表彰工事概要(八雲アルバホール天井改修(建築)工事)
表彰工事の概要
部門名 | 一般建築工事(小規模) |
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工事名 | 八雲アルバホール天井改修(建築)工事 |
工期 | 令和元年8月8日から令和2年2月28日まで |
工事場所 | 八雲町 |
表彰事業者名 | 松江土建株式会社 |
代表者名 | 代表取締役社長川上裕治氏 |
表彰技術者名 | 主任技術者福間將浩氏 |
工事概要 |
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表彰理由 | 本工事は、同一建物内に支所・公民館があり、一般利用者も多く出入りを行いながらの工事でしたが、支所、公民館との協議により適切な安全管理がなされました。また、早期材料確保及び関連工事との的確な現場調整による工程管理が行われたため、早期竣工が実現されました。品質管理、書類整理とも適切で、全体として優良な工事でした。 |
現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)
八雲アルバホールは、松江市八雲支所と八雲公民館との複合施設で、地域住民の生涯学習やイベント等の拠点となっている。既存の天井が現在の建築基準法令の基準を満たしていないことが判明したため、本工事によって法令に適合するよう天井の耐震改修を行い、利用者の安全を確保することとなった。具体的には、既存の吊天井を撤去し、軽量で軟らかく、強度と耐火性能に優れる「膜天井」とよばれるものに改修された。
表彰技術者である松江土建株式会社の主任技術者(当時)福間將浩氏は、「このような賞をいただいたのは初めてでしたので、大変嬉しく思います。」と受賞の喜びを語る。
本工事では、最新の技術を取り入れて関係者の理解を深めることに重点が置かれた。「心掛けたことは、膜天井という、イメージのつかみにくい仕上げでしたので、工事関係者はもちろんのこと、施設管理者の方も含めて、全員が竣工イメージを共有できるように努めました。特に、3Dモデルを作成することで、平面図や断面図では把握しきれない部分を、松江市や施設管理者の方に立体的なモデルとして提示できたことや、工事関係者との細部の検討を早期に行えたことで、結果として工期短縮を実現できました。」
松江土建株式会社
(写真左)代表取締役社長 川上氏
(写真右)主任技術者 福間氏
福間氏は、技術者としての今後の目標について「これまで、様々な現場に携わってきましたが、まだまだ分からないことや知らないことが多くあり、先輩方に助けられてばかりですので、早く一人前の技術者として仕事を任されるようになりたいです。」と意気込む。
また、建設産業のやりがいについては、「苦労した結果が目に見える形ででき上がっていくのは、何とも言えない達成感があります。また、でき上がる過程でよりよいものをつくるために、職人さん達と、ああでもない、こうでもないと議論している時間はとても楽しく感じます。」と語った。
これから建設業界を目指す人に対しては「建設業界は、仕事を始めてから学ぶことがたくさんあります。日々使っている工具や材料、資材の名前、様々な施工方法、専門用語など学校では教わらないことがたくさんあるので、興味があるなら早く始めた方がいいと思います。」とアドバイスを送る。
最後に、福間氏が所属する松江土建株式会社について紹介してもらった。「現場の社員として感じるいいところは、現場へのサポートがしっかりしているところだと思います。本工事は、自分一人での現場管理でしたが、定期的に上司が現場に訪れ、安全面や技術的な指導をしてくれましたし、困ったことがあれば、親身に対応してくれたおかげで、スムーズに現場運営が行えました。また、新しいことへのチャレンジを積極的に後押ししてくれます。今回採用した3Dモデルも、建築部だけでなくIT推進室や設計開発室のサポートがあって実現できました。」
安全性が高まり、装いを新たにしたホールは、これからも地域活動の拠点であり続けることだろう。
(注意)事業者PR資料は以下のリンク、ファイルをご覧ください。
(注意)本記事の内容は取材当時のものです。
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更新日:2023年02月01日