島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具
国の登録有形民俗文化財
令和6年1月19日に開催された国の文化審議会で登録有形民俗文化財に登録するよう文部科学大臣へ答申された「島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具」は、令和6年3月21日付官報により登録されました。
松江市で2件目、島根県では3件目の登録有形民俗文化財登録となりました。
漁撈用具とは、漁業のさまざまな場面で使用されてきた用具類のことで、漁に直接使う用具のほか、船や船具、用具を製作・修理する用具、魚介類の加工や運搬の用具、仕事着などが含まれます。
このたび登録されることとなった1,598点は、合併前の島根町(905点)、宍道町(642点)、八束町(51点)において、地元の皆様から寄贈を受けたそれぞれの町が、保管・展示していた漁撈用具を一括したものです。
名称 | 島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具 |
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所有者 | 松江市 |
員数 | 1,598点 |
特徴 |
島根半島北部の日本海沿岸はリアス海岸が発達し複雑に入り込んだ地形のため、小型の木造船を使ったイカやブリなどの一本釣漁や磯漁、網漁などがおこなわれ、半島南部の汽水湖の宍道湖ではシジミ漁、中海ではアカガイ(サルボウガイ)漁などが主におこなわれてきました。 日本海と汽水湖の広い範囲を漁場として営まれてきたこの地域の漁撈用具が網羅的に収集されており、出雲地方沿岸部における生業や漁撈活動を伝える資料群です。 |

島根半島沿岸の漁撈用具

宍道湖の漁撈用具

中海の漁撈用具
登録決定記念展示
とき | ところ |
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【終了しました】令和6年10月5日(土曜)から令和7年1月13日(月曜)まで | 鹿島歴史民俗資料館 |
常設展示(年に数回展示替え) | 島根半島・宍道湖中海ジオパーク松江ビジターセンター 2階 |
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電話:0852-55-5956(歴史まちづくり係)、0852-55-5523(文化財係)
ファックス:0852-55-5658
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更新日:2025年01月30日