道路施設長寿命化計画

更新日:2024年05月01日

松江市は、市民生活に欠かすことのできない社会資本である多くの道路施設を整備し管理してきました。
今後、これらの施設の老朽化が進み、維持・改修・更新など今まで以上に多額の費用が必要になることが見込まれています。一方で、人口減少や少子高齢化の進行に伴う施設需要の変化、地方交付税の減少や扶助費の増加等に伴う厳しい財政事情など、道路施設を取り巻く環境は厳しさを増して行きます。
このような状況の中、今後老朽化する道路施設をより一層、適切に維持管理を行い、市民に安全・安心な道路施設を提供しなければなりません。

道路施設長寿命化計画(行動計画)を策定しました

松江市では、平成28年3月に「松江市公共施設適正化計画」を策定し、この中でインフラ施設の維持管理についての方向性を示しました。この方向性に基づき、道路施設(橋梁・トンネル・その他道路附属物)について今後予想される老朽化対策を実施するための基本的な方針や目標を定めた「松江市道路施設長寿命化計画」(行動計画)を策定しました。

個別施設修繕計画を策定しました

長寿命化対策のための基本計画である行動計画を受けて、個別施設の長寿命化修繕計画(個別計画)を策定しました。
行動計画で示した頻度で近接目視を基本に定期点検を実施し、部材の状態を評価して施設全体の健全性を診断します。施設の種類によっては専門家のアドバイスを受けながら診断結果にバラツキが生じないようにします。
診断結果に基づき、施設の種類毎に設けた修繕方針により修繕を実施します。
点検・診断結果及び修繕内容は、施設が利用されている期間中は保存します。

橋梁長寿命化修繕計画

トンネル長寿命化修繕計画

横断歩道橋長寿命化修繕計画

道路附属物長寿命化修繕計画

道路舗装長寿命化修繕計画

道路法面等長寿命化修繕計画

橋梁耐震化計画について

本計画では、地震発生時における緊急輸送道路や避難路等への落橋の防止や、地震後に橋としての機能を速やかに回復できる耐震性能の確保のため、耐震補強対象となる橋梁を抽出し、効率的に耐震化を図ることとしています。

現在、長寿命化計画に基づき、橋梁の修繕を実施しており、本計画の対象橋梁においては、修繕にあわせて耐震化も行うことで効率化を図っていきます。

耐震補強の対象となる橋梁の条件は以下の2つとなります。

  1. 対策路線(緊急輸送道路(1次~3次)、重要物流道路、想定緊急避難路)に架かる車道橋で、平成8年より古い道路橋示方書を適用して建設された橋長5mを超える橋。
  2. 対策路線または鉄道線路を跨ぐ橋で平成8年より古い道路橋示方書を適用して建設された橋長5mを超える橋。

上記条件より抽出した結果、対象橋梁は29橋となります。(対象橋梁一覧参照)

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 建設総務課
電話:0852-55-5363(総務係)、0852-55-5397(計画調整係)
ファックス:0852-55-5672
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