松江市のマンション建設についてお伺いしたい(受付日:2024年12月23日)
寄せられたご意見
先日各メディアで報道されている「松江市のマンション建設」について、お伺いしたいことがありメッセージさせていただきました。
私は松江市出身で、現在は県外に在住しています。
大学進学を期に親元を離れたため、そのときは気づきませんでしたが、歳を重ねると、帰省するたびに、「松江はいいところだな」と思うようになりました。
先日、10年以上ぶりに松江城天守閣に登り、そこから見える夕影に映える宍道湖と街並みを眺め、その想いを強くしました。
一個人の見解として、「タワーマンションなんか建てたら景観が壊れるのでは?」と思います。何年か前に、地方銀行の建物が建ったときも、その節操の無い恥知らずな姿に絶望しました。
もちろん、そういったタワーマンションや高層ビルが建ち並ぶ景観が是とする美意識もあると思いますが、こと松江市については全く持ってそぐわないと思います。市長がどのように思うかはわかりませんが。
100年後にゴミクズとなる建物よりも、100年後も誇りに思える街を作ってください。
ご意見に対する回答
松江城の周辺地域では、都市計画法や松江市景観計画に基づき、歴史的な景観を保全・形成する地区計画を設け、松江城など主要な展望地からの眺望が確保できるよう建築物の高さを制限しておりますが、ご指摘いただいた殿町のマンション計画地については、現行の松江市景観計画の対象となっておらず、その建設は容認されるものとなります。
しかしながら、松江城天守を上回る高さであるなど、「松江らしい景観」を保全する観点から望ましくないものと捉えており、令和6年3月に京阪電鉄不動産株式会社に対して計画の見直しを要望し、また10月には親会社である京阪ホールディングス株式会社に対して同様に要望しましたが、先方からは応じられないとの回答が示されております。
本市としては、市民の皆様が誇りと愛着を感じられる「松江らしい景観」を保全・創出するため、現行の松江市景観計画の見直しが必要と考えており、令和6年4月30日に同計画における「眺望基準の見直し」と「松江城周辺の建物の景観基準の見直し」について松江市景観審議会に諮問し、5月22日より同審議会での審議を開始しております。今後、市民の皆様にもご意見を伺い検討を進めてまいります。
また、これに先行して、令和6年12月に景観事前協議制度(注)の導入について条例改正を行い令和7年2月より施行することで、大規模な建物などの建築にあたって計画段階の早期から、良好な景観形成に資する調整を図ることとしました。
(注)景観事前協議制度
特定の区域において中高層建築物を建築する事業者に対して、景観にかかる事前協議を義務付けることで良好な景観形成を図る制度
本市では、今後も「松江らしい景観」を保全・創出すべく最大限努めてまいりますので、ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2025年02月14日