表彰工事概要((仮称)玉湯統合小学校校舎等建設(空気調和設備)工事)

本工事で心掛けたことは、「大規模木造の校舎であった為、構造上とても特殊であり、梁貫通の位置も構造を傷つけないよう入念に検討を重ねた。」（岡本氏）、「大規模木造という難しい建物でしたので、機械設備の品質や機能性を保つため、細部にわたり注意・検討をして施工しました。」（古川氏）と語り、苦労したことについては、「工程管理、大規模木造の校舎が島根県で初めてということもあり、木造の建て方が特殊で先読みした工程が工程通りにならないことも多々ありました。又、コロナ禍ということもあり工程が伸び悩み、遅れた工程をどう取り戻すか日々の作業の把握と工程調整に苦労した。」（岡本氏）と話し、注目してほしいところについて「屋上の室外機置場」と話し、「メンテナンススペースを考慮し狭い屋上に見合う室外機の配置を検討しました。又、防振ユニットを採用し鋼材全体で室外機を防振する施工に変更しました。」（岡本氏）、「児童クラブの室内機の設置では、天井が高く木材がむき出しになっており、室内機および配管が露出になるため、いかに見栄え良く見せるかをとてもこだわりました。また、室内機の吊金物も木材に堅固に固定できるよう特殊な物を使い安全面にも配慮しました。」と語った。

岡本氏は仕事における今後の目標について、「一つ一つの現場において毎日が勉強の日々です。日々スキルアップしてお客様に喜んでいただける仕事ができるように今後も努力していきたいです。」（岡本氏）、「すべての現場において、より品質の高いものをお客様に提供し喜んでいただける仕事をすることです。どの現場にも柔軟に対応できるよう日々努力していきたいと思います。」と話す。また、建設業のやりがいについては、「施工中は思い通りに行かず苦労することが多くありますが、自分が手がけて完成したことの喜びと達成感を現場従事者のみなさんと味わえることです。」（岡本氏）、「一つの現場に携わっている現場の職人さんと苦労して手がけた現場が形となっていく姿を一緒に見られる喜びと達成感にやりがいを感じます。」と語る。

 これから建設業界を目指す人へは、「一つの建物を造るのにたくさんの人が携わって完成していきます。みんなで協力し、汗を流して完成した時の喜びと感動を、この建設業界で実感できると思います。」（岡本氏）、「建設業は自ら汗水流してたくさんの人と協力し合いながら建物を完成させていきます。その現場に携わったすべての人と喜びそして感動を味わえることがこの業界の醍醐味だと思います。新たな挑戦、新たな成長を感じられるこの業界に入職してもらえると嬉しく思います。」とメッセージを送った。