新型コロナ対策の強化について(受付日:2022年11月21日)
ご意見の要旨
・松江市がこれまで講じた感染症対策から学んだ有効な対策とはどのようなものがあるのですか。
・松江市長の判断で、市民や松江を訪れる人の行動制限を行うことは考えておられないのですか。
・クラスターが発生する原因はどこにあるのですか。施設側の不十分な対策ですか、それとも、来訪する家族側の不十分な対応でしょうか。
・市民は、これまでも、市から出される感染症への対策を忠実に守りながら行動し、日々の生活をしています。しかし、現実は、コロナ感染症による市民は増加しています。増加した原因はどこにあるのでしょうか。
ご意見に対する回答
(1)「有効な対策」について
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は「飛沫感染」「接触感染」「エアロゾル感染(咳や会話などの際に感染者の鼻や口から放出され、感染性ウイルスを含んで空気中に漂う微粒子を吸い込むことで感染するもの)」の3つであり、繰り返し周知・啓発を行っている「3密(密閉・密集・密接)回避」「マスクの着用」「手洗い」「人との距離の確保」「換気」などは、国の専門家の意見を踏まえた、感染を回避するために必要かつ合理的な対策と考えております。
感染力の強いオミクロン株への対応につきましても、基本的な感染予防対策を徹底していただくことが大切であり、本市としても引き続き、感染予防に関する分かりやすい情報発信と注意喚起に努めてまいります。
(2)「行動制限」について
現在の国の方針として、保健医療体制の強化を前提に新たな行動制限は行わず、重症化リスクの高い高齢者等を守ることに重点を置き、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ることとされています。
一方で、感染拡大により医療のひっ迫が懸念される状況が生じた場合には、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、不要不急の外出自粛などの行動制限について、県知事から県民に対し協力要請がなされることとなっております。
本市としては、こまめな換気やマスクの適切な着用など、具体的な感染予防対策について、ホームページなどを通じて繰り返し市民の皆様にお知らせしております。
(3)「集団感染の発生原因」について
集団感染の発生原因は、個別の事例ごとに異なりますが、新型コロナウイルス感染症は、感染者が無症状で感染そのものに気づかぬまま拡大してしまうことが、集団感染を引き起こす大きな要因になっております。
集団感染を防止するためには、基本的な感染予防対策の徹底が重要ですが、定期的な検査の実施により感染を早期に認識することも有効であることから、本市として、医療機関、高齢者施設、障がい者施設などに対して、必要に応じて検査キットの無料配布を行っております。
また、高齢者福祉施設などにおける集団感染に滞りなく対応できるよう、島根県と連携して保健所の体制を強化しております。
(4)「感染者数の増加要因」について
国の専門家会議の分析では、「冬季は呼吸器ウイルス感染症が流行しやすくなる」「気温の低下により換気がされにくい場合がある」「社会経済活動の活発化により接触機会が増加している」「新規変異株は免疫を回避する可能性がある」などの要因が示されております。
本市として、引き続き感染の状況を注視しながら、市民の皆様の暮らしを守るため、感染予防と社会経済活動の両立が重要との認識の下、必要な対策を講じてまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2023年02月24日