表彰工事概要(市民活動センター空調整備(機械設備)工事)
表彰工事の概要
部門名 | 機械設備工事 |
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工事名 | 市民活動センター空調整備(機械設備)工事 |
工期 | 令和元年11月1日から令和2年3月23日まで |
工事場所 | 白潟本町 |
表彰事業者名 |
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代表者名 |
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表彰技術者名 |
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工事概要 | 1階~3階の空調設備を改修するもの。
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表彰理由 | 本工事は、講義等による貸部屋の多い施設での工事であり、工事の日程調整を行うことが非常に重要でしたが、施設管理者、入居者との調整を確実におこない、後戻り工事や労働災害もなく工期内に無事竣工しました。また品質の面では既存の配管が天井内に多くありましたが、現地調査を入念に行い、配管経路を見栄え良くおさめました。工程・安全・品質管理とも総じて優良な工事でした。 |
現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

松江市市民活動センターは、暮らしやすいまちを実現するため、市民が自主的に行う活動「市民活動」を推進することを目的として設置された拠点施設である。6階建ての同施設は、交流ホールや展示ブースなど多目的な使用が可能で、男女共同参画センター、青少年支援センター、おもちゃの広場といった行政施設や、放送大学松江学習センター、飲食店など、多くのテナントが入居している。一方で、平成3年の新築時に設置した空調設備の老朽化が生じており、本工事によって新たな空調設備が設置された。なお、本工事は2社で構成される共同企業体による施工である。
本工事の表彰技術者であるシンセイ技研株式会社の主任技術者(当時)今岡正司氏は、受賞の感想について「施設が稼働した状況での工事で、調整等苦労することが多々ありましたが、苦労した甲斐がありました。今後もお客様と良好な関係を築きながら、より品質と顧客満足度を高めていきたいです。」と語る。また、新和設備工業株式会社の主任技術者(当時)曽田誠二氏は「率直に驚いています。自分にとっても初めての受賞となりますので、非常に光栄に思います。」と話す。

同施設は開館を続けながら工事が進められたため、利用者の方々の安全に対して特に注意が払われた。「本工事で心掛けたことは、第三者災害の防止です。施設担当の方々の協力のお陰で、事故なく円滑に完成できたことが印象的です。」(今岡氏)、「一番心掛けたことは『安全』です。工事の仕上がりもさることながら、やはり安全なくしてはよい工事もできないと考えていますので、重視しました。特に工事範囲内には、お子様の遊戯室もありますので、館内におられる皆様の安全はもとより、工具・資材の置き忘れ等による怪我がないように、工事終了後には重点的に見回り・清掃を行いました。」(曽田氏)と当時を振り返る。

シンセイ技研株式会社
(写真右)代表取締役 深田氏
(写真左)主任技術者 今岡氏
技術者としての今後の目標について聞くと「お客様に期待を超える感動、新たな便利、新たな生活を提供することです。」(今岡氏)、「資格・知識の取得に取り組み、皆様が快適な生活を送れるようなものづくりをしていきたいです。」(曽田氏)と、各々の思いを語った。
建設業のやりがいについては、「地域や利用者に喜んでいただける環境を提供できるところです。」(今岡氏)「何もないところからものをつくり上げ、それが仕上がったときの達成感です。」(曽田氏)と両氏は答える。また、これから建設業界を目指す人には「やりがいのある仕事です。これからの担い手として期待しています。」(今岡氏)、「現場内では日々色々なことがあり大変な思いをすることもありますが、自分の信念を持って対応すれば必ず良い結果がついてくると思いますので、是非頑張っていただきたいです。」(曽田氏)とエールを送った。

新和設備工業株式会社
(写真右)代表取締役社長 新田氏
(写真左)主任技術者 曽田氏
最後に、それぞれが所属する会社について、いいところを紹介してもらった。シンセイ技研株式会社は「社員第一主義で人財育成に力を注いでいます。明るく楽しい職場づくりを目指し、社員同士がほめ合える会社です。」(今岡氏)、新和設備工業株式会社は「社員が仕事に集中できる環境を整えているところです。」(曽田氏)。
新しい空調設備による快適な環境が、これからも多くの市民活動をサポートすることだろう。
(注意)本記事の内容は取材当時のものです。
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更新日:2023年02月01日