表彰工事概要(国宝松江城天守附櫓内部石垣安全対策工事)

更新日:2023年02月01日

表彰工事の概要

表彰業務概要
部門名 一般建築工事(小規模)
工事名 国宝松江城天守附櫓内部石垣安全対策工事
工期 令和2年12月4日から令和3年3月19日まで
工事場所 殿町
表彰事業者名 株式会社深田建設
代表者名 代表取締役深田真二氏
表彰技術者名 主任技術者星野猛氏
工事概要 国宝松江城天守耐震補強工事基本計画に基づき登閣者の安全確保を目的とした、震災時における築石滑り出しの防止工事。
表彰理由 本工事は、国宝松江城附櫓の石垣に補強格子を震災時安全対策として設置した工事である。観光客の往来が頻繁にある中での工事であったが、適切な誘導員の配置計画等により安全面に憂慮され、大きなトラブルを起こすことなく竣工を迎えることができた。また、既存石垣に合わせた難易度の高い緻密な作業であったが、文化財施設工事の経験値の高い優れた技術者を配置し、高度な品質の確保に努め、精度の高い成果を得ることができた。適切な連絡体制のもと施設関係者との調整もスムーズに行われ、竣工を迎えることができ、全体として優良な工事であった。

現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

補強格子を設置した国宝松江城天守附櫓内部石垣の写真

本工事の表彰技術者である、株式会社深田建設の主任技術者(当時)星野猛氏は受賞の感想を、「寒い期間の工事でしたが、大工さんと共に一つの事を成し遂げたことが報われたと感じました。」と話す。

本工事で苦労したことは、「観光客が登城する中の作業で、安全確保に苦労しました。」、心掛けたことは、「文化財(国宝)なので、先人の職人達の思いを忘れない様に工事を進めました。」と語る。星野氏は仕事における今後の目標は、「満足しない事。」、やりがいについては、「末代まで形に残ることです。」と話す。これから建設業界を目指す人へは、「自分が手掛けた建物が、市民の皆さんに末代まで使用される事に携さわれます。」とメッセージを送った。

代表取締役の深田氏と主任技術者の星野氏が表彰状を手にして並んでいる写真

株式会社 深田建設
(写真右)代表取締役 深田氏
(写真左)主任技術者 星野氏

最後に、星野氏が勤務する株式会社深田建設について紹介してもらいました。「古い建物(文化財)を、手掛けるところです。」

(注釈)事業者PR資料は次のリンクをご覧ください。

(注意)本記事の内容は取材当時のものです。

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