火災予防条例の改正ついて(受付日:2024年7月3日)
寄せられたご意見
市民ではありませんが、過去に大火を経験したからこそ、防災を前に進める役割を松江は握っていると感じています。
どうぞご一読ください。
アイデアを提案する理由 : 2024年は関東大震災から101年です。来年はラジオ放送100年となります。過去の災害の犠牲の上に現在の私たちの社会が築かれている事への感謝ともっと安全な社会を次世代につなげる責任から火災予防条例の改正を提案します。
2024年1月3日、北九州市で大規模な商店街火災が起きました。北九州市の大規模商店街火災は3年間で4回目となります。しかし、これはどの地域でも起きても不思議ではありません。
増え続けている「厨房火災」の減少を目指すとともに商店街活性化と観光ブランド価値向上を図ります。
提案内容 :
「業務用厨房に関する自動消火装置の火災予防条例を神戸市、京都市等に準じる改正を行う」
具体的には1000m2を超える特定防火対象物の厨房の火炎伝送防止装置を自動消火装置とします。
これにより厨房からの火災リスクの軽減を期待できます。
自動消火装置自体は40年以上の歴史があり、各地で未然に火災を食い止めています。一定規模以上のホテルなどでは導入されていますし、飲食チェーン、鉄道会社などでは自社規程化もされています。
更に小規模の業務用厨房には自動消火効果が期待できる「初期消火ボール」を配備することに補助金提供します。これにより全国に先駆けて「安全都市」を掲げて観光都市としてブランド力の向上が図れます。
ご意見に対する回答
ご提案いただいた、業務用厨房に自動消火設備の設置を義務付けるための火災予防条例の改正につきましては、火災リスクの軽減効果が期待できる一方、費用負担面での検討が必要となります。
また、業務用厨房に関しては、令和元年10月1日の消防法施行令の改正により、火気を使用するすべての飲食店に消火器具の設置が義務化され、防火対策が強化されております。
これらから、本市としましては、ただちに条例改正を行うのではなく、引き続き火災予防のため、商店街組合や旅館・ホテル組合の皆様、自治会・町内会や市民の皆様と連携し、火気設備の適切な設置・管理と、火気使用中にその場を離れないなどの注意点について、周知・啓発を行ってまいります。
なお、「初期消火ボール」につきましては、当該商品が日本消防検定協会による検定合格品でないこともあり、今後防火対策の拡充を検討するうえで参考とさせていただきます。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2024年10月03日