意見を伺うなど開かれた市政運営に努めてまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2025年11月06日