市中心部のマンション建設の規制について(受付日:2023年9月16日)
寄せられたご意見
昨今の市中心部におけるマンション建設ラッシュについて、市長の率直な考えと市としての今後の建設規制対策の方針を問う。
近年中心部ではマンション建設が相次いでおり、直近では「殿町プロジェクト マンション棟(仮称)」という、城下町に喧嘩を売っているor挑発しているとしか思えないような案件まで出てきた。マンションゼネコンは、市の景観規制に引っかからなければ、それなりの空き地にどれだけマンションを建ててもいいという考えなのではないかと邪推してしまう。
マンション建設が相次ぐ理由として、市中心部は出雲や米子と異なり平野部が限られており、田和山・乃白のような大規模再開発の余地がないためだろう。黒田や春日で小規模な分譲住宅団地造成がいくらか行われているぐらいで、用途にかかわらず土地が限られている。
しかし、このまま松江市が景観規制範囲内でマンションまみれになれば、松江市のアイデンティティーが揺らぐのではないかと懸念する。
線引き制度を見直している間に、さらにマンションは増えるだろう。反マンションの住民感情が増大する前に何かしらの対策が必要になるだろう。
ご意見に対する回答
近年、本市中心部において高層住宅の建設が相次いでいることについて、景観保全の観点からご心配されるのはごもっともと受け止めております。
松江城周辺地域につきましては、都市計画法や松江市景観条例により、歴史的な景観を保全・形成する地区計画や、松江城など主な展望地からの眺望を妨げる建築物の高さ規制を設けるなどしております。
一方で、殿町を含む市内中心部は、「松江市都市マスタープラン」における商業・業務地に当たり、土地の有効活用の観点から、マンションをはじめとする高層建築物の立地は容認しているところです。ご指摘のマンションにつきましても、法律や条例に基づき、高さ・形態・意匠などに関する指導を行ってまいります。
市民の皆様が大切にしたい景観を守り、本市の発展につながる土地活用とのバランスを図ったうえでまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
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更新日:2024年02月14日