「MATSUE観光戦略プラン」

更新日:2023年02月28日

「MATSUE観光戦略プラン」について、策定委員会において議論を進められ、松江市のほうに提出いただき、先般、松江市として正式に策定に至ったところです。プランの冊子については、イラスト、写真を入れ、手に取っていただきやすい観光パンフレットのような形にしています。

策定の目的は、今後厳しさを増す観光地の地域間競争や人口減少問題などに対応し、アフターコロナを見据えた、地域経済の持続的な発展を導くことが求められています。2030年における「国際文化観光都市・松江」の姿を明確にし、市民・事業者・行政で共有・共感することで、「オール松江」として同じ方向を目指し進んでまいります。 観光振興に取り組む効果として、4つ揚げています。まず、経済効果として、観光は非常に裾野が広く、観光需要が高まれば広範な分野に良い循環が起こることが観光が持っている潜在性だと思います。雇用・にぎわいの創出については、働き場所が増えたり、多くの人が集まり交流する場所ができて賑わいが生まれるなどの効果が期待できます。魅力の向上・おもてなしの充実という点では、観光地としての持続的な発展は、誇りを持ってさらなる魅力の向上やおもてなしの充実につなげることができ、これが市民の皆さんのふるさとに対する誇り、愛着にもつながっていくものと考えています。そして、環境・文化などが維持され、地域福祉の向上を図ることができるというものです。

この観光戦略プランの上にある計画が松江市総合計画で、この中に、観光で目指す松江の将来像として、「世界中から松江に人が集まる」と掲げています。これに基づき、この観光戦略プランのコンセプトが「Authentic Japan“MATSUE”」、ホンモノの日本があるまち、松江です。城下町と水の都、そして暮らしに息づく伝統があるまちという表題をつけております。

基本戦略として4つ掲げ、それぞれにキープロジェクトを示しています。「魅力ある観光素材の磨き上げ」に職人商店街の創出事業、「快適に過ごせる環境づくりと利便性の向上」に水辺の利活用の促進事業、「松江の魅力の発信と顧客の創造」に、松江版地域スポーツコミッションの設立とスポーツによる観光振興、「観光地松江の土台づくり」に、松江観光協会の体制強化と宿泊税導入の検討です。

こうした取り組みを通じて、松江ならではの魅力を広め、世界中から人が集まる松江をつくっていきたいと考えていますので、ぜひこの観光戦略プラン、一度見ていただきたいです。

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