ヒストリー(文化財をつなぐ物語)

更新日:2024年06月03日

松江市では、令和3年12月に策定した「松江市文化財保存活用地域計画」に基づき、調査研究を重ね知りえた事実を使って物語にすることを、history の語源に重ねて「ヒストリー」と呼んでいます。今後の調査研究によりあらわれてくる成果も大きな要素として含みこんでいくとともに、松江市という行政単位を越えて関連の地域の文化財ともネットワークで結ぶことを構想します。ヒストリーは順次新しいものを作成し、「松江のヒストリー集」として公開します。

令和4年度には『松江の石をめぐるヒストリー』と『特色ある松江の食と名物のヒストリー』を作成いたしました。

令和5年度には『ものづくりのヒストリー~手仕事から産業まで~』を作成いたしました。

『ものづくりのヒストリー~手仕事から産業まで~』

『ものづくりのヒストリー~手仕事から産業まで~ 』表紙

目次

1. 松江のものづくりの特徴

      1. 江戸時代の豊かなものづくり

      2. 近代化を超えて

      3. 経済発展と国土開発の中で

      4. ものづくりの特徴とヒストリーの構成

2. 見立て番付に登場するものづくり

      1. 野白紙・出雲民藝紙

      2. 釡甑方と鋳物鋳造・販売

      3. 畳表(茣蓙・むしろ)

      4. 木綿

      5. 生蝋(木蝋)

      6. 御種人参(薬用人参)

      7. 藤布

      8. 毛筆(松江筆)

      9. 瓦

    10. 茶

    11. めのう細工(玉作)

    12. 来待石加工

   余話1 ものづくりのはじまりと二つのものづくり

3. お殿様・お城御用達のものづくり

   13. 陶芸

   14. 和菓子

   15. 漆

   16. 金工

  余話2 ものづくりの二つのイメージ

4. そのほかのものづくり

   17. 野焼きかまぼこ

   18. 籐細工

   19. 造船(船大工)

   20. 農業器具・機械

5. おわりに

令和6年(2024)3月刊

『松江の石をめぐるヒストリー』

『松江の石をめぐるヒストリー 』表紙

目次

1.メノウのストーリー

  1. 石器石材
  2. 玉の石材
  3. 近世~現代のメノウ細工

2.来待石のストーリー

  1. 古墳時代の石材
  2. 奈良時代の来待石
  3. 中世・近世の来待石
  4. 現代の出雲石灯篭から現代アートまで

3.様々な石材のストーリー

  1. 松江城築城に使われた石
  2. 各地で使われた石
  3. さらに古くから使われた石

4.石が語るヒストリー

 

令和5年(2023)3月刊

『特色ある松江の食と名物のヒストリー』

『特色ある松江の食と名物のヒストリー 』表紙

目次

1.松江の食文化の基盤を作った先史時代

  1. 宍道湖が海域となった縄文時代

2.稲作が始まる弥生時代

3.『出雲国風土記』の食のストーリー

4.中世の食

5.江戸時代の食と特産品のストーリー

  1. 城下町の生ごみから
  2. 古文書から復元した城下町のご馳走
  3. 江戸時代の産物・名物

6.国際文化観光都市と名産、お土産のストーリー

7.松江を代表する食文化と名物

令和5年(2023)3月刊

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ部 文化財課
電話:0852-55-5956(歴史まちづくり係)、0852-55-5523(文化財係)
ファックス:0852-55-5658
お問い合わせフォーム