表彰工事概要(松江市営陸上競技場走路等改修工事)

更新日:2023年02月01日

表彰工事の概要

表彰業務概要
部門名 舗装工事
工事名 松江市営陸上競技場走路等改修工事
工期 令和2年10月3日から令和3年3月22日まで
工事場所 上乃木十丁目
表彰事業者名
  • 松江土建株式会社
  • まるなか建設株式会社
  • 日発工業株式会社
代表者名
  • 代表取締役社長平塚智朗氏
  • 代表取締役内藤忠氏
  • 代表取締役藤岡隆義氏
表彰技術者名
  • 監理技術者渡部武氏
  • 主任技術者陸部奨氏
  • 主任技術者原崇志氏
工事概要
  • 全天候型舗装工(ポリウレタン)t=13から25ミリメートル
  • A=7555平方メートル
  • AS舗装工(上・下部)t=8センチメートル
  • A=7340平方メートル
  • ライン・マーキンクN=1式
t 本工事は、老朽化した競走路を更新するため、全天候型舗装(ポリウレタン)を行ったものであり、施工等において特に天候の影響が大きい工事であったが、気象状況等の事前把握に努め、適切に工程管理を行ったことにより、工期内に公認検定を合格することが出来た。また、出来形、出来ばえも良好で、全体として優良な工事であった。

現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

全天候型舗装を行った陸上競技場走路を上空から撮影した写真

本工事は老朽化した競走路を更新するための工事で、3社で構成された特別共同企業体による施工である。本工事の表彰技術者にそれぞれの感想を話していただきました。松江土建株式会社、監理技術者(当時)渡部武氏は、「大変光栄に思い、今後の業務における活力になります。」、まるなか建設株式会社、主任技術者(当時)陸部奨氏は、「大変うれしく思います。工事に関わったすべての方々に感謝致します。」、日発工業株式会社、主任技術者(当時)原崇志氏は、「大変うれしく思います。」と話す。本工事で心掛けたことは、「競技場周辺は平日でも一般の方の利用が多く工事用車両との接触が考えられたため第三者災害防止のため見張り人の配置を行いました。出来栄えについて、アスファルト舗装時の平坦性、勾配に高い精度を要求されたため今回はICT施工を取り入れより高い精度で構築しました。」(渡部氏)、「陸上競技場の出来栄えが選手の成績に影響を与える為、精度の良い施工となるようICT技術を取り入れたことです。」(陸部氏)、「今回走路の改修工事であり、競技される選手にも直接影響の出ることが予想されました。ウレタン舗装という特殊な工事でもあるため、出来栄えや品質に特に配慮しました。」(原氏)、印象に残ったことは、「ウレタン舗装工事は特殊な作業だと感じましたこのような時代に全ての工程が人力作業とは驚きました。」(渡部氏),「ウレタン舗装工事は特殊な舗装で初めて施工することもあり、すべてが新鮮な体験でした。」(原氏)と語る。苦労したことについては、「工期が短く、施工期間が冬季ということもあり天候不順による工程調整です。」(渡部氏)、「工期が短く、天候も悪い日が多く工程調整に苦慮しました。」(原氏)と話す。注目してほしいところは、「今回初の松江市内業者による特別共同企業体という施工体制で行ったことによる、協力体制と、出来栄えを注目して下さい。」(渡部氏)、「多くの人に施設を利用していただき、新しくなった競技場を体感していただきたいです。」(原氏)と語る。

代表取締役社長の平塚氏と監理技術者の渡部氏が表彰状を手にして並んでいる写真

松江土建 株式会社
(写真左)代表取締役社長 平塚氏
(写真右)監理技術者 渡部氏

仕事における今後の目標については、「弊社の経営方針を良く理解し、報・連・相を基本にすること、全体最適を意識し、働きやすい環境整備に努めること。」(渡部氏)、「若手のお手本となれるような施工を心掛けたいです。」(陸部氏)、「より良い品質と出来栄えが得られるよう、今後の工事でも努力していきたい。」(原氏)と話す。

建設業のやりがいについては、「日々の努力が形となって残り皆様に利用してもらうことで喜んで頂けること。」(渡部氏)、「1つ1つの工事が完成した時の達成感です。」(陸部氏)、「やったことが形となって残ることと、工事が完成した時の達成感です。」(原氏)。これから建設業界を目指す人たちには「土木工事現場管理という職業は非常に難しい仕事だと思います、物を造る工事に係る設計立案から実際に工事を進めるという作業、顧客との打ち合わせ、協力業者との関係、資材他手配等、全てがうまく行かないと満足される物が造れないからです。顧客が要望する内容も様々で、要求部位を認識した上で現場管理を行う必要があります。

ウレタン舗装がされた陸上競技場のレーンの写真

視点を変えて仕事をするのは大変ですが、計画から完工までスムーズに出来、顧客に喜ばれた時は、つらい思いをした工事ではなおさら嬉しく思え、技術者としての誇りにもなります工事現場は確かに厳しいですが、そうした喜びや誇りが、安全に・出来栄え良く・工期を守って進めようというやりがいに繋がっていきます、私もまだまだ未熟でありますが、土木工事は、そうした先輩と同僚、そして後輩とのチームワークによって完成するものと考えています。

これからこの職業に就こうと考えている方は大変な仕事だと思うかも知れませんが、これほど自分の能力をフルに発揮出来る仕事は数少ないと思います、意識を持って頑張れば、必ず良い結果が自分に返って来ると思いますぜひチャレンジして下さい。」(渡部氏)、「一緒に良いもの造りをしましょう。」(陸部氏)、「自分自身がやったことが形として残り、達成感が得られる業種です。土木工事の多くは屋外での工事がほとんどで、天候に影響される業種であるため、難しい面もあります。ですが、それ故に、そうした場面を乗り越えたときの達成感は格別なものがあり、他では味わえないものだと思います。また、同じ現場は二度となく、現場の状況も日々刻々と変化していくため、毎日が新鮮な体験の連続です。工事が完成した時の達に共感しましょう。」(原氏)とエールを送った。最後に、それぞれが所属する会社について紹介してもらった。松江土建株式会社は、「各部署で経営計画を一年毎に定め、全ての職員がその目標に邁進し日々改革・改善に取り組んでいる。」、まるなか建設株式会社は、「上司、部下の隔てなくなんでも相談できること、チームワークがいいので顧客の要求に対し迅速な対応ができます。」、日発工業株式会社は、「創意工夫による改善をスピード豊かに続けることによって、良質な社会資本を提供し、発注者満足の向上と地域社会に貢献できる企業を目指しています。」

代表取締役の内藤氏と主任技術者の陸部氏が表彰状を手にして並んでいる写真

まるなか建設 株式会社
(写真右)代表取締役 内藤氏
(写真左)主任技術者 陸部氏

代表取締役の藤岡氏と主任技術者の原氏が表彰状を手にして並んでいる写真

日発工業 株式会社
(写真右)代表取締役 藤岡氏
(写真左)主任技術者 原氏

(注意)本記事の内容は取材当時のものです。

この記事に関するお問い合わせ先

財政部 契約検査課
【工事担当】電話:0852-55-5403
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