表彰工事概要((仮称)玉湯統合小学校屋内運動場建設(建築)工事

更新日:2023年02月01日

表彰工事の概要

表彰業務概要
部門名 一般建築工事(大規模)
工事名 (仮称)玉湯統合小学校屋内運動場建設(建築)工事
工期 令和1年12月18日から令和3年3月10日まで
工事場所 玉湯町
表彰事業者名 松江土建株式会社/八光建設株式会社
代表者名 代表取締役社長平塚智朗氏/代表取締役森本忠克氏
表彰技術者名 監理技術者原竜太郎氏/主任技術者吉畑純一氏
工事概要 義務教育学校の屋内運動場の建設のうちの建築主体工事
表彰理由 本工事は、義務教育学校の屋内運動場の建設のうち建築主体の整備を行ったものである。工事用進入路に関する施工条件の変更があったが、関連工事の施工者と適切に調整を行ながら柔軟に対応し、余裕をもって工事を完了させた。屋根架構は製材による大スパンであったが、建方後の変位を観察する等品質確保に努めた。安全管理も良好で全体として優良な工事であった。

現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

本工事は新たな屋内運動場の建設を行った工事で、2社で構成された特別共同企業体による施工である。 本工事の表彰技術者である、松江土建株式会社の監理技術者(当時)原竜太郎氏は受賞の感想を、「この度はこのような賞を頂き、誠に有難うございます。このような形で表彰されたことは、望外の幸福であり、光栄の極みと存じます。

整備を行った玉湯統合小学校屋内運動場の写真

しかし、本工事そのものは決して私一人で行ったものではありません。現場職員・協力会社との努力の賜物だと思っております。今後はこの表彰を心の支えとして、また心の糧として、表彰の栄誉に恥じぬよう、勤しんで参ります。」、八光建設株式会社の主任技術者(当時)吉畑純一氏は、「この度は優良工事表彰を頂き、大変光栄に思っております。長い工期の中ではありましたが、多くの関係者の方々のご協力により受賞できたと思います。本当にありがとうございました。」とそれぞれが語る。本工事で苦労したこと、注目してほしいこだわりなどを訊ねたところ、「屋根部の木造トラスであります。現在まで様々な工事をして参りましたが、本工事の様に木造トラス且つ現し、というのは経験がありませんでした。また県内でも施工実例の少ない物件でしたので、紆余曲折ありました。しかしながら、綿密に現場職員・協力会社と打合せを行った上で現場作業に臨み、実際に組み上がった時には今まで感じたことのない達成感がありました。」、こだわりについては「仕上の部分。本工事は玉湯統合小学校新築工事の1つであり、校舎・児童クラブ・幼稚園の新築工事も並行して行われていました。屋内運動場はRC一部木造でありましたが、校舎・児童クラブ・幼稚園の3棟は殆どが木造でした。玉湯統合小学校新築工事のテーマの1つとして「木を使った建物」があり、本工事の屋内運動場では「どのようにしてコンクリートと木材を調和させるか」、「どのようにしたら木の温もりを感じられるか」がポイントとなっており、設計事務所さんと協議・打合せを行いました。屋内運動場の玄関及びメインホールは杉の羽目板・木製のサッシを使用し温かみのある空間に、その他の廊下・点検通路はコンクリート打放仕上の柱・カーテンウォールの様なサッシを使用し現代建築の様な素晴らしい仕上がりとなっております。」(原氏)、「同一敷地で校舎・幼稚園の工事も行われている中で、綿密な打合せを行い無事に竣工を迎えられました。」(吉畑氏)とそれぞれ話す。

代表取締役社長の平塚氏と監理技術者の原氏が表彰状を手にして並んでいる写真

松江土建 株式会社
(写真左)代表取締役社長 平塚氏
(写真右)監理技術者 原氏

仕事における今後の目標について、「今後の目標は後輩職員の育成です。当社ではここ数年で若手職員の数がかなり増加しております。若手に早く成長してもらい、現場を任せられるよう育成することが我々の職務の1つでもあります。昔の様に「見て覚える」という風潮は、より成長するのに時間を費やします。また、コミュニケーションも少なくなり、現場としての結束力は小さくなり良い点はありません。若手職員と話すことにより「どんなことがわからないのか・どんなことが不安なのか」などが見えてきます。私の方針が正解か分かりませんが、今後とも更に後輩職員の育成に努めていく所存です。」(原氏)、「今回の受賞を励みに、今後更なる技術の向上と若手技術者の育成により、建設業の発展に貢献したいと思います。」(吉畑氏)と話す。また、建設業のやりがいについては、「大きい現場、小さい現場など様々な工事を行いましたが、やはりどの工事でも終わった後の達成感は一入です。」(原氏)、「竣工した時の達成感は何にもかえがたい喜びがあります。」(吉畑氏)と話す。

代表取締役の森本氏と主任技術者の吉畑氏が表彰状を手にして並んでいる写真

八光建設 株式会社
(写真左)代表取締役 森本氏
(写真右)主任技術者 吉畑氏

これから建設業界を目指す人へは、「建設業は私達の生活の基盤となる物を造る業種の1つです。この業界は新しい発想と行動で若い人にも活躍するチャンスがたくさんあります。物を造ることが好きで、新しいことにチャレンジしたい人にはとても魅力的な仕事だと思います。」(原氏)、「物作りに興味のある方は、是非この業界で仕事をしてもらいたいです。」(吉畑氏)とメッセージを送った。

最後に、技術者さんがそれぞれ勤務する会社ついて紹介してもらいました。「比較的風通しがよく、困った時には上司が相談にのってくれますし、全社的にバックアップ体制が厚いところです。」(松江土建株式会社)、「社員同士の協調性があり、現場のことは任せて貰えるのでありがたいです。」(八光建設株式会社)

(注意)本記事の内容は取材当時のものです。

この記事に関するお問い合わせ先

財政部 契約検査課
【工事担当】電話:0852-55-5403
​​​​​​​【物品担当】電話:0852-55-5404
ファックス:0852-55-5570
お問い合わせフォーム