松江太陽光発電所事業計画に関する災害対策について(受付日:2024年5月27日)
寄せられたご意見
松江太陽光発電所事業計画に関して、国内各所でメガソーラー火災や地震による土砂崩れなどの報道がなされておりますので、(1)市におかれましても水害・土砂災害や火災の被害想定とその対応・対策について、検討・協議が進められていることと存じます。
その進捗状況や成果について、私ども市民にお示しいただきますよう、要望いたします。
(2)もともとこの地域は豪雨による水害が毎年起きています。建設予定地の下方には保育園や老人施設があり、ソーラーパネルに覆われるために保水機能が崩れ土砂崩れ誘発しやすい。ひとたび決壊すると子どもたちが巻き込まれる危険があります。
子どもは宝。常に護られなければならない存在です。本件の立地について、子どもの安全という観点からも見直していただきたい。市民が安心してこの地で暮らし続けていけるように、十分な説明を望みます。
それから、(3)すでに全国各地の地方自治体で、火災時の消火活動の困難や自然二次災害後の放置の問題が散在しています。(4)鎮火後の土壌汚染の実態、放置の問題(責任の所在不明)、廃棄処理のことなど、市民には報道されず明らかにされていない事柄がたくさんあります。松江市におかれましては、ぜひ他自治体の経験談や実態を取材・把握して、”前車の轍を踏まない”ように、市民の財産と生命を預かる為政者としての役割を期待しています。
以上。どうぞよろしくお願いいたします。
ご意見に対する回答
太陽光発電所事業に限らず、1ヘクタール以上の大規模な開発については、島根県が島根県土地利用対策要綱に基づき、事業者に対して災害防止等のために順守すべき関係法令や必要な手続きについて指導を行います。事業者はその内容を踏まえて、道路、河川、公園など公共施設の管理者や関係法令を所管する国・自治体と協議を行うこととなります。
本市では、事業用地からの雨水の排水によって下流部に支障が生じることのないよう、松江市普通河川道路条例に基づき調整池の設置などについて指導しております。
自然災害の二次災害につきましては、地震、台風、豪雨によるパネルの破損や飛散に起因する火災などが考えられますが、万一のときの消防活動においては、感電などのリスクに十分留意して対応するよう安全管理を徹底しております。
また、災害に伴い土壌汚染が拡大しないよう、事業者に対してあらかじめ必要な対策を取ることを働きかけるとともに、廃棄される太陽光パネルについては、廃棄物処理法に基づく適正な処理を指導いたします。
なお、本市では、地震や豪雨などの自然災害の発生に備え、災害時に市民の皆様が円滑な避難行動をとれるように、浸水害の想定区域、土砂災害警戒区域、災害発生時の避難場所などを示すハザードマップを作成し、冊子配布・ホームページ掲載などにより周知を図っております。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2024年10月03日