松江城周辺の高さ制限見直しに関して(受付日:2026年8月5日)

更新日:2026年09月09日

寄せられたご意見

松江城周辺の高さ制限見直しに関し、市民として意見を申し上げます。

景観保護の重要性は十分に認識しております。しかしながら、むやみに高さを制限する方針には強い疑問を抱いております。特に、高度制限を理由に建て替えを余儀なくされる場合、該当住民や法人、行政機関に莫大な費用負担を強いることは、憲法が認める財産権の保護という観点から見て難点が多いと思います。

加えて、市中心部における空き地・空き家の増加は深刻な課題です。将来にわたりこの地に住み続ける市民の生活実態を踏まえた都市計画の視点が不可欠です。観光も含めた景観利益を過度に優先するあまり、実際の居住環境や生活に支障をきたすことがあってはいけないと思います。

つきましては、景観を保護するべきところを見定めて、そのうえで必要最低限の制限にとどめ、また今後発生されると思われる建物保全や改築のために該当関係者が高さ制限に伴う建て替えによる侵害が生じないよう、柔軟かつ現実的な妥協を可能とする計画案の作成を強く求めます。

ご意見に対する回答

本市では、「松江らしい景観」を保全・創出するため、「松江市景観計画」の見直しを進めております。とりわけ、松江城周辺において「松江らしい景観」を保全・創出するためには、建築物の高さ規制を設ける必要があるものと認識し、本市の付属機関である松江市景観審議会に諮問して検討を進めているところです。

令和8年6月3日に開催された松江市景観審議会の専門委員会では、当該規則の具体的な内容について審議が行われ、松江城石垣の上端を基準に「31メートル」を高さ制限とする素案について、今後議論を進めることとなりました。

ご指摘のとおり、高さ規制の設定にあたっては、本市の目指す将来像との整合や経済活動へのインパクト、地元住民の財産権や生活実態への影響などを慎重に見極める必要があります。また、当時の規則を順守して建設した建築物が新たな規制に適合しない場合(いわゆる既存不適格建築物)の取扱いなどを含め、地権者をはじめ市民の皆様の声を丁寧に伺い、検討を進めるべきと認識しております。

今後、松江市景観審議会での議論に加え、関係者への説明会やパブリックコメントなどの機会を重ね、地域の実情やご意見を踏まえたうえで、「松江らしい景観」の保全・創出に向けて、より多くの市民の皆様に納得していただける高さ規制となるよう取り組んでまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
お問い合わせフォーム