殿町マンション建設計画に対するご意見(受付日:2024年3月15日)

更新日:2024年06月18日

寄せられたご意見

結局のところ、松江市は景観政策に関しては後手後手のド素人ということである。

以前、地方銀行のビルが出来た時は景観規制すらなく、マンションが建ち始めてから慌てて現行の景観規制を作るも、重点区域が極めて限定的で、市中心部で相次ぐ近年のマンション建設ラッシュに対応できない前時代的なものになっている。松浦市政時代のツケを払わされている格好だが、就任を機に市独自のルールを総点検・見直しに着手することもできた筈である。

審議会の件についても、事務局が1日で結論を出せというから委員が一度持ち帰って十分検討する暇もなく、流れでOKという結論になってしまった。継続審議にしておけば少しは違ったかもしれない。つまり委員に瑕疵はない。瑕疵があるのは前時代的な規制を15年以上放置した市の方だ。

小泉八雲が愛した松江の姿が、後手後手の対応で変貌を遂げていく。

2年後を目途に景観規制を強化したところで、今のルールが生きている間に、殿町マンション級の建設計画が駆け込みで動き出す可能性もありうる。

市長への手紙の関連回答を見る限り、今回のマンション計画が大騒ぎになってようやく尻に火が付いた様に慌てて動き出したようにしか思えない。

一畑百貨店跡地の件もそうだが、どうにも松江市は大型案件への対処始動が遅すぎる。動きをいち早く掴んでも、事態がある程度進展するまでは情報を表に出さない。

数十年~50年後の松江市の景観イメージが具体的に見えていないからこんなことになる。

ご意見に対する回答

松江城の周辺地域では、都市計画法や松江市景観計画により、歴史的な景観を保全・形成するための地区計画や、松江城など主要な展望地からの眺望を確保するための建築物の高さ規制を設けております。

一方で、殿町を含む市内中心部は、本市が平成30年3月に改定した「松江市都市マスタープラン」における「商業・業務地」であり、マンションをはじめとする高層建築物の立地が認められています。

本市では、今般の高層マンション計画を一つの契機として、市民の皆様が誇りと愛着を感じられる「松江らしい景観」と都市機能の形成を図るため、開発と景観保全の調和のとれたまちづくりに取り組んでまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
お問い合わせフォーム