麻しん・風しん

更新日:2025年07月31日

麻しん風しん混合ワクチン(MR)について

麻しんウイルスおよび風しんウイルスを弱毒化してつくったワクチンです。

1歳から2歳の間に麻しんまたは風しんにかかる可能性が高いので、1歳になったらなるべく早く第1期の予防接種を受けるようにしましょう。

麻しんワクチンも風しんワクチンも1回の接種で95%以上の子どもは、免疫を得ることができますが、年数がたって免疫が下がってくることを防ぐ目的で、2回の接種が行われるようになりました。第2期接種(幼稚園・保育園の年長児)も年齢が来たら同様になるべく早く受けるようにしましょう。

麻しん風しん混合(MR)ワクチン特例措置について

麻しん風しん混合(MR)ワクチンの供給に偏在が生じたため、令和6年度中に接種を受けられなかった人を対象に、令和9年3月31日まで予防接種の接種対象期間を延長します。

対象者

松江市に住民登録されている人で、下記の対象者は無料(公費負担)で受けることができます。

  • 【第1期】1歳以上2歳の誕生日前日まで
  • 【第2期】幼稚園・保育園の年長児

特例措置対象者

令和6年度中に麻しん風しん混合(MR)ワクチンの供給不足のため予防接種ができなかった方(下記参照)について、令和9年3月31日までに限り接種対象期間が延長します。

対象者
1期 令和4年4月2日から令和5年4月1日生まれの人
2期 平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれの人
  • 対象の方は「特例」の押印がある予診票を、令和7年7月に送付しています。紛失した場合はリンク先の「予診票を紛失したとき・転入したとき」を読み、申請してください。転入の方で未接種の場合も同様に、申請してください。

接種回数とスケジュール

【第1期】(計1回)

  • 1歳以上2歳の誕生日前日までに1回接種

【第2期】(計1回)

  • 幼稚園・保育園の年長児に1回接種

特例措置対象者

スケジュール

1期(計1回)

なるべく早く打ちましょう。

2期の時期は変わらず、幼稚園・保育園の年長児で打ちます。

2期(計1回)

なるべく早く打ちましょう。
  • 接種期間は令和9年3月31日までに限ります

予防接種の受け方について

下記のリンクから確認して、接種してください。

実施場所

接種可能な医療機関は、下記のファイルからご確認ください。

風しん(妊娠を希望する女性等の助成制度について)

妊娠を希望している女性等に対し、「風しん単独ワクチン」または「麻しん風しん混合(MR)ワクチン」の予防接種(任意)の費用を一部助成しています。下記のリンク「風しん抗体検査及び予防接種事業」をご確認ください。

麻しん(はしか)について

麻しんウイルスの感染によって起こり、感染力が強く、飛沫・接触だけではなく空気感染もあります。予防接種を受けないでいると多くの人がかかり、流行する可能性があります。典型的な麻しん(はしか)は、高熱、せき、鼻汁、眼球結膜の充血、目やに、発疹を主症状とします。最初3日から4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うと、また39℃から40℃の高熱と発疹がでます。高熱は3日から4日で解熱し、次第に発疹も消失します。しばらく色素沈着が残ります。

主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。患者100人中、中耳炎は約7人から9人、肺炎は約1人から6人に合併します。脳炎は約1,000人に1人から2人の割合で発生がみられます。また、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎は、麻しん(はしか)患者約10万例に1例から2例発生します。5歳未満で感染すると頻度が高いという報告もあります。

麻しん(はしか)は、医療が発達した先進国であっても、かかった人の約1,000人に1人が死亡するとても重症の病気です。

風しんについて

風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2週間から3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。年長児や成人では関節炎の頻度が高く、血小板減少性紫斑病や脳炎の合併を認めることがあります。平成30年(2018)年から令和元年(2019)年の風疹の流行(累計5,239人)で、血小板減少性紫斑病が21人、脳炎が2人報告されました。

麻しん風しん混合ワクチン(MR)の副反応について

アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんなどの副反応が、まれに生じる可能性があります。

また、麻しんワクチンを接種した場合、発熱に伴う熱性けいれん(約300人に1人)を来すことがあります。その他、ごくまれに脳炎・脳症(100万~150万人に1人以下)の報告があります。

医療機関から副反応の疑い例(有害事象)として報告されたうちの重篤症例(報告者が重篤として判断するもの)の発生頻度は、0.0010%です。(平成25(2013)年4月1日から令和6年(2024)年9月30日までの数値。)

(公益財団法人予防接種リサーチセンター「予防接種と子どもの健康2025年度版」より転載)

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康推進課
郵便番号:690-0045 松江市乃白町32番地2 保健福祉総合センター内
電話:0852-60-8162(保健総務係)
電話:0852-60-8174(保健企画係)
電話:0852-60-8154(地域保健グループ橋北)
電話:0852-60-8156(地域保健グループ橋南)
電話:0852-60-8173(予防接種室)
ファックス:0852-60-8160
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