高齢者に運転させない施策を検討して欲しい(受付日:2024年6月3日)
寄せられたご意見
私の母は81歳になります。公共交通機関のない団地に住んでます。手足、そして目も衰えているものの、外出したいので、天気のいい日には買い物に乗用車を運転して外出します。
家族としては、事故しないかどうか、全国ニュースでもあるように子供や人を巻き込む事故にならないか不安ですが、生活のためにも本人のリフレッシュのためにもと心苦しいです。
高齢者が多い中で、まだ島根は全国ニュースのような案件がありませんが、案件が発生(死亡事故)が出てからでは遅いと考えます。
高齢者に運転させない施策、他県では免許返納施策(タクシー半額券、サービス割引券など)が優遇されております。松江市も検討いただけないでしょうか。
また、タクシー乗務員減もありますが、朝夕、原発送迎優先のため、タクシーが利用できません。無理して運転させないように施策検討いただけないでしょうか。タクシー利用者は、タクシー料金がアップするのは致し方ないと考え、それよりも利用したいニーズが大きいと感じます。
ご意見に対する回答
運転免許の返納支援につきましては、平成21年9月から令和元年9月までの間、運転免許自主返納制度の周知を図る趣旨で、免許返納者にバスカードを交付する「松江市高齢者運転免許自主返納支援事業」を実施しておりました。
同事業は、10年間で4千人超の方にご利用いただき、運転免許自主返納制度の周知に一定の効果が得られたことと、平成29年の道路交通法改正により免許更新時の認知機能チェックが強化されたことに伴い、現在は終了しております。
高齢運転者の交通事故防止に向けて、引き続き、警察、地区交通安全対策協議会など関係機関と連携のうえ、交通安全イベント、街頭啓発活動、広報チラシなどを通じた意識啓発に取り組んでまいります。
また、ご指摘のとおり、タクシー利用の促進が運転免許の返納につながるものと理解しております。しかしながら、近時の市内におけるタクシーの運行状況につきましては、運転手不足などを背景に、市民の皆様のニーズに十分お応えできていないものと捉えております。
このため、本市では、今年3月に、人口減少社会においてもタクシー・路線バスなどの公共交通を持続することを目的に「松江市地域公共交通計画」を策定し、6月からタクシー事業者の皆様との意見交換を始めており、来年3月までに公共交通における役割分担や運転手確保策などを取りまとめる予定です。この検討にあたって、いただいたご意見も参考にさせていただきます。
今後も、市民の皆様が利用しやすい公共交通の整備・改善を図ってまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2024年08月20日