松江城周りを整備して城の価値を引き出してほしい(受付日:2024年9月12日)

更新日:2024年11月29日

寄せられたご意見

松江市観光ボランティアとして松江城ガイドをして3年目になりますが、案内をするにあたり残念なことがたくさんありますが、本丸の北、西の石垣を見学するための遊歩道がないことです。昨今の城ブーム(石垣ブーム)により、石垣そのものを見学する人が増えています。

2年前の正月、1月2日にNHK放映された「最強日本の城」でなんと米子城が1番になりました。松江と違い石垣しか残っていませんが、松江市と違い米子市文化課の人達の米子城に対する思い入れは、国宝天守を持つ松江市担当課職員の何倍もあると思いました。米子城の発掘調査の成果発表に過去3回参加しましたが、当時の女性係長さんの作業着姿に感動すら覚えました。月山富田城も5ヶ年計画で1億円をかけ5ヶ年計画で伐採等を行い、吉川広家の石垣、堀尾吉晴が築いた石垣が良く判るようになり、観光客も3倍になったと聞きました。本丸、西、北面を整備し、城の価値を引き出すようお願いします。

ご意見に対する回答

国宝であり国の史跡に指定される松江城につきましては、本市が策定した「史跡松江城環境整備指針」及び「史跡松江城保存活用計画」に基づき、必要な環境の整備や保存・活用に取り組んでおります。

このうち、城郭を構成する石垣につきましては、改変することなく保存すべきものと位置付けて、適切な保存管理を行っております。また、今後、石垣の修理や石垣に悪影響を及ぼす支障木の伐採計画を盛り込んだ「史跡松江城整備基本計画」を速やかに策定し、石垣の保存整備に計画的に取り組むこととしております。

一方で、城の本丸や二之丸など、石垣や土塁で区分けされた区画である「曲輪」(くるわ)も改変することなく保存すべきものと位置付けておりまして、ご提案いただいた遊歩道の整備につきましては、「曲輪」を改変する必要があるため困難と考えております。

なお、石垣に悪影響を与える支障木につきましては、必要な伐採を施すことで、既設の園路から石垣が視認できるように努めてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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