表彰工事概要(市道千酌路線法面対策その1工事)
表彰工事の概要
部門名 | とび・土工・コンクリート工事 |
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工事名 | 市道千酌路線法面対策その1工事 |
工期 | 令和元年12月11日から令和2年3月20日まで |
工事場所 | 島根町 |
表彰事業者名 | 極東インフラプロテクト株式会社 |
代表者名 | 代表取締役美田耕一郎氏 |
表彰技術者名 | 主任技術者高本龍次氏 |
工事概要 |
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表彰理由 | 本工事は、市道の既設モルタル吹付法面の補修を行ったもので、緊急性を要しましたが、施工効率を上げる取り組みにより、早期完了が図れました。また、施工、出来形、品質管理、出来栄えも良好で、全体として優良な工事でした。 |
現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

市道千酌路線は、島根町野波地区と美保関町千酌地区を結ぶ路線であり、島根町と美保関町を連絡するバイパス路線として、大きな役割を担っている。同路線は多くが山間部を通り、本工事の工事場所のように、山の法面のすぐ近くを走る区間もある。
工事場所である法面には、以前の工事で既に崩壊防止のためモルタルが吹き付けられていたが、経年劣化により、表面のひび割れの度合いなどから崩壊のリスクがあると点検で判断されていた。そのため、本工事によって対策を行うことになった。

表彰技術者である極東インフラプロテクト株式会社の主任技術者(当時)高本龍次氏は、受賞の感想について、「大変嬉しく、光栄に思っています。」と話す。本工事では、法面を覆う既存のモルタルに鉄筋を差し込む作業を行った。将来的に引張力が生まれ、強度の向上につながることが期待されている。高所での作業のため、安全には特に気を使われた。高本氏は「本工事では、設計に用いられた値を満足するかを確認するため、基本調査試験を十分に行うことと、ロープ足場での作業のため、墜落災害を起こさないよう心掛けました。」と語る。

極東インフラプロテクト株式会社
(写真左)代表取締役 美田氏
(写真右)主任技術者 高本氏
今後の目標については、「知識と経験を積んで、今以上に若手に的確な指導ができるようにしたいです。」という高本氏。建設業のやりがいは「地域の発展に携わることができることです。」と話す。これから建設業界を目指す人に対しては「自然環境が厳しくなっていく中での作業ですが、一緒に頑張りましょう。」とメッセージを送ってもらった。
最後に、高本氏が所属する極東インフラプロテクト株式会社のいいところについて聞くと、「皆で協力しながら仕事ができます。福利厚生が充実していて、休暇も取りやすい環境です。」との話を聞くことができた。
松江市内には山あいを走る道路も多いが、技術者の努力と定期的な点検により、車両の安全な通行が確保されている。
(注意)本記事の内容は取材当時のものです。
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更新日:2023年02月01日