性同一性障がい者の人権尊重について(受付日:2023年4月11日)

更新日:2024年09月17日

寄せられたご意見

私は、性同一性障害者として長年、松江市主催のイベントに参加してきました。しかし、今回の私に対する不適切な対応、個人情報の漏洩、ハラスメントにより、非常に深刻な問題が生じたことを報告させていただきます。

性同一性障害者は、生まれつきの性と自分自身の性の感覚が一致しないという苦しみを抱えています。この苦しみを理解して受け止めてくれる社会が求められていますが、現実には性同一性障害者に対する偏見や差別が依然として存在し、彼らが日常的に直面する問題は決して小さくありません。

私自身もそのような問題に直面してきましたが、松江市が性同一性障害者の人権を尊重し、理解を深めるための取り組みを行うことが必要であると考えます。具体的には、市民向けの啓発活動や教育プログラムの充実、職員の研修の実施などが必要です。また、市が主催する行事やイベントにおいても、性同一性障害者に対する配慮が必要であり、差別的な言動や行為を防止するためのガイドラインを策定することが必要です。

このような取り組みが必要なのは、性同一性障害者が、安心して暮らせる社会を築くためであり、市民一人ひとりが協力し、行動することが必要です。松江市においても、性同一性障害者に対する理解を深め、人権を尊重するための取り組みを強化することを、強く求めます。

ご意見に対する回答

今年のイベントに参加していただいた際、さまざまな場において、配慮に欠けた言動があったとのご指摘を重く受け止めております。

本市より、イベントの実行委員会事務局に、適正な対応の確保と、そのために必要な人権研修を受講することなどを要請したところです。

本市では、市民の皆様お一人おひとりの個性や価値観が尊重され、多様性に寛容な地域社会を築くべく、「松江市人権政策推進基本方針」に基づきまちづくりを進めております。

今後も引き続き、国、県、市内公民館、学校などの関係機関と連携を図り、基本的人権にかかる教育や啓発活動の充実に取り組んでまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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