杭州市友好都市提携20周年(出張報告)

更新日:2023年11月29日

杭州市との友好都市提携20周年を記念して、訪問してまいりましたので、そのご報告です。

11月12日から14日まで、中国の杭州市に行ってまいりました。杭州市は上海の西側にあり、人口1,200万人を超える大都市です。面積は四国と大体同じぐらいで、杭州市にある西湖という名前の湖と松江市の宍道湖が似ているというところをきっかけに友好提携がスタートし、今年20周年記念ということで行ってまいりました。

記念事業として、松江の魅力を杭州市民の皆さんに紹介するイベントを開催していただきました。また、今後の交流推進に向けた意見交換も行いました。そして松江市立皆美が丘女子高校が交流促進の覚書を結んでいる杭州第十四中学校も訪問しました。そして、この杭州市はいわゆるDXが進んだ街ということでスマートシティーの取り組みも視察してまいりました。

友好都市提携20周年の記念事業として11月13日から18日まで松江の週というのを開催していただき、13日に私が観光セミナーを行いました。市民の皆さま、旅行会社の皆さま向けの観光セミナーで、100人ぐらいの方に聞いていただけました。松江市の市産品の試食・試飲ができるコーナーを設け、また日本の絵馬を体験していただきました。松江を紹介する写真の展示も行いました。松江城や庭園、花、温泉などの松江市ならではの観光資源が中国でも受け入れられること、訴求できることを確認でき、実際に来場されたお客様の中の旅行会社9社から既にコンタクトを受けておりまして、今後松江の魅力についてオンラインでの説明会を開催することとしています。

杭州市の政治協商会議という、これは超党派で政策を立案していく会議になりますが、そこの副首席の方と面談しました。今後の交流について継続・深化を確認しています。一つは牡丹をはじめとする花をテーマとした観光、歴史・文化遺産を通じた文化交流など、互いの共通点を活かした具体的な連携を確認しています。

スマートシティと言われる杭州市の非常に近代的で発達している開発エリアの取り組みの視察もしています。都市交通などの都市インフラ管理、福祉サービスの提供などIT、IoT、あるいはAIを用いて提供しているシティブレインセンターや、中国最大のeコマース企業であるアリババの本社も見学しました。ちなみに日本人の建築家の隈研吾さんの設計による建物ということで、非常におしゃれな建物でした。

杭州第十四中学校も訪問しました。2003年に皆美が丘女子高校、当時の松江市立女子高校との間で友好交流に関する合意書というのを結んでいます。コロナ禍前は大体5人から10人が毎年行ったり来たりしながら交流を進めていましたが、ここ数年は中断しておりましたが、オンラインでの交流は続けています。来年の3月にもオンラインで交流をする予定ですが、実際に行き来する人的交流の実施も合意しています。

今後も杭州市との友好、連携を深め交流を進めていきたいと考えています。

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