文化財専門職｜職種紹介｜「ソウゾウゾクゾク MATSUE」想像でゾクゾク、創造が続々

どんな仕事？

歴史資料の収集・整理・保存
文化財調査・研究
博物館展示・歴史刊行物の発刊・講座などを通じた情報発信

ココがやりがい！

私たちが暮らす町に、かつてどのような暮らしがあり、どのような人々がいたのか。何を思いながら、どんな人生を送ったのか。想像ではなく、先人が残した歴史資料から遡り、読み解き、現代に再構築する。その過程は決してたやすいものではありませんが、未踏査のフィールドを開拓しているという充実感と、貴重な文化財や歴史的事象の発見者となる感動があります。また、調査は、地域のアイデンティティの根幹に関わるとともに、特定の個人や家の極めてパーソナルな部分に深く踏み込んでいく作業でもあります。根気と気力が必要ですが、その分、地域の方に喜んでいただけたり、思いがけず感謝の言葉をいただいた時の嬉しさはひとしおです。

職員が語る職種の魅力

: 松江城・史料調査課文化財専門職

文化財専門職員は、松江歴史館をはじめとする文化財関係課に勤務し、歴史資料の収集・保存、専門分野の調査・研究、展示の企画・運営などにあたっています。松江市には、考古学・文献史学・美術史など、多種多様な分野の専門職員が多く在籍しており、それぞれのフィールドで専門性を生かした職務に就いています。文化財専門職というと黙々と机に向かうマニアックなイメージを持たれることもありますが、実際には、一般向けの現地説明会や講演など、調査研究成果を活用した教育普及活動にも積極的に取り組んでいます。地域の中に身を置く市職員だからこそ、地域との丁寧な関係づくりを行うことができ、また、得られた関係が次の調査や発見に結びつくこともあります。人と人との繋がりを深く実感できるのが、魅力のひとつと言えます。