公共交通機関の整備と市街地の再開発について(受付日:2024年2月19日)
寄せられたご意見
高校時代まで松江で過ごし、現在も実家があり、可能な範囲で年に数回帰省しています。公共交通に関連し下記2点についてメール差し上げます。
1)新幹線整備について、以前より松江市を始め周辺自治体一丸となり関係省庁に要望頂いております(市報松江2024年1月号記事など)。少しでも現実的ではないかと以前から個人的に考えているのが、京都から大阪、神戸、姫路と、東海道・山陽本線を通り、さらに因美線、智頭線、山陰本線経由で鳥取〜倉吉と結んでいる特急スーパーはくとの米子〜松江〜出雲市までの延伸です。乗り換えがなくなることで利便性がかなり増すのではないでしょうか。少なくとも、山陰新幹線を新設するよりは現実的と考えます。また現在スーパーはくとと倉吉以西の山陰本線の列車への乗り継ぎが非常に悪いため、延伸の前段階として、スーパーはくととスーパーおき、スーパーまつかぜ等の乗り継ぎの利便性を改善すべきと考えます(JR西日本の判断となりますが。。)。松江市にとっても、現存の列車や線路を活かす形の方が地元負担も少なく、早期に実現可能と考えます。整備新幹線の要望の代替案(?)としてご検討賜れましたら幸いです。
2)市内での移動について、新年度からのバス路線の見直しで、運転手の皆様の働きやすさと、市民の利便性が両立することを祈念します。自家用車での移動が当然のようになっている現状は変えるべきと考えます。現役世代も必ず老います。何より街に人が少なく車ばかりで街並みが寂しい。交通弱者をなくし、市民の移動権が守られるよう、コンパクトシティー化・公共交通の利便性向上を願います。土地の所有権等が絡み難しいと思いますが、空き地の市街地こそ再開発すべきで、新規の郊外宅地開発はインフラ維持も長期的に見ると負担になります。
ご意見に対する回答
JR西日本の在来線は、市民の皆様の日常利用のみならず、観光や経済活動の観点からも重要な役割を担っているものと認識しております。
ご意見をいただきました、在来線特急の延伸や、乗り換え時間の短縮による利便性の向上につきましては、本市を含むJR沿線の自治体、島根県、並びに商工団体などで構成する島根県鉄道整備連絡調整協議会を通じて、JR西日本へ要望してまいりたいと考えております。
また、本市では、令和4年3月に策定した総合計画「MATSUE DREAMS 2030」に「市域内のバランスのとれた発展」を掲げて、市街地や集落などの既存コミュニティを公共交通などで結ぶ「コンパクト・プラス・ネットワーク」の形成と、空き地など未利用地の有効活用を含む「中心市街地の再生」に取り組んでおります。
現在、公共交通ネットワークを再構築すべく「地域公共交通計画」の見直しを進めており、「松江市民みんなでつくる、だれもが安心して、やさしく移動できるまち・松江」を基本理念に、AI(人工知能)などのデジタル技術を活用した公共交通の利便性向上や、バス停の待合環境整備などを推進してまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 市民生活相談課
電話:0852-55-5169(市民活動推進係)、0852-55-5677(伺います係)
ファックス:0852-55-5544
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更新日:2024年05月22日