産後ケアの申請方法について（受付日：2025年2月3日）

生後2ヶ月の乳児を育てています。先日宿泊型の産後ケアを利用しました。しっかり睡眠を取ったり、母乳指導などのアドバイスも丁寧にしていただき、今後の育児を楽しむ気持ちをもつことができました。料金もたくさん助成していただき、感謝しています。

ただ、新生児の間に産後ケアに行けていたらもっとよかったなと思ったので提案させていただきます。

産後すぐ申請しようとしましたがまだ名前が決まっておらずそこでストップしてしまいました。命名後スマート申請をし、市から書類が届き、電話で日程相談をして…。産後すぐ、体にダメージを負いながら、24時間の育児が始まったばかりの余裕のない状態で、申し込み手続きをするのはとても大変です。しかし、産後ケアを受ける一番最初のタイミングは早い方がよいのではと今回産後ケアを体験して感じました。産後すぐに産後ケアを受けることを可能にするための方法として、（1）出産前に産後ケアの登録をする、（2）産後の手続きはできるだけ簡単にする、の2つを考えました。

（1）出産前に産後ケアの登録をする

妊娠8か月以降に希望者が受ける保健師さんの訪問面談が説明や登録をするよい機会なのではと思いました。私は2歳の娘もいますが、産後ケアの利用はしなかったため、産後ケアというものがあることは何となく知っている程度でした。具体的にどのような内容なのかは、保健師さんとの面談のときに教えてもらって知りました。産後ケアの希望を確認し、子どもの名前と出産日以外はこのタイミングで登録ができるのではないかと思います。この「仮登録」のあと、産後ケアの説明など一式が入った封筒を受け取ることができれば、産前に目を通し、より産後ケアのイメージを持つことができると思います。面談を希望しない方もたくさんおられると思うので、面談希望の調査の封書に産後ケアの申し込み用紙などを同封するのがよいかもしれません。

（2）産後の手続きはできるだけ簡単にする

理想を言うと、入院中に助産師さんが産後ケアの希望について聞き取りをしてくれて、産後ケアの日程調整、持ち物を夫に指導してくれる、などをしていただくと最高だと思います。出産直後の母体のダメージは体も頭も精神的にも大きいので、なるべく負担を減らしてほしいです。ただ、病院や助産師さんの仕事が増えてしまうので今のところ現実的ではないのかなと思います。現実的な案としては、仮登録が済んでいる状況なら、産後、市役所に電話して、「生まれた日、子どもの名前、性別、退院予定日、産後ケアの希望日」などを伝えるだけで、日程調整ができるというのを考えました。また、出生届を出しに行ったときに、市役所の窓口で産後ケアの日程を相談するというのもありかと思います。

普段ならなんてことない手続きですが、産後は特別にしんどいです。しんどい人こそ産後ケアを利用すべきなのに、しんどい人は産後ケアの申し込みがすでにしんどすぎるのです。だから、赤ちゃんのお世話が始まる前に登録ができるといいなと感じました。陣痛タクシーに登録をするようなイメージで、産後ケアの事前登録（仮登録のようなもの）ができていると、産後にしんどくなりそうなとき、しんどくなったとき、すぐに日程調整の相談ができ、お母さんを救うことができるのではないかと思います。産後ケア、本当によかったので、しんどい思いをするお母さんにぜひ利用してもらいたいと思いました。事前登録について検討していただけたら嬉しいです。もしくはもっと負担の少ない方法があればそちらをお願いしたいです。幸せな育児ができる親子が増えますように。

ご提案いただいた出産前の利用申請につきましては、現在でも妊娠中の仮登録を受け付けておりまして、出産後、利用前にお子様の名前や生年月日などを電話かメールでお伝えいただければ、スムーズに手続きを済ませることができます。

しかしながら、この取り扱いについて十分周知できていなかったことから、このたび本市ホームページ上に申請方法を掲載いたしました（URL:https://www.city.matsue.lg.jp/soshikikarasagasu/kosodatebu_kodomokateisiennka/ninshin_shussan/1/2273.html）。妊娠届け出時や赤ちゃん訪問時などの機会にも、お知らせしてまいります。

また、産後ケアの利用申請方法につきましては、令和5年度から、窓口での申請に加え、「しまね電子申請サービス」を利用したオンライン申請に対応ができるようにいたしました。今後も、利用される方の利便性の向上に努めてまいります。