日吉ふれあい会館について (受付日:2024年1月22日)
寄せられたご意見
日吉ふれあい会館が、平成 28 年度に策定した公共施設適正化計画において「廃止の方向で検討する」となった理由を教えていただきたいです。
また、私は令和5年に会館に閉館の旨が貼り出されるまで知りませんでしたが、平成28年度の段階で私たち住民や使用者が意見をお伝えする機会があったのかを教えていただきたいです。
私たち住民の声を聞いた上で、検討していただくことはできないでしょうか。
ご意見に対する回答
ご指摘いただいた「松江市公共施設適正化計画」では、平成28年度から令和27年度までの30年を6期に分けて、本市が保有する公共施設とインフラに関して、建物の状況、利用状況や運営コスト、その他の要素を総合的に判断し、類似施設への集約化や統廃合、民間譲渡といった方向性を示し順次「適正化」を図ることとしております。
この中で、「日吉ふれあい会館」につきましては、平成28年度に第1期計画を策定した際に、「類似施設への集約化」を図る施設として位置付けております。この主な理由としては、近隣に同様の用途に供することのできる「八雲公民館」があり、同公民館は平成26年に建造され築年が比較的新しく、機能面でも和室、大会議室、図書室、調理室を備え、支所及びアルバホールが併設されるなど利便性が高いこと、さらに、「日吉ふれあい会館」は平成5年の建設から20年以上が経過して老朽化が進み、全館にわたり雨漏りや空調機器の故障などが発生しており改修に多額の費用を要すること、が挙げられます。
これらから「適正化」の対象とする一方で、会館内で児童クラブが運営されていたことから、その時期については、同クラブの代替機能が確保できるのを待つこととし、第2期(令和3~7年度)としておりました。
平成28年度の時点では、適正化計画の内容と第1期(平成28~令和2年度)の対象施設について、「市報松江」や新聞広告などによって公表し、市民の皆様へ周知を図っております。「日吉ふれあい会館」を含め第2期計画以降の対象施設につきましては、「適正化」が進められる状況になってから計画に反映し公表することとしておりましたが、日吉地区において民間事業者が児童クラブを新設し、令和3年4月から運用を開始することになったため、令和3年2月に適正化計画を改定した際、第2期(令和3~7年度)に「日吉ふれあい会館」の「廃止」を盛り込みました。
なお、第2期計画の対象施設については、令和3年2月に本市ホームページにおいて公表し、併せて「市報松江」令和3年3月号にも掲載し周知を図っております。
その後の検討の経過としましては、令和5年12月27日付けで回答させていただいたとおりですが、地域の皆様に建物の譲渡もしくは貸付けを行う可能性を探るべく、令和4年8月に日吉連合自治会長に、翌9月には各自治会長にご説明申し上げご意見をお聞かせいただきました。そして、同年12月14日に各自治会長から、「地元での維持管理は困難であり、使用する考えはない」との結論をいただいたことを踏まえて、令和6年3月末での閉館を決定をしたものとなります。
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電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
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更新日:2024年05月22日